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ッカー不在の大ピンチ

いよいよ新生JETSの開幕戦。対戦相手はQB”ブレット・ファーブ”の電撃トレードの煽りを喰らって放出されたQB”チャド・ペニントン”の移籍先である”マイアミ・ドルフィンズ”。
同地区である上に因縁も絡み、WEEK1で一番注目される試合となりました。
しかし思わぬアクシデントでJETSはハンデを背負い、厳しい戦いを強いられる事になります。

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▼第1Q
[JETS]
QB”ブレット・ファーブ”からWR”ジェリコ・コッチェリー”へ56ydのロングパスが通り先制のタッチダウン!足が遅い評価があったコッチェリーはファーブのリードパスによって、特性が開花しプレシーズンからファーブと良い連携を見せます。

次の攻撃も敵陣13ydまで進み、FGチャンス。しかし、WEEK1に弱いK”マイク・ニュージェント”はホンマに噂どうりにこれを外す(=0=;)!しかも足を痛めてJETSはキッカー無しで戦わなければならない大ハンデを背負う事になります。
7 – 0

▼第2Q
[ドルフィンズ]
初っ端からドルフィンズの反撃を喰らい、敵陣5ydからショートパスでタッチダウン。7 – 7の同点となります。ショートパスの精度はさすがチャドです。

[JETS]
敵陣22ydまで進み4thdownで残り13yd。キッカーがいないため、無謀なギャンブルに出ます。
パスプロテクションを突破されサックを喰らうファーブはなんと倒れながらもパスを放ち、これをエンドゾーンでWR”チャンシー・スタッキー(Chansi Stuckey)”がキャッチしタッチダウン!改めてファーブの凄さを見せ付けられました。

キッカー不在のため2ポイント狙いに行くが失敗。本来キックで取れるハズの1点を失った事が後にピンチを招きます。
そして、肝心のニュージェントはサイドラインでQB”ケレン・クレメンス”にキック講座をしております。マジかいな・・・
13 – 7

▼第3Q
[JETS]
TE”クリスベーカー”へのパスで、一気に敵陣24ydまで前進。キックが期待できないので点差を離したいところですが、ファーブがパスを投げる瞬間に後ろからボールに手をかけられファンブルし痛恨のターンオーバーを喫します。
昔、チャドがJETS時代に腕をひねってシーズンアウトした時と光景が酷似していましたので、ファーブにケガ無いだけでも安心しました。

[ドルフィンズ]
ターンオーバーするもののJETSディフェンスの奮闘で、ドルフィンズの攻撃はパントで終了。

[JETS]
自陣45ydからWR”ラヴァニアス・コールズ”へのパスがドルフィンズCB”A.Goodman”にカットされるも、”パス・インターフェアランス(不正なパスキャッチの妨害)”により、一気に敵陣31ydへ進入。

そして敵陣6ydからRB”トーマス・ジョーンズ”がタッチダウン!なんと負傷のハズのK”マイク・ニュージェント”が登場し、エクストラポイントを決め7点GET! 20 – 7 と突き放します。

しかし、キックオフはパンターの#’7″ベン・グラハム(Ben Graham)”が出てきてゴロキック。
どうやら、ニュージェントは短い距離しかキックできないようで今後のキックオフは相手に有利なポジションを与えなければならない事になりました。
20 – 7

▼第4Q
[ドルフィンズ>残り12分]
チャドが怒涛の猛反撃、ノーハドルとショートパスであっという間に敵陣2yd。
通常ならランでゴリ押しの所を裏をかきチャドが奥へパスを放つ。しかし、ルーキーCB”ドワ
イト・ロウリー”が見事に反応しカット。
4thdownギャンブルでまたもやショートパス!そのライナーの弾道に反応し、飛びついてカットしたのもまたもやCB”ドワ
イト・ロウリー”。プレシーズンで再三JETSのピンチを救ったルーキーがレギュラーシーズンでも真価を見せました。

[ドルフィンズ>残り6:48]
チャンスを逃してもチャドの猛攻は止まらず。ノーハドルで次々とショートパスを通して敵陣11ydまで進入。
左右からブリッツから入るものの、チャドらしい浮かせたボールをエンドゾーンの絶妙な位置に落としてタッチダウン!
20  –  14

エクストラポイントの1点を取りこぼしたために、もしもTD決められたら逆転されます。非常にヤバイ・・・

[ドルフィンズ>残り1:43]
再びドルフィンズに攻撃が周り、チャドがまたもノーハドルでガンガン突き進みます。
ドルフィンズ、残り23秒でエンドゾーンまであと18yd!!非常にヤバイ・・・昨年までのJETSなら間違いなくヤラれるシュチュエーションです。

[ドルフィンズ>残り0:08]
チャドが最後のパスを放った先はエンドゾーン右奥高め。そこに居るのはJETSのエースCB”ダレル・リーヴィス(Darrelle Revis)” vs ドルフィンズ昨年ドラフト1順のWR”Ted Ginn Jr”。
先のニュースで伝えたとおり、この2人の空中戦に勝敗は委ねられました!!

リーヴィスの方が有利なポジションで2人は上に飛び、リーヴィスが手でボールを弾く!!更に上に弾いたボールを着地するまでの間にキャッチしてインターセプト成立!!!マンガみたいなファインプレーで決着をつけJETSの勝利が確定しました。
20 – 14


ドルフィンズもリニューアルとチャドの加入で舐めてかかれないチームとなっています。
そしてダメなキッカーでも失うと非常にヤバイ状況になる事をこの試合で悟りました。
すぐに回復するケガだといいのですが、