ダーノルドが第1シードの世界線・・

前回のAFC編に続いて、NFCのプレーオフ出場チームもチェックしましょう。

 

今シーズンはNFC西がべらぼうに強く、3チームがプレーオフに出場に加えて第1シードまで排出しました。

その第1シードが元ジェッツのQB”サム・ダーノルド”がいるシーホークスなのだから驚きです。

 

あんなに酷いQBだったのに、一体何があったのでしょう。もしかしたらダーノルドに擬態している宇宙人かもしれません。

 

そんな話はさておき、NFCの激戦を勝ち抜いた7チームよ・・・

デテクイヤ!

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第1シード:シアトル・シーホークス(14-3)

(1回戦免除)

ダーノルドがまた来た!

Week18にて49ersとの首位決戦を経て第1シードを手に入れたのは、QB”サム・ダーノルド”が移籍したばかりのシーホークス。

 

ご存じ、ダーノルドは2018年ドラフトにてジェッツに全体3位で獲得されながらも全く振るわずバスト(期待外れ)として名をはせた。

しかし、2024年シーズンにバインキングスにて予定外の開幕先発の座を掴むと怒涛の快進撃を見せ14勝を挙げてチームをプレーオフに導いた。

 

しかし、バイキングスはダーノルドとは契約延長しなかったため、QB”ジーノ・スミス”が離脱するシーホークスと契約する運びとなる。

 

ダーノルドはチームを変更したにも関わらず2シーズン連続で14勝を挙げる驚愕の活躍を見せ、プロボウルに選出されたのだ。

 

 

とはいえ、シーホークスのオフェンスのメインはRB”ケネス・ウォーカー3世”とRB”ザック・シャバネ”のランアタック。

 

ダーノルドのパスに関しては回数と成功数がそれほど多くないにしろヤードを稼いでおり、相手ディフェンスはロングパスに警戒する必要がある。

 

レシーブ数&パス獲得ヤードがリーグTOPのWR”ジャクソン・スミス=インジグバ”とのホットラインが強力、かつ、被サック数の少なさからシーホークスらしからぬパスプロの良さが見える。

 

 

守備もデータ的にはランに強くパスには弱いのだが、インターセプトとターンオーバー数の多さで戦況を変える力がある。

 

DE”デマーカス・ローレンス”や元ジェッツのDT”レナード・ウィリアムズ”やプロボウルに選出される活躍をみせている。

 

DBではCB”デボン・ウィザースプーン”がプロボウルに選出され、STでもWR”ラシッド・シャヒード”がリターナーとしてプロボウルに選出される快挙を見せている。

 

シーホークスに関して不安材料があるとするなら、ダーノルドは昨シーズンのWeek18からパフォーマンスが急激に低下し、ワイルドカードのラムズ戦ではジェッツ時代のダーノルドに戻ってしまい敗北した。

ダーノルド坊やは人気者(意味なし) 1回戦ワイルドカードもいよいよ最後の試合。 キャリアのどん底からチャンスをつかみモノにした元ジェッツのQB”サム・ダーノルド”が率いるバイキ

 

1回戦免除により、このパフォーマンス低下を回避できれば夢のスーパーボウル制覇も見えてくるだろう。

第2シード:シカゴ・ベアーズ(11-6)

(1回戦はパッカーズと対戦)

NFLでもクマ注意!

元ライオンズのOC”ベン・ジョンソン”がHCに就任するや否や見違えるほど強くなり、昨シーズンはカヤの外だった激戦区NFC北の首位をいきなり奪取に成功した。

 

2024年ドラフト全体1位のQB”ケイレブ・ウィリアムズ”が頭角を表して、パス約4000yd獲得する力を見せている。

 

WR陣に突出した成績の者はおらず”D.J・ムーア”を中心にバランスよく散らしている事に加えて、2025年ドラフト全体10位のTE”コルストン・ラブランド”がパス714yd獲得と、ターゲットは幅広い。

 

 

ランではRB”ディアンドレ・スイフト”がラン1000yd越えを記録している。

 

加えてOLからG”ジョー・トゥニー”とC”ドリュー・ダルマン”の2人のプロボウラーを排出していることも強みだ。

 

 

しかし、ベアーズの真の恐ろしさはディフェンスにある。

データ上では損失ヤードが多くランキングは下位なのだが、インターセプト数23回とターンオーバー数33回はリーグ1位なのだ。

 

特にS”ケビン・バイアードⅢ”のインターセプト数7回はリーグ単独1位。

加えてCB”ナーション・ライト”もインターセプト数5回とランキング上位である。

 

(ちなみに我らがジェッツはNFL史上初の1シーズン インターセプト0回を記録したことは、また別のお話。)

 

とにかく、どれだけ攻めても1発でひっくり返す異次元のディフェンスには、警戒が必要だ。

 

 

