プレシーズン最後のサック祭り

とうとうプレシーズンに”アーロン・ロジャース”及び 主戦力は姿を見せず。

特にロジャースは約1年も実戦から遠ざかっているのに、大丈夫なのでしょうか。

 

そんな心配はさておき、プレシーズンマッチ最後の3試合目は同居人のジャイアンツと対決。

2軍試合にも関わらず、予想外の大サック祭りとなりました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジャイアンツ

0

3

0

3

6

ジェッツ

3

7

0

0

10

総評

本日のジェッツの主役はディフェンス。

 

ジャイアンツはQB”ダニエル・ジョーンズ”とバックアップQB”ドリュー・ロック”が欠場で、QB”トミー・デビート”が先発。彼が交代なしで1人で最後まで投げ切りました。

 

ジェッツのディフェンスの先発候補からは、”マイケル・クレモンス”と”ウィル・マクドナルド”の2名だけが出場でしたが、終始デビートを包囲しプレッシャーをかけまくります。

 

 

ディフェンスのハイライト集

 

「相手は2軍のOLだから簡単に抜けるのだろう」と思っていたら、ジャイアンツの2022年ドラフト全体7位のOL”エバン・ニール”(No73)まで抜いてサックしています。

 

”エバン・ニール”を抜いてサックしたDE”タカリスト・マッキンリー”の2.5サックとドラフト外ルーキーDE”ブライデン・マクレガー”の2サックを筆頭に計8サックでタコ殴り。

( ゚∀゚)o彡゜

 

このDE”タカリスト・マッキンリー”という選手、元は2017年ドラフトにてファルコンズが1巡(全体26位)で獲得。

しかし、ファルコンズで4年過ごしたあとは毎年チームが変わる期待外れのジャーニーマンと化していました。

 

サック量産に期待していた”ハーソン・レディック”との契約がまとまらない現在、彼がロースター争いに大きな爪痕を残したことは間違いないでしょう。

 

 

おまけにディフェンス陣は4thDown-1ydのギャンブルも止める好調ぶりで、TDを与えません。

スクランブルで走られるシーンはあったものの、相手のポケットをガンガン潰して追い込みまくる痛快なディフェンスでした。

 

 

一方、オフェンスはまたもQB”アーロン・ロジャース”、QB”タイロッド・テイラー”、ドラフト5巡QB”ジョーダン・トラビス”は欠場。

その他のポジションも主力は欠場で結局、プレシーズンは全て2軍試合となりました。

 

ドラ5のQB”ジョーダン・トラビス”を1回も試合に出さなかった理由は、彼はドラフト前から足首を負傷していたためドラフトでの評価を大きく下げており、ジェッツ的には彼の1年目は治療と育成に専念するようです。

 

ということで先発は噂のQB”エイドリアン・マルチネス”が前半を担い、QB”アンドリュー・ピーズリー”に後半を任せます。

 

マルチネスはやはり存在感が光っており、控えQBレベルでは見られない鋭いミドルを通し、かつ、パスのみならずスクランブルのロングゲインで1stDownを奪います。

 

 

しかし、今日のオフェンスの主役はラン。

昨シーズンはキャンプ中の負傷でほとんどを棒にふった2023年ドラフト5巡RB”イスラエル・アバニカンダ”が爆発。

 

持ち前の当りの強さでオフェンスを支え、さらにパワーランで45ydのTDランを決めました。

 

これぞドラフト時から期待していた3rdDown-shortを取れるラン。

タイプの異なるエースRB”ブリース・ホール”と併用すれば、ロジャースを支える大きな武器となるでしょう。

 

後半から登場したQB”アンドリュー・ピーズリー”に関しては、これまでのプレシーズン全試合に出場しており そこらの控えQBより悪くないのですが、どうしてもマルチネスと比較すると劣ります。

特にプレッシャーを受けた時の足とコントロールの悪さが目立ち、得点ドライブはありませんでした。

 

これはカットでしょうな・・

(´・ω・`)

 

加えて今回はSTに事件が発生。

ベテランK”グレッグ・ズーライン”がこれまで好調が嘘のように、33ydと47ydのFGを外しました。

 

プレシーズン2試合目までK”オースティン・セイバート”と正キッカー争いをしており、ほぼズーラインに決まったと思った矢先に、とんでもないミスを連発してくれました。

 

どうなる正キッカー!?

 

そんなこんなでプレシーズンマッチは終了。

NFL2024年シーズンは日本時間9月6日(金)のレイブンズvsチーフスで開幕。

 

我らがジェッツは、昨シーズンと同じ9月10日(月)のマンデーナイトでNFCチャンピオンの49ersと激突という、エグい開幕戦を組まれました。

アメリカ大陸の反対側となる西海岸へのロードであり敗戦濃厚ですが、とにかく「1試合”アーロン・ロジャース”が無事」という低すぎる目標をもって望みたいと思います。