世にも奇妙なハロウィンゲーム

泥沼5連敗のジェッツの次の相手は、6勝AFC南首位のテキサンズ。

ジェッツはここで踏ん張らないとシーズンエンド同然の崖っぷちでございます。

 

しかし、相手テキサンズも実は不安要素を多く抱えており戦力はほぼ互角。

まさにシーズン中盤の天王山ですが、珍プレーありスーパープレーありの実に奇妙な試合となりました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

テキサンズ

0

7

3

3

13

ジェッツ

0

0

7

14

21

オフェンス

まず、キックオフ数時間前にWR”アレン・ラザード”がIR入りする悲報が伝えられ、前試合に続いてレシーバーを1枚失う事になります。

 

それに加えてアサイメントミスなどもありオフェンスが噛み合わない序盤でしたが、レッドゾーン手前に進むと これまでほぼ出番が無かったWR”マラキ・コーリー”へトスしてエンドランからタッチダウン!!

 

とっておきのプレーでのタッチダウン!これは良い流れを作るぞ!!

と、思ったら・・・・

 

エンドゾーンを入る前にボールを手放しとる!!!
!∑(゜ Д゜)

 

タッチダウンの喜びが一転し、無得点でタッチバックとなりテキサンズオフェンス!!

まさに天国から地獄!!アホかぁぁあ~!
(屮゜Д゜)屮

 

昔こんな痛いプレーはどこかで見た事ありましたが、まさか今ジェッツで出るとは思いませんでした。

いや、ジェッツだから出る?

 

これを含めて、前半のオフェンスは目も当てられないジェッツ。無得点に終わり、観客は絶望にむせび泣く。

 

しかし、打って変わって後半は4×1のバンチフォーメーションで攻め立て、かつ、テキサンズDE”ウィル・アンダーソンJr”が負傷して下がるチャンスもあり、オフェンスにリズムが出たところでWR”ギャレット・ウィルソン”の見事なワンハンドキャッチ・タッチダウン!

 

そして、第4QにまたもWR”ギャレット・ウィルソン”が後世に語り継がれるようなスーパープレーを見せる!

ロジャースからのロングパスをエンドゾーンで

ワンハンドキャッチTD!
キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!

 

スローでもう一度

 

エアジョーダンのロゴばりの素晴らしいレシーブですが、片足が入って無くない?
!∑(゜ Д゜)

 

しかし、これはレシーブ後に右足がエンドゾーンについていないものの、左足のスネがついているためフィールド内にダウンしたと同じで有効なのです!
(∩´∀`)∩ワーイ

なんという運動神経、いや本能。驚異のダブルスーパープレーで奪ったタッチダウンレシーブを決めたからには、負けるわけにはいかなくなってきた!

 

第4Q終盤、4点リードで残り3分。オフェンスは時間を少しでも潰したい3rdDown-3yd。

通常ならランかショートパスで1stDown更新すべきところで、またもビッグプレーが飛び出す。

 

前のめりになったところで、マブダチWR”ダバンテ・アダムス”へのロングパス・タッチダウン!!
( ゚∀゚)o彡゜

 

お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません!

パッカーズで長年積み重ねてきた夢のホットラインがジェッツで開通!

 

ちなみにアダムス、第3Qにレシーブの際に右肩から地面に堕ちて負傷し、しばらくフィールドに出ておらず 復帰してのこのプレーでした。

ネトフリ「ワイドレシーバー」でも見せた諦めない精神は本物。

 

これが決勝点となり、ジェッツが勝利し5連敗から脱出!

 

QB”アーロン・ロジャース”のスタッツは、パス22/32回211yd獲得、3TD、レーティング118.1。

ジェッツが3TDパスを決めたのが32試合ぶりとのことで、どんだけ攻撃力の無いチームだったかと。

 

大活躍のWR”ギャレット・ウィルソン”のスタッツは9レシーブ90yd獲得2TD、WR”デバンタ・アダムス”は7レシーブ91yd獲得1TDと、レシーブはほぼこの二人。

アダムスが試合ごとに調子をあげています。

 

 

テキサンズはDE”ウィル・アンダーソンJr”とDE”ダニエル・ハンター”という強力なパスラッシャーを抱えておりますが、それに対して2被サック、4QBヒットに抑えたOLの働きも勝因でした。

 

この試合、2024年ドラ1のOL” オルムイワ・ファシャヌ”が人生で始めてGに入ってOLの脆弱性をカバー。

ラッシュを漏らすことはあれど、初めてとは思えぬパフォーマンスを見せました。

 

RB”ブリース・ホール”のランも大きく抜けはしないものの、ぼちぼち出てくれたのも良い感じでしょう。

 

今後の課題は後半からのオフェンスをスタートからできるかどうかです。

できれば、残り試合全勝も夢ではありません!

