世にも奇妙なハロウィンゲーム
泥沼5連敗のジェッツの次の相手は、6勝AFC南首位のテキサンズ。
ジェッツはここで踏ん張らないとシーズンエンド同然の崖っぷちでございます。
しかし、相手テキサンズも実は不安要素を多く抱えており戦力はほぼ互角。
まさにシーズン中盤の天王山ですが、珍プレーありスーパープレーありの実に奇妙な試合となりました。
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
テキサンズ |
0 |
7 |
3 |
3 |
13 |
ジェッツ |
0 |
0 |
7 |
14 |
21 |
オフェンス
まず、キックオフ数時間前にWR”アレン・ラザード”がIR入りする悲報が伝えられ、前試合に続いてレシーバーを1枚失う事になります。
それに加えてアサイメントミスなどもありオフェンスが噛み合わない序盤でしたが、レッドゾーン手前に進むと これまでほぼ出番が無かったWR”マラキ・コーリー”へトスしてエンドランからタッチダウン!!
Malachi Corley crossed the goal line, but left the ball behind 🫣
🎥: @nyjets pic.twitter.com/D5imvcxZkC https://t.co/ygmj6yohFB
— The 33rd Team (@The33rdTeamFB) November 1, 2024
とっておきのプレーでのタッチダウン!これは良い流れを作るぞ!!
と、思ったら・・・・
Malachi Corley just pulled a DeSean Jackson. pic.twitter.com/MwfWPB3QHJ
— Ari Meirov (@MySportsUpdate) November 1, 2024
エンドゾーンを入る前にボールを手放しとる!!!
!∑(゜ Д゜)
タッチダウンの喜びが一転し、無得点でタッチバックとなりテキサンズオフェンス!!
まさに天国から地獄!!アホかぁぁあ~!
(屮゜Д゜)屮
昔こんな痛いプレーはどこかで見た事ありましたが、まさか今ジェッツで出るとは思いませんでした。
いや、ジェッツだから出る?
これを含めて、前半のオフェンスは目も当てられないジェッツ。無得点に終わり、観客は絶望にむせび泣く。
Jets fans are already having a tough night after one drive 🫠 pic.twitter.com/XlIDYtF3c0
— The 33rd Team (@The33rdTeamFB) November 1, 2024
しかし、打って変わって後半は4×1のバンチフォーメーションで攻め立て、かつ、テキサンズDE”ウィル・アンダーソンJr”が負傷して下がるチャンスもあり、オフェンスにリズムが出たところでWR”ギャレット・ウィルソン”の見事なワンハンドキャッチ・タッチダウン!
ONE-HANDED GARRETT WILSON TOUCHDOWN 🚨#HOUvsNYJ on @NFLonPrime pic.twitter.com/rvDWanuax5
— New York Jets (@nyjets) November 1, 2024
そして、第4QにまたもWR”ギャレット・ウィルソン”が後世に語り継がれるようなスーパープレーを見せる!
ロジャースからのロングパスをエンドゾーンで
ワンハンドキャッチTD!
キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
report:garret wilson one-hand towch down pic.twitter.com/UfAX7ew3uF
— JETS狂のつぶやき (@jetskyou) November 1, 2024
スローでもう一度
— JETS狂のつぶやき (@jetskyou) November 1, 2024
エアジョーダンのロゴばりの素晴らしいレシーブですが、片足が入って無くない?
!∑(゜ Д゜)
しかし、これはレシーブ後に右足がエンドゾーンについていないものの、左足のスネがついているためフィールド内にダウンしたと同じで有効なのです!
(∩´∀`)∩ワーイ
なんという運動神経、いや本能。驚異のダブルスーパープレーで奪ったタッチダウンレシーブを決めたからには、負けるわけにはいかなくなってきた!
第4Q終盤、4点リードで残り3分。オフェンスは時間を少しでも潰したい3rdDown-3yd。
通常ならランかショートパスで1stDown更新すべきところで、またもビッグプレーが飛び出す。
前のめりになったところで、マブダチWR”ダバンテ・アダムス”へのロングパス・タッチダウン!!
( ゚∀゚)o彡゜
report:adams touch down pic.twitter.com/9ZOySQ410G
— JETS狂のつぶやき (@jetskyou) November 1, 2024
お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません!
パッカーズで長年積み重ねてきた夢のホットラインがジェッツで開通!
ちなみにアダムス、第3Qにレシーブの際に右肩から地面に堕ちて負傷し、しばらくフィールドに出ておらず 復帰してのこのプレーでした。
ネトフリ「ワイドレシーバー」でも見せた諦めない精神は本物。
これが決勝点となり、ジェッツが勝利し5連敗から脱出!
