クレイジーには理由がある

こんにちワイルドカードプレーオフ、放談の時間です。

先ほどUPした記事 NFL2015シーズン Week16 ペイトリオッツ戦 にてオーバータイムでのコイントスでパッツがコイントスに勝利したにも関わらず、キックを選択し、結局それがパッツの敗因となった事について、選択ミスだという解釈がされておりましたが、実はそうではない話がでてきました。

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望んでキックを選択した?

オーバータイム突入のさいにペイトリオッツのSTリーダー”マシュー・スレーター”がコイントスで勝利したにも関わらず、オーバータイムで確実に選択するであろう先攻(レシーブ)を選ばずに 後攻(キック)を選んだ事に関して、後のマシューズと審判がもめたシーンもあったことから 「精神エラーが起こった」などツィートなどでは、彼が狂ったように扱われました。

G+の実況でも彼がミスをした解釈で解説を進めていました。

 

しかし、コメントにて Redwingさん よりキックを選んだのは彼のミスでないという 意見を頂きました。そこで私も調べてみました。

まずスレーターは審判と口論してましたが、この時に審判と彼とでなんと話していたか?

スレーター:「へい、なんで俺たちが勝ったのに選択できない?」

ブラックマン(審判):「キック選んだでしょ」

 

この直前のコイントスで表が出たシーンで、たしかにスレーターが「キック」と言っているので、このやり取りを見ても彼の脳を医者に見てもらった方がいいと思うぐらいボケたように見えます。

昼食を食った後に昼食を要求してくるおじいちゃん状態ですな。

今週はレッドスキンズのカズンズも前半終了まぎわにエンドゾーン手前まで進んだにも関わらず、ニーダウンして時計を流すクレイジーな事をしでかしたので、「みんな精神的にも疲れてるんだなぁ」と思うのは無理は無いでしょう。

 

だがしかし!!スレーター曰く 、彼はベリチックから指示されていたとの事なのです!!
 ∑(゜ Д゜)

実際にベリチックは2013年のブロンコス戦、風の強いフォックスボローにてオーバータイムでキックと風上を選択して、最後はFGを決めて勝利したという実績があったのでした。

加えて、同年にバイキングスも強風の日にオーバータイムでキックを選択して勝利したらしいのです。

 

つまり、スレーターは実際にはどちらのサイドを自陣にするかを選びたいために、「どっち方向から蹴りたい」という言葉を使ったため、最初に「キック・・」と言っちゃったわけです。それが審判にはキック、レシーブ、サイドの選択肢のうちの「キック」として捉えられ、この後にクロマティが自陣を決めたため、審判への抗議は「なんで俺が自陣を選べないの?」という意味での発言だったのです。

NFLのルールブックに「1回決めたら取り消しできないよ」と書いてあるので、言い間違えは致命的なのです。

 

でもね。今回のJETS戦の気候は穏やかで強風もありません。では、ベリチックが自陣を選びたかった理由は何なのか謎ですが、2013年のブロンコス戦での勝利の経験がそうさせたのならば、JETSの今回の勝利は2013年からの前ふりがあったという、非常に奇妙な勝利となります。

 

なにわともあれ勝利は勝利。いろいろな間違い、ありがとう!!

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