ウワサどうり
前からハリスにタグを貼るという話がありましたが、噂どうりとなりました。
JETSはLB”デビット・ハリス”に正式にフランチャイズタグを貼りました。
JETSがフランチャイズタグを使うのは2006年以来の久々です。
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昨シーズンはハリス、リーヴィス、ファーガソン、マンゴールドの契約問題四天王のうち、ハリスを除く3人とは苦戦しながらも契約延長しました。
だが、ハリスは契約がまとまらなかったため、GM”マイク・タネンバウム”はハリスを引き止める事が最優先事項として、フランチャイズタグを使って彼を引き止めます。
▼#52:デビット・ハリス(David Harris)
デビット・ハリスは2007年ドラフト2巡目にて獲得。その実力は即戦力級で、守護神”ジョナサン・ビルマ”をセインツにトレードし、その後釜として2008シーズンに先発に昇格しました。
2009シーズンは初戦から11タックルを決める活躍を見せ、2試合連続でインターセプトを記録。今シーズンは99タックル3サック、1FF。”バート・スコット”とタッグでランストップの要として活躍しました。
▼フランチャイズタグって?
初心者に易しい事だけが強みのサイトなので、何回か書いてきましたがもう一度、説明。
フランチャイズタグとは、フリーエージェントの資格を得た主力選手を、チームに引き止めるために各チーム1名だけ指名する事が出来きる権利です。
フランチャイズ指定された選手は、他のチームのオファーに対してサインをすることは出来きますが、7日以内に所属チームが、それと同等の契約を提示するこ事により移籍を阻止することが出来きます。
つまりどうしてもチームに必要な選手に対して使用できる切り札的な契約なのです。
また、7日以内に新契約を提示せず移籍を認めた場合には、 移籍先のチームから、補償として2つのドラフト1巡指名権を受け取ることが可能。有力選手を放出する代わりにドラフト権が貰えるというチームに取ってもオマケがあります。そしてこの契約の最大のウリは!!
「”そのポジションのNFL高額年俸者上位5名の平均額以上”、 または、”前年のサラリーの20%増し”の内、 どちらか高い方の1年契約をしなければならない」
という選手にとっては超セレブな契約内容です。
▼労使協定の問題は?
リーグ側は3月4日に労使協定が切れるならば、フランチャイズタグは意味を成さないと言ってますが、一応2月10日からタグを貼ることを認めています。
昨シーズンにもう一歩行けなかった悔しさはこの契約問題のこともあって、同じ戦力がなかなか維持できないNFLではほんといい時にいけるところまでいかないと次のチャンスが簡単には来ない気がしますよね。
ちょくちょくニュースサイトは見てますが、まだ契約がどうなるか、この労使交渉もあって、はっきりするまで時間がかかりそうですね。
ハリスはとりあえず押さえた感がありますが、労使交渉のコメントにもあった、他の主力4人も昨シーズンのリベンジのために残ってほしいですよね。
日本人的感覚だったら「金よりチームのリベンジのために残る」という選択肢が最初に来そうですけど、そうはならないんでしょうかね。アメリカで働いているとそういう人は少ない気がします。
85はエドワーズ、ホームズのどちらかはいなくなることを前提の噂なんでしょうけど、彼が来るより若い二人に残ってほしいですね。来たら来たでおもしろそうではありますが。
クレメンス、ゴルストンはさよならだと思いますが、残ったらサプライズでしょうか。
キッカーはとりあえず押さえたみたいですが、補強の狙いはどのあたりになりそうですか?
もちろん主力4人の動向で大きく動きますが、ぱっと思いつくのはTEにケラーの負担を減らせる一枚かなと?
RBやOLは維持できましたが、WRが悩みどころですね。エドワーズは落球が無くなり、ホームズはピンチに強いというこの2枚の流出は避けたい。85の人が来ると、T.Oやモスのようにチームが壊れそうで怖いです。
ゴルストンはシーズン終盤はインアクティブに置きっぱなしだったので、確実にさよならでしょう。クレメンスは残っていたとしても、JETSと対戦するチームが情報収集のために、開幕ギリギリに引き抜きそうな感じ。
TEも欲しいところですが、ブロック専門のハートソックが負荷を分散してくれ、FBを多様するチームなので考えどころですね。
いずれにせよ、今年も中途半端に勝ち上がったためにドラフトが不利になりましたので、今回もあちこちに譲渡してUPし、少数精鋭の獲得となるのでしょう。。