ベアーズと言えば、LB”ブライアン・アーラッカー”の居た時代にほぼ守備力でスーパーボウルに出場するも、QBが”レックス・グロスマン”という記録に残らず記憶に残るような男だったためにペイトン・マニング率いるコルツに敗北した。

 

今回はオフェンス力もばっちりあるので、もはや死角は無い。

日本ではクマが猛威を振るったが、NFLプレーオフでもクマの出現が脅威になる事は間違いないだろう。

第3シード:フィアデルフィア・イーグルス(11-6)

 

(1回戦は49ersと対戦)

目指すは連覇なのだが・・

昨シーズンはスーパーボウルでチーフスを圧倒し3連覇を阻止た王者イーグルス。

NFC東で20年ぶりに連覇を果たし、次の狙いは当然スーパーボウル連覇となる。

 

オフェンスは昨シーズンと同様、パスもランもこなすQB”ジェイレン・ハーツ”を中心に地上戦はRB”セイクワン・バークリー”、空中戦はWR”A.J・ブラウン”とWR”デボンタ・スミス”、さらにTE”ダラス・ゴーダート”という鉄壁の布陣だ。

 

加えてC”キャム・ユルゲンズ”がプロボウルに選出される活躍を見せている。

 

こう見るとオフェンスは最強に見えるのだが、シーズン前半はOLの弱体化や負傷、シーズン後半はリズムが作れないために得点力が不安定であった。

 

ディフェンスはDT”ジェイレン・カーター”、LB”ザック・バウン”、CB”クーパー・デジャン”、CB”クインヨン・ミッチェル”と各所でプロボウラーを排出するぐらいのタレントぞろいだ。

 

しかし、安定感を欠いてランディフェンスが弱い一面もある。

 

 

とはいえ、レギュラーシーズンとプレーオフは別のスポーツと言われるほど次元が異なる戦いであり、他のチームより圧倒的に経験値と自信があるのは大きなアドバンテージでとなる。

 

下馬評は悪くとも、スーパーボウル連覇はあると思います!(知らんけど)

第4シード:カロライナ・パンサーズ(8-9)

(1回戦はチャージャーズと対戦)

負け越しだろうがプレーオフ

バッカニアーズの地区4連覇に終止符を打ち、10年ぶりの地区優勝となったパンサーズ。

プレーオフ出場も2017年シーズン以来なので、ファンの期待も高まるだろう。

 

しかし、パンサーズの勝率は8勝9敗と負け越しており、負け越しでプレーオフに出場するのは同地区で2022年のバッカニアーズ以来である。

 

かつ、パンサーズは最終戦でバッカニアーズとの直接対決に敗れたにも関わらず、セインツvsファルコンズ戦でファルコンズが勝利したため、タイブレークの兼ね合いで地区優勝するという、奇妙と言うか後味が悪い地区優勝となった。

 

 

2023年ドラフト全体1位のQB”ブライス・ヤング”にとって進退を賭けたシーズンだったので結果オーライなのだがヤングの評価は悪く、オフェンス力はパスもランもリーグ最低クラスなのである。

 

一応、2025年ドラフト1巡(全体8位)のWR”テタイロア・マクミラン”が1000ydレシーブを達成し期待に応えてはいるが、これはチームのレシーブの30%を超えており、他のレシーバーが頼りない。

つまり、相手ディフェンスは徹底的にマクラミランを抑えればいいのだ。

 

ランは元カウボーイズのRB”リコ・ドウデル”がラン1000yd越えをマークしているものの、チーム全体のランのスタッツはリーグでも底辺。

これも他のRBがアテにならない事を示している。

 

さらにパスプロが悪く、被サック数が多いのも問題だ。

 

 

しかしパンサーズの強みはパスディフェンスで、プロボウラーCB”ジェイシー・ホーン”の5インターセプトはリーグ2位タイである。

 

1回戦は不幸にも第1試合でラムズとの対戦。正直言って、勝率はゴミクズみたいなものだが、ナイスファイトに期待する。

第5シード:ロサンゼルス・ラムズ(12-5)

(1回戦はパンサーズと対戦)

スタフォ、すげぇ

シーズン12勝は第2シードのベアーズより多いのに、第5シードまわされるという理不尽すぎるラムズ。

 

QB”マシュー・スタフォード”が絶好調で、獲得ヤードとタッチダウンパス数はリーグ1位。

特にタッチダウンパス46回は2位の”ジャレッド・ゴフ”から12回も引き離してブッチギリに多いのだ。

 

それを支えるレシーバーは同じみプロボウラーWR”プカ・ナクア”に加えて、昨シーズンはジェッツに居たベテランWR”ダバンテ・アダムス”の功績が大きい。

 

ランもRB”カイレン・ウィリアムズ”がラン1000yd越えで、オフェンス力はリーグ最強である。

 

 

