今シーズンはひと味違う

レギュラーシーズンもあと4週ということで、最終局面の各地区の状況をおさらいをします。

AFC東(AFC EAST)

EAST

ペイトリオッツ

11

2

ビルズ

9

4

ドルフィンズ

6

7

ジェッツ

3

10

 

→毎週、当ブログで確認していますが、予想外のペイトリオッツが現在10連勝し2位ビルズに2勝差をつけて地区首位です。

 

直接対決でもペイトリオッツはビルズに1勝しているので、次週の直接対決でビルズは勝利しないと地区優勝はかなり難しくなります。

 

ドルフィンズは怒涛の4連勝で6勝。残り4試合も全て勝てば、ワイルドカードに残る可能性はあります。

 

我らがジェッツは既にシーズンエンド。15年もプレーオフに出場しておりません。

つまり、今の中学生はジェッツがプレーオフに出場してるところを見たことがないんですねー。

おお、怖っ

AFC北(AFC NORTH)

NORTH

スティーラーズ

7

6

レイブンズ

6

7

ベンガルズ

4

9

ブラウンズ

3

10

 

→一時は首位を奪われたスティーラーズがレイブンズとの直接対決に勝利して再び首位を取り返しました。

 

レイブンズは最終戦でもスティーラーズと対戦するので、それまでに勝利を重ねておきたいのですが、この後の対戦相手が一度負けているベンガルズ、10連勝のペイトリオッツ、NFC北の鉄板パッカーズと難敵ばかりが続きます。

 

個人的にはスティーラーズがこのまま地区優勝して、ロジャースがジェッツでは成しえなかったプレーオフへの返り咲きを見てみたいです。

 

ベンガルズはQB”ジョー・バロウ”が復帰するも時すでに遅し。ブラウンズは既にシーズンエンド決定です。

AFC 南(AFC SOUTH)

SOUTH

ジャガーズ

9

4

テキサンズ

8

5

コルツ

8

5

タイタンズ

2

11

 

→シーズン中盤まで圧倒的に強かったコルツがなんと3位に堕ちました。

ジェッツからトレードでソース・ガードナーを獲得した後から調子が狂い、とうとうQB”ダニエル・ジョーンズ”が負傷によりシーズンエンドと最悪の状況です。

 

逆に序盤は冴えなかったテキサンズが強力な守備でビルズ、チーフスなど強豪を次々と撃破し8勝で2位に浮上。

 

そして地区首位の9勝ジャガーズは勝てる試合を確実に拾ってきた感じで4連勝中。

来週はジェッツと、最終戦はタイタンズとカードもめぐまれています。

このまま逃げきれるか?

AFC 西(AFC WEST)

WEST

ブロンコス

11

2

チャージャーズ

9

4

チーフス

6

7

レイダーズ

2

11

 

一番の驚きがこの地区

近年のAFC王者であるチーフスが現在6勝でプレーオフを逃す可能性が大きくなってきました。

 

昨シーズンのスーパーボウルでの敗戦、かつ、イーグルスにバラされたマホームズ対策が普及してしまった影響でしょうか。

 

ブロンコスとチャージャーズは昨シーズン好調を維持しております。

 

ピーキャロとジーノが来たレイダースは未だ2勝でであり、これはジャイアンツ、タイタンズにならぶリーグ最下位の成績です。

 

これはかつてピーキャロが得意としたドラフト上位をトレードして下位PICKを錬金術のように増やす作戦の前触れでしょうか。

NFC 東(NFC EAST)

EAST

イーグルス

8

5

0

カウボーイズ

6

6

1

コマンダース

3

10

0

ジャイアンツ

2

11

0

 

→王者イーグルスの独走で、NFC東ではめったにない地区連覇のシーズンになるかと思いきや3連敗でブレーキ!

