なんか勝てそうだぞ

レギュラーシーズンも残り5試合。ギリギでシーズンエンドしていないジェッツは、プレーオフ進出に望みを託すドルフィンズと この局面で初対戦です。

 

下馬評では圧倒的にドルフィンズが勝利すると予想されていましたが、試合は意外な展開に。

ジェッツはもう負けた方が得な立ち位置なのに、勝ちそうな展開になるとファンはやっぱり勝利をみたいのです。それがファンだから。

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スコア＆ダイジェスト

ハイライト＆データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

OT

TOTAL

ジェッツ

3

10

10

3

0

26

ドルフィンズ

6

9

0

11

6

32

オフェンス

アーロン・ロジャースが3年ぶりのパス300yd越え

QB”アーロン・ロジャース”は意外にもパッカーズ在籍時代の2021年12月12日から34試合連続でパス獲得ヤードが300ydを超えた事が無く、この試合で339yd獲得して3年ぶりにパス300yd越えを果たしました。

 

ちなみにドルフィンズのQB”トゥア・タゴバイロア”は3週連続で300yd以上を投げており、先週はブラウンズの”ジェイミー・ウィンストン”が497ydも投げていまして、300yd越えとは大した記録ではありません。

 

たしかに、これまでの試合もチェックダウンやサイドライン際へのパスが多く、真ん中にミドル以上の投げ込む事は少ない印象です。

本日の配給はこんな感じ

 

今日みたいに力のあるRBで前に進めたり スイングパスを多用するオフェンスなら、もしQBがブレイディ様ならクロスパターンで真ん中にエデルマンとか走らせてズバズバとミドルを通すんだろうけど・・・

・・とか考えながら見ていても、迷ったあげくにサイドライン際とかになるんですよ。

 

しかしながら、いつもに比べてロジャースもブーツレッグで右に左に動いたりしてノビノビとプレー出来ていました。

その理由はいくつかありまして・・

OLが良かった

基本中の基本でOLがドルフィンズのパスラッシュを抑えていたことでしょう。ポケットが軒並み広く感じました。

3サック喰らっていますが、基本的にロジャースが動けてオフェンスの選択肢は多かったです。

 

LT”タイロン・スミス”がIR入りしたのでLTにドラ1の”オルムイワ・ファシャヌ”が入り、さらにRT”モーガン・モス”がウォームアップ中に手首を負傷したため、早々に”マックス・ミッチェル”に交代してOLがかなり若返った事が功を奏したのかもしれません。

エースRBブリース・ホール欠場を支えた若手RBらのタンデム攻撃

なんと頼みのRB”ブリース・ホール”が欠場したので、RBは飛び級で進学したためNFL史上若いルーキーであるRB”ブレーロン・アレン”。

加えて先週 初のTDランを決めたドラ5のRB”アイザイア・デービス”の2名を偏りなく起用しました。

 

この2名はスピードは無いがパワーと小回りはある系で、これまでに無かったオフェンスを展開することでドルフィンズを翻弄できたのでしょう。

 

アイザイア・デービスは本日も見事なTDランを決め、今後の活躍に期待できます。

WRアレン・ラザード復活！

ロジャースのオフェンスが急激に悪くなったきっかけにWR”アレン・ラザード”のIR入りありましたが、この試合から復帰。

78%のスナップに出て成績は1レシーブ18yd獲得のみですが、存在感を見せました。

WRギャレット・ウィルソンの変態レシーブも復活！

レシーバー陣ではWR”ギャレット・ウィルソン”が7レシーブ114yd獲得、WR”ダバンテ・アダムス”が9レシーブ109yd獲得の活躍。

 

得にWR”ギャレット・ウィルソン”がサイドラインギリギリの変態レシーブを2度も見せます。

このロングパスのシーン、初見では足が外に出たように見えるのですが実は出てないのです。

 

ドルフィンズHC”マイク・マクダニエル”もチャレンジフラッグを手に握りしめたものの、会場に流れるリプレイ映像を見て悔しそうに投げるのをこらえた感じでした。

 

この他にも地面とサイドラインの両方にギリギリすぎるダイビングレシーブも見せてファーストダウンを取ります。

WR”ダバンテ・アダムス”も良いレシーブが多々あったのですが、ギャレソンの変態レシーブにはかなわない。

絶対FAにしてはダメな選手でしょう。

しかし、決め手に欠ける

オフェンスがいつもより総じて良かったのですが、決め手に欠けました。

全クォーターでFGを蹴っており、非常にもったいない。

 

特にロジャースのオーバースローが非情にもったいない。

決め打ちのように真ん中にクイックで投げ込んでINTされかけましたし、雑な時は凄い雑になるメンタル面の課題が大きいです。

ディフェンス

CBソース・ガードナー欠場

LB”C.J・モズリー”のIR入りはずっと不在だったから影響が無いとして、CB”ソース・ガードナー”がハムストリングの負傷で突如欠場となりました。

まぁ、ほぼ消化試合だしガードナーは最近ミスが多いので、無理せず休ませるのは得策でしょう。

やっぱり反則だらけ

先週に続いて今週も致命的な反則に苦しみました。

 

