病み上がりQB対決
盛り上がるプレーオフですが、ワイルドカード4戦目はこれまでと少し状況が変わります。
両QBが直前まで負傷を抱えているチーム同士の対決となりました。
パッカーズのQB”ジョーダン・ラブ”はWeek18のベアーズ戦で第2Qに右肘の痛みを訴えて途中降板。
イーグルスQB”ジェイレン・ハーツ”はWeek16のコマンダーズ戦の第1Qに頭部にヒットを喰らった事による脳震とうによりWeek17とWeek18を欠場し、この試合が復帰戦となります。
病み上がりの両QBを支えるチームの戦略が重要となる一戦となりました。
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
パッカーズ |
0 |
0 |
3 |
7 |
10 |
イーグルス |
10 |
0 |
6 |
6 |
22 |
総評
パッカーズをまず襲った悲劇が試合開始のキックオフ・リターン・ファンブルロスト。
パッカーズCB”キーション・ニクソン”が最初のリターンで自陣深くでタックルされた際にポロリして、イーグルスにカバーされます。
That’s actually our ball to start @BangTimeBurks | @TrotterJr54 pic.twitter.com/eYhdSUO2Jd
— Philadelphia Eagles (@Eagles) January 12, 2025
野球で例えるなら1回表で先頭打者が打席に入る前にチェンジ!かつ、その裏は2塁ランナーがいる状態でスタートという酷い事がアメフトでは起こります。
これを起点イーグルスにTDを奪われますが、最初のTDパスでOLが6.5秒も耐えた事が話題になりました。
Jalen Hurts dropped back for 6.75 seconds on his 11-yard TD pass to Jahan Dotson, the longest time to throw on a TD pass from a clean pocket this season.
No Packers pass rusher got within 2.5 yards of Hurts at any point in the dropback. https://t.co/rk1wn2Tku3
— Next Gen Stats (@NextGenStats) January 12, 2025
パッカーズはスタートからハンデを背負った上に、QB”ジョーダン・ラブ”は肘の負傷の影響もあったのかオフェンスに精彩を欠きます。
ドラゴンスクリューみたいなサックを喰らいます。
THAT’S A @SmithNoland2 PLAYOFF SACK pic.twitter.com/tbYnqQnT41
— Philadelphia Eagles (@Eagles) January 12, 2025
さらにインターセプト献上。CB”ダリアス・スレイJr”が張り付いているレシーバーに投げるとはどうかしてるぜ!
Big PLAYOFF Slay!! pic.twitter.com/MRmxBqiAwt
— Philadelphia Eagles (@Eagles) January 12, 2025
前半最後も見事なインターセプト。
If at first you don’t succeed, try, try again @zackbizzaun | #FlyEaglesFly pic.twitter.com/iBquDngjPD
— Philadelphia Eagles (@Eagles) January 12, 2025
さらにFG失敗もありパッカーズは前半0点で、最悪の3ターンーオーバー。
イーグルス相手にこの展開だと3ポゼッション差ぐらいついてそうなのですが、前半終了時点のスコアはなんと
0-10
ハーツもコンディションは万全では無かったようです。
QBを支えるべく目立ったのがTE”ダラス・ゴーダート”。パワーで押し切ってTD。
report:phi Dallas Goedert TD pic.twitter.com/BYaZd0JTSC
— JETS狂のつぶやき (@jetskyou) January 15, 2025
一方、パッカーズは第4QにRB”ジョシュ・ジェイコブス”が根性の31ydTDラン。
硬いイーグルスのディフェンス相手に苦戦し続けたため、これがパッカーズ唯一のTDでした。
Report:Josh Jacobs pic.twitter.com/depOMY9hTh
— JETS狂のつぶやき (@jetskyou) January 15, 2025
両チームのタイムポゼッションもプレー数もほぼ同じ。
ただパッカーズは前半でターンオーバーを量産して得点出来なかったことが響いて、10-22でイーグルスが勝利し2回戦にコマを進めました。
イーグルスQB”ジェイレン・ハーツ”のスタッツは、13/21回131yd獲得、2TD。ランは6回36yd。
このパス獲得ヤードの少なさに関しては、脳震とうからの復帰戦で正直、本調子では無かったでしょう。
ハーツを支えたRB”セイクワン・バークリー”はラン25回119yd獲得。
しかしながら、この勝利はディフェンスの貢献度の方が大きいです。
敗れたパッカーズQB”ジョーダン・ラブ”のスタッツは、20/33回212yd獲得、0TD,3INT。
シーズン後半はずっと0INTでミスの少ないプレーを続けてきたものの、この試合は3INTを献上してラブらしからぬ敗戦でした。
先週の右肘の負傷に関して、試合後の会見では「敗戦と右肘の負傷は関係ない」というコメントを残していますが、少なくとも影響はあったでしょう。
一発勝負のプレーオフにおいて、コンディションの維持やトラブルのフォローも明暗を分けます。