 

その間にカウボーイズがここ4戦で3勝と追い上げて6勝目。

イーグルスとチーフスの昨シーズンのスーパーボウル出場チームを両方とも撃破しているところに注目です。

HC”ブライアン・ショッテンハイマー”のクセになまいきだ。

 

昨シーズンの台風の目であったコマンダーズが3勝でシーズンエンド。

ジェイデン・ダニエルズの負傷の多さが問題視されています。

 

ジャイアンツはQB”ラッセル・ウィルソン”やルーキーQB”ジャクソン・ダート”を投入するもわずか2勝でシーズンエンド。

ニューヨークのチームはなぜこんなに弱いのか・・

NFC北(NFC NORTH)

パッカーズ

9

3

1

ベアーズ

9

4

0

ライオンズ

8

5

0

ヴァイキングス

5

8

0

 

→今シーズンもNFC北は修羅の国と化したのですが、昨年と違うのは蚊帳の外だったベアーズが9勝でパッカーズと同率首位であること。

元ライオンズのOC”ベン・ジョンソン”の手腕は素晴らしいです。

(ちなみに元DCはジェッツのHC w)

 

ライオンズは序盤の快進撃がとまり8勝。

ここ最近は勝利→敗北をきれいに4回繰り返しています。

 

バイキングスは昨シーズン全休したQB”J.J・マッカーシー”が今シーズンも安定感を欠いて、かなり欠場しました。

しかし今週、脳震とうプロトコルから復帰するやいなやコマンダーズを 31-0 という大差の完封勝ちで破り、今後に期待できます。

NFC 南(NFC SOUTH)

SOUTH

バッカニアーズ

7

6

パンサーズ

7

6

ファルコンズ

4

9

セインツ

3

10

 

→相変わらず低調地区で、ファルコンズとセインツのシーズンエンドが既に確定しており、バッカニアーズとパンサーズの一騎打ちとなります。

 

パンサーズ的には全体1位QB”ブライス・ヤング”の進退を賭けたと言っていいシーズンですから、何としても地区優勝したいでしょう。

頑張れヤング!私は応援してるぞ!

(※バッカニアーズのトッド・ボウルズが嫌いなだけ)

NFC 西(NFC EAST)

WEST

ラムズ

10

3

シーホークス

10

3

49ナース

9

4

カーディナルズ

3

10

→カーディナルスが既にシーズンエンド。それ以外の3チームがほぼ横並びの激戦です。

 

まさかダーノルドが またもここまでやるとは想定外。絶対にボロを出すと思っていたのに・・・

 

ラムズQB”マシュー・スタフォード”は2度目のスーパーボウル制覇、49ersQB”ブロック・パーディー”はもう一度スーパーボウルの舞台に立つために、並々ならぬ思いでラストスパートに入ります。

プレーオフピクチャー(Week14終了後)

現在の第1シードはブロンコスとラムズ。

ペイトリオッツはブロンコスと同じ勝率ですが、AFC内での勝率はブロンコスが上なのでブロンコスが第1シードとなります。

 

 

それにしてもチーフスとレイブンズがこの図にいないというのは、なかなか違和感があります。

6勝のレイブンズに関しては地区首位のスティーラーズが7勝なので、地区首位を奪ばえる可能性が大いにありますが、同じ6勝のチーフスは首位ブロンコスが11勝しており、地区優勝はムリ。

 

ワイルドカード狙いにしても、この後4連勝して10勝になったとしても現在AFCには地区首位以外に9勝が2チームと8勝が2チームあり、これら4チームが負けこまないと届かないでしょう。

総評

毎度ながらジェッツファンは今年も外野でプレーオフの観戦となりますが、常勝チームに陰りが見え、これまでにない対戦カードが組まれるので楽しみです。

 

特にビルズはプレーオフで嫌と言うほどチーフスに邪魔されてきたので、天敵チーフスがいないとなると いよいよスーパーボウル制覇が現実味を帯びてきます。

NFCでは昨シーズン、私はベアーズのドラフト全体1位QB”ケイレブ・ウィリアムス”を推していたので、2年目で開花してくれたのは嬉しいです。

なんとかプレーオフに出場して、昨シーズンのQB”ジェイデン・ダニエルズ”のように台風の目になって欲しいところです。

 

正直、ジェッツが負けこんで主力を放出した時点で「もうNFL、どーでもいいわ」というぐらい気持ちがやさぐれていたのですが、こうやって全体像を見ると気持ちが生き返りました。

NFLにはまだまだサバイバルな魅力があります。

 

どの地区も競った状況で残り4試合。毎週月曜日のファン同士の一喜一憂、阿鼻叫喚が楽しみであります。