ディフェンスも強くバランスが取れており、LB”バイロン・ヤング”が12サックをマークしてLB”ジャレッド・ヴァース”と共にプロボウルに選出されている。

 

それに加えてLB”ネイト・ランドマン”が4ファンブルフォース、1インターセプトとターンオーバーを量産していることにも注目だろう。

 

DBはS”クエンティン・レイク”がIRより復帰したことにより、ディフェンスに安定感をもたらすだろう。

 

 

1回戦の相手は格下パンサーズなのだが、西海岸から正反対の東海岸に趣いて敵地で戦わなければならない事は大きなハンデとなる。

 

かつ、相手が負け越しプレーオフチームとて過去には勝利した事もあるので油断は全くできないだろう。

第6シード:サンフランシスコ・49ers(12-5)

(1回戦はイーグルスと対戦)

イレレバント、再び頂点を目指す

ラムズと同じく12勝して勝率ではNFC2位タイにも関わらず、第6シードという理不尽な扱いを受ける49ers。

 

QBは大型契約にも成功し、ミスターイレレバント(ドラフト最下位)の星である”ブロック・パーディー”。

 

昨シーズンは6勝と不調だったが、今シーズンは見事に巻き返した。特にシーズン後半は平均得点が38点と、恐ろしい爆発力を見せている。

 

シーズン序盤に負傷欠場があったが、その間は代役QB”マック・ジョーンズ”が勝利して事なきを得た面もある。

 

成績が突出したレシーバーはおらずWR”ジャワン・ジェニングス”やTE”ジョージ・キトル”へパスを散らしている。

 

 

何といってもオフェンスを支えるのはランもレシーブもこなすスーパーRB”クリスチャン・マキャフリー”の存在だ。

 

ランで1202ydだけでなくレシーブで924ydも稼いでおりプロボウルに選出。昨シーズンの「マッデンの呪い」はすっかり払拭した模様。

 

そのマキャフリーを支えるが、相変わらず絶滅危惧種ながら生き延びるFB”カイル・ユーズチェック”。共にプロボウルに選出され、その存在感が増している。

 

 

欠点はパスディフェンスにあり、損失ヤードが多いどころかサック数もインターセプト数も少ない。

 

LB”フレッド・ワーナー”がシーズン序盤に足首の負傷でシーズンエンドした影響がモロに出ている。

さらにシーズン終盤にLB”テイタム・ベスーン”も負傷してIR入りするなど、ディフェンスの不安要素は多い。

 

 

もはや攻撃力に期待するしかないのだが、Week18のシーホークススとの首位決戦では わずか3点しかとれず暗い影を落した。

 

とにもかくにも、パーディー君はスーパーボウルでチーフスで敗れた過去があるだけに、チーフスのいない今シーズンこそスーパーボウル王者になるチャンスなのだ。

 

もしミスターイレレバントがスーパーボウルを制覇したら当然、史上初。そんなシンデレラストーリーの証人になりたいものである

第7シード:グリーンベイ・パッカーズ(9-7-1)

(1回戦はペアーズと対戦)

今年もなんとかラブ注入

3年連続で第7シードにすべりこんだパッカーズ。

今シーズンはNFC北内でベアーズに地区優勝を取られ、残った3チームが9勝で並ぶもパッカーズは1引き分けが明暗を分けて生き残るという、紙一重からのプレーオフ進出であった。

 

ちなみに、昨シーズンは1回戦で王者イーグルスに当たった事が運の尽きであった。

病み上がりQB対決 盛り上がるプレーオフですが、ワイルドカード4戦目はこれまでと少し状況が変わります。 両QBが直前まで負傷を抱えているチーム同士の対決となりました。 パ

 

 

今シーズンのパッカーズは得点も失点も平均20点台前半という、バランスの取れた中堅チーム。

 

QB”ジョーダン・ラブ”のパス3,381ヤード・23TDはランキングTOP10にギリギリで入らない、まさに中堅なパフォーマンスであった。

 

レシーバー陣も前シーズン同様に突出した選手がおらず、ターゲットを分散して稼いでおり これは評価できる。

 

ランも昨シーズンと同じでRB”ジョシュ・ジェイコブス”が中心となり、ラン929yd獲得・13TD の活躍を見せている。

 

 

ディフェンスのトピックスは開幕前に衝撃を与えたLB”マイカ・パーソンズ”の獲得だろう。

パーソンズは期待に応えて12.5サックを記録しパッカーズで唯一プロボウルに選出されたのだが、12月初めのブロンコス戦でACLを断裂しシーズンエンドという不幸があった。

これによりプレッシャーが激減したことは言うまでもない。

 

 

1回戦の相手は100年の因縁を持つ同地区のベアーズ。

レギュラーシーズンでは1勝1敗の互角であり、これまでの対戦成績は若干パッカーズが上回るもほぼ互角。

 

プレーオフでの対戦は珍しいので、1回戦の中で一番激熱な戦いになるであろう。