QB”アーロン・ロジャース”のスタッツは、パス22/32回211yd獲得、3TD、レーティング118.1。
ジェッツが3TDパスを決めたのが32試合ぶりとのことで、どんだけ攻撃力の無いチームだったかと。
大活躍のWR”ギャレット・ウィルソン”のスタッツは9レシーブ90yd獲得2TD、WR”デバンタ・アダムス”は7レシーブ91yd獲得1TDと、レシーブはほぼこの二人。
アダムスが試合ごとに調子をあげています。
テキサンズはDE”ウィル・アンダーソンJr”とDE”ダニエル・ハンター”という強力なパスラッシャーを抱えておりますが、それに対して2被サック、4QBヒットに抑えたOLの働きも勝因でした。
この試合、2024年ドラ1のOL” オルムイワ・ファシャヌ”が人生で始めてGに入ってOLの脆弱性をカバー。
ラッシュを漏らすことはあれど、初めてとは思えぬパフォーマンスを見せました。
Olu Fashanu – Every Snap – #Jets vs #Texans Week 9 pic.twitter.com/fvpgBNE2xW
— JetsTalk24/7 (@JetsTalk247) November 1, 2024
RB”ブリース・ホール”のランも大きく抜けはしないものの、ぼちぼち出てくれたのも良い感じでしょう。
今後の課題は後半からのオフェンスをスタートからできるかどうかです。
できれば、残り試合全勝も夢ではありません!
ディフェンス
意外にも弱点が多かったテキサンズのオフェンス。
1)エースWRがいない
WR”ステフォン・ディグス”が先週のコルツ戦でACL断裂によりシーズンエンドに加えて、この試合で復帰すると聞いていたWR”ニコ・コリンズ”が復帰せず、テキサンズはパスの飛車角を抜いた状態でした。
ほんと、これは運が良かったとしかいえません。
代わりにWR”タンク・デル”にめちゃくちゃレシーブされましたけど、欠けた2人のどちらかいたら 13失点で済まなかったでしょう。
2)噂以上に弱いパスプロ
ビックリしたのが、地区の首位とは思えないぐらい弱いパスプロ。
プレビュー記事でOLが弱い事を指摘しましたが、これはあくまでデータ的な話。
実際に対戦してみて「ええ~!?」と、思うぐらいパスラッシュが抜けます。
sack first, then we dance! @QuinnenWilliams SACK!!! #HOUvsNYJ on @NFLonPrime pic.twitter.com/VfxeoYDr15
— New York Jets (@nyjets) November 1, 2024
CLEMONS SACK 💪#HOUvsNYJ on @NFLonPrime pic.twitter.com/igYkL9LVmV
— New York Jets (@nyjets) November 1, 2024
こう見るとLGが弱いですね。レッドゾーン付近に来るたびに潰されて後退するストラウド君に同情します。
終わってみれば8サック11QBヒットの大サック祭りでした。
ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ
やはりDT”クイネン・ウィリアムズ”は強い。正面からOLをぶち破り1.5サック、4QBヒットの活躍です。
問題のLB”ハーソン・レディック”は0.5サックですが、かなりプレッシャーをかけるのに貢献していたと思います。
その他、RB”ジョー・ミクソン”のランが抜けたらホールディングだったり、致命的にリズムを崩す反則が多かったように思えますが、最終的には反則と罰退ヤードはジェッツの方が上だったので、ここはあえてフタをしときます。
(もう言ってるやん。)
DBに関しては、IR入りしたS”チャック・クラーク”の代わりのS”ジェイレン・ミルズ”が当たっています。
CB”ソース・ガードナー”は先週同様にホールディングをやらかしたり、足を痛めるシーンがありパフォーマンスの低下が気になりますね。
ちなみにLB”C.J・モズリー”はまた欠場。ベテラン、1回欠場しだしたら長いのよ。
スペシャルチーム
プレビュー記事でも書いた通りK”グレッグ・ズーライン”がIR入りして、その代わりは”ライリー・パターソン”。
彼は2021年にドラフト外でバイキングスと契約するも、その後はいろんなチームを行ったり来たり。
ライオンズとジャガーズとは2回契約するほどのジャーニーマンで、この度はジェッツでチャンスを得ました。
今試合での成績はエクストラポイントを3回成功(1本バーに当たってから入る)しましたがFGは蹴る機会がありませんでした。今後に期待です。
それよりSTで酷かったのは反則でした。
せっかくパントに追い込んだのに関わらずラフィン・ザ・キッカーでファーストダウンを更新され、さらにフィールドゴール時に無防備なセンターに故意に接触したためアンネセサリー・ラフネスを取られてファーストダウンをまた献上。
これ、高校生でもやらないレベルの反則らしいです。
マジでなにやってんの。
ヽ(`Д´)ノ
しかし、ファーストダウンにしてしまったフィールドゴールに関してはこの後も止めて蹴り直しになるも、フィールドゴールが外れたので結果オーライでした。
(・ω<) テヘペロ.