特にCB”D.J・リード”は今シーズンのインターフェアが多いです。

良いパスカットもありましたが、インターフェアは他の反則とは違ってエグい罰退を喰らうので、ミドル以上ではやってはいけません。

当たり前だけど。

 

ラフィン・ザ・パサー や アンネセサリー・ラフネスなど余計な反則も手伝って、計10回83ydの罰退を喰らい、反則により1stDownを与えたのが4回です。

ディフェンスの反則が0回のコルツ戦は一体何だったの・・・

(;´Д`)ノ

QBトゥア・タゴバイロア 3rdDownコンバージョン1回だけ

この試合でジェッツのディフェンスが良かったのが3rdDownコンバージョンの阻止、つまりドルフィンズが3rdDownからファーストダウンを取った回数ですが、なんと1/9。

どうせなら0回で抑えたかったですね。

 

とはいえ、ギャンブルを2回やられて2回通されたのはふがいなし。こうなると3rdDownを抑えた意味がありません。

サック0回！

しかし、サックは0回。

タゴバイロアってファーストターゲットが空いてなかったらモタモタする傾向があると思っていましたが、それでもサック０回。

 

契約で揉めて途中から満を持して入ったEDGE”ハーソン・レディック”は現在6試合出場で0.5サックです。

なんなんよ、コイツ・・・

(´д｀lll)

敗因、今日も踏ん張れないディフェンス

2試合連続でジェッツがリードする展開だったのですが、やはりディフェンスが最後に踏ん張れない傾向が強いです。

 

第4Q開始時は23-15と8点差で、1発TDでひっくり返らない安全圏。

そこからTD取られた挙句に2ポイントまで決められ、同点になります。

 

オフェンスも意地でFGを決めて再びリードするも、タイムアップ寸前でFGレンジまで行かれて同点となり、今シーズン初のオーバータイムへ。

そしてオーバータイムで先行を取られ、1回でTDを決められてジェッツはオフェンスすることなく負けました。

 

終盤までリードしていて、タイムアップ寸前で負ける。このパターンが今シーズンは多いです。

今更ですけど、2勝3敗の時点でHCをクビにする必要はあったのか？

サラーHCの方がオフェンスは下手なれどディフェンスは機能していました。

 

HC交代前は2勝3敗で、交代後は1勝8敗。分かりやすいオーナーの大失敗ですね。

ウッディ・ジョンソンは何と言い訳する？

(｡ﾉε｀｡)

スペシャルチーム

今日も素晴らしいのが途中加入のK”アンダース・カールソン”君。

FGを4本蹴りましたが4本とも成功です。

 

彼の今シーズンは、ジェッツに来る前にチーフスで2本とカウボーイズ3本、最長で58ydのFGも蹴って全て成功。

そして、ジェッツではWeek12のコルツ戦からキッカーを務めて6本のFGを全て成功しています。

 

つまり、今シーズンは11回のFGを蹴っていますが、1本も外しておらず成功率100%。

過去に戻れるなら、開幕前にズーラインをカットして彼を入れたかった・・・
（私にそんな権限は無いが）

総評

先週に続いて、すごい勝てそうな空気をかもしだしておいて敗戦。

ドラフトの事を考えると負けて良いのですが、やはりファンとしては勝利した方が一週間のメンタルは向上します。

 

シーズン前半はズーラインのFGに泣き、シーズン中盤はロジャースのオフェンス、そして今はディフェンスの粘りの無さに泣かされております。

本当にどこか良くなると、どこかが悪くなる。一気に全部が良くなることが無い不思議なチームであります。

 

今週の結果をもってジェッツのシーズンエンドが決定いたしました。

14年連続でプレーオフに出場していないという、北米スポーツ業界のワースト記録を更新中です。

 

希望に満ち溢れたシーズンもフタを開けばザック・ウィルソン時代より悪化。

選手だけ見ると素晴らしいチームなのに、

WHY!？(;´Д`)ノ

 

振り返ると、↓これがターニングポイントだった気がします。

【悲報・オードリー春日の呪い】春日、ジェッツのジャージを着る
少し予想はしていた Week03のNFL倶楽部が放送されましたが、春日が早くも動きました。
2024-09-29 09:18

 

オードリー春日の呪い、もはや認めざる得ませんね。

 

そんなこんなで、ジェッツファンの方々は今シーズンもお疲れさまでした。

来シーズンこそ、やってやりましょう！

( ・｀Д・´)+キリッ

 

いや、その前に最終戦でドルフィンズにリベンジだぁ！