ディフェンス

意外にも弱点が多かったテキサンズのオフェンス。

1)エースWRがいない

WR”ステフォン・ディグス”が先週のコルツ戦でACL断裂によりシーズンエンドに加えて、この試合で復帰すると聞いていたWR”ニコ・コリンズ”が復帰せず、テキサンズはパスの飛車角を抜いた状態でした。

 

ほんと、これは運が良かったとしかいえません。

代わりにWR”タンク・デル”にめちゃくちゃレシーブされましたけど、欠けた2人のどちらかいたら 13失点で済まなかったでしょう。

2)噂以上に弱いパスプロ

ビックリしたのが、地区の首位とは思えないぐらい弱いパスプロ。

プレビュー記事でOLが弱い事を指摘しましたが、これはあくまでデータ的な話。

実際に対戦してみて「ええ~!?」と、思うぐらいパスラッシュが抜けます。

 

 

こう見るとLGが弱いですね。レッドゾーン付近に来るたびに潰されて後退するストラウド君に同情します。

終わってみれば8サック11QBヒットの大サック祭りでした。
ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ

 

やはりDT”クイネン・ウィリアムズ”は強い。正面からOLをぶち破り1.5サック、4QBヒットの活躍です。

問題のLB”ハーソン・レディック”は0.5サックですが、かなりプレッシャーをかけるのに貢献していたと思います。

 

その他、RB”ジョー・ミクソン”のランが抜けたらホールディングだったり、致命的にリズムを崩す反則が多かったように思えますが、最終的には反則と罰退ヤードはジェッツの方が上だったので、ここはあえてフタをしときます。
(もう言ってるやん。)

 

DBに関しては、IR入りしたS”チャック・クラーク”の代わりのS”ジェイレン・ミルズ”が当たっています。

CB”ソース・ガードナー”は先週同様にホールディングをやらかしたり、足を痛めるシーンがありパフォーマンスの低下が気になりますね。

 

ちなみにLB”C.J・モズリー”はまた欠場。ベテラン、1回欠場しだしたら長いのよ。

スペシャルチーム

プレビュー記事でも書いた通りK”グレッグ・ズーライン”がIR入りして、その代わりは”ライリー・パターソン”。

彼は2021年にドラフト外でバイキングスと契約するも、その後はいろんなチームを行ったり来たり。

ライオンズとジャガーズとは2回契約するほどのジャーニーマンで、この度はジェッツでチャンスを得ました。

 

今試合での成績はエクストラポイントを3回成功(1本バーに当たってから入る)しましたがFGは蹴る機会がありませんでした。今後に期待です。

 

それよりSTで酷かったのは反則でした。

せっかくパントに追い込んだのに関わらずラフィン・ザ・キッカーでファーストダウンを更新され、さらにフィールドゴール時に無防備なセンターに故意に接触したためアンネセサリー・ラフネスを取られてファーストダウンをまた献上。

これ、高校生でもやらないレベルの反則らしいです。
マジでなにやってんの。
ヽ(`Д´)ノ

 

しかし、ファーストダウンにしてしまったフィールドゴールに関してはこの後も止めて蹴り直しになるも、フィールドゴールが外れたので結果オーライでした。
(・ω<) テヘペロ.

 

ズーラインが抜けたおかげ(?)で勝利できたものの、STの荒れ具合が心配であります。

 

それにしても、テキサンズで長年キッカーを務めている”カイミ・フェアバーン”が2本のFGを外しました。

56ydは仕方ないとして、もう1本は27ydの目をつぶっても入る距離です。

ズーラインしかりキッカーの間で変な病気が流行っているのでしょうか?
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

総評

勝った!地区首位に勝ったよ!
( ゚∀゚)o彡

 

内容は褒めれたものではに無いにしても、ようやく暗いトンネルを抜けました。相手がテキサンズだっただけに自信もついたでしょう。

 

近年は、なぜかジェッツはチームがボロボロの状態でもテキサンズには強く、これで3連勝しています。

古くはQB”マーク・サンチェス”が試合終了直前にTDパスを通して、奇跡の逆転勝利をした時の”マット・ショーブ”の何とも言えない表情が忘れられません。

 

さぁレギュラーシーズン後半戦、できれば全勝してプレーオフに滑り込みたいところです。

いける!この勝利で絆が深まったジェッツならいける!

俺たちの戦いはこれからだ!!
(´∀`)

(・・これ打ち切りマンガのやつ)