ズーラインが抜けたおかげ(?)で勝利できたものの、STの荒れ具合が心配であります。
それにしても、テキサンズで長年キッカーを務めている”カイミ・フェアバーン”が2本のFGを外しました。
56ydは仕方ないとして、もう1本は27ydの目をつぶっても入る距離です。
ズーラインしかりキッカーの間で変な病気が流行っているのでしょうか?
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
総評
勝った!地区首位に勝ったよ!
( ゚∀゚)o彡
内容は褒めれたものではに無いにしても、ようやく暗いトンネルを抜けました。相手がテキサンズだっただけに自信もついたでしょう。
近年は、なぜかジェッツはチームがボロボロの状態でもテキサンズには強く、これで3連勝しています。
古くはQB”マーク・サンチェス”が試合終了直前にTDパスを通して、奇跡の逆転勝利をした時の”マット・ショーブ”の何とも言えない表情が忘れられません。
さぁレギュラーシーズン後半戦、できれば全勝してプレーオフに滑り込みたいところです。
いける!この勝利で絆が深まったジェッツならいける!
俺たちの戦いはこれからだ!!
(´∀`)
(・・これ打ち切りマンガのやつ)
突然のサラーの解雇事件に愛想をつかしてWoody Johonsonがオーナーを辞めるまではJetsファンを辞めることにしましたが、ギャレットウイルソンの応援だけは続けています。
G5(ギャレットウィルソン)は本当に素晴らしかったです。10回のターゲットで9レシーブ、どちらのTDも片手。そしてゲーム後のインタビューでも「勝つためにできるだけのことをしていくだけ」自分のTDについては「あれは良かった」の一言だけと謙虚でまじめ。
一方口の悪いJetsファンからは「相変わらずロジャーズのパスのコントロールが悪い。G5でなければキャッチできなかった。トレーニングキャンプを欠席してエジプト観光なんかしているからダバンテアダムスのように昔から呼吸が合っている選手以外とはタイミングが合わない。といった声が結構出ています->なんとなく納得。
でも、何よりマラキ・コーリーのファンブルをはじめ相変わらずのペナルティの多さに「このチームは規律が取れていない」「コーリーはファンブル直後のシリーズでもスクリメージに出ていた。 レックスライアンやべリチックのような厳格なコーチなら絶対ベンチに下げる」といった声が出ています。
少し冷めた目で見ると、チーム全体のモチベーションも決して高くない中、G5だけが孤軍奮闘しているように見えます。
ガードナーもなにかモチベーションが下がっている感じのなか、ギャレット・ウィルソンが際立ちますね。
彼の不屈の精神がチーム全体に伝播するといいのですが、この試合をきっかけに変わっていって欲しいです。
ズーラインはしばらくいなくなりましたし。
色々とミスもありましたが、何はともあれ“白星と言う名の良薬”に結び付く事が出来ましたね
今年のがっかりプレー・オブ・ザ・イヤーは決まりでしょうかw
やらかしたマラキ・コーリー君はサイドラインにずぅっと立たされたまま(バケツは持っていないw)
4Qにやっとプレーに参加させてもらったがおとりともいえないような無駄走りを2回だけ
来週、居場所があるのか心配なレベル
( ;´-`)。oO(手に汗握るオフェンスがうらやましい(ボソッ))
がっかり・オブ・ザ・イヤーを忘れていました。
今年は候補を全くメモっていないので、また皆様から選択肢を集めます。
2年連続でロジャースにならないことだけを祈ってますよ。
前半は見るのやめようかという展開でしたが、ディフェンスが粘り、ウィルソンのおかげで攻撃が息を吹き返しました。ロジャースもやれるところを見せました。星勘定は非常に厳しいですが、応援する気力が戻ってきました。
ほんと前半は絶望しかありませんでした。
ギャレット・ウィルソンの不屈の精神がみなに伝わったと思います。
まだまだ厳しい状況ですが、この勝利をきっかけに連勝につなげてほしいところです。
つっこむところは、いろいろとあるのかもしれません。
しかし、ジェッツ狂さんが書いているように、暗いトンネルをぬけた!!!
5連敗に加えて、信じられないミスで6連敗かもしれなかった危機をギャレット・ウィルソンが救ってくれました!!
本当にミラクルなタッチダウン!!!
ジャンピングワンハンドにくわえてのすねを残すなんて、よくわからない身体能力!!!
ここからどうなるのか、いろいろと不安材料はありますが、
シーズンは終わっていないという事実が嬉しいです!!!
次のカージナルス戦までに練度をあげて、この後は勝ちまくりのミラクルを信じたいです。
いやー、タッチダウンを手放した時点で「終わった」と思ったところをよく立て直しました。
来週、カーディナルスも強敵ですが、この勢いで連勝しまくってミラクルに期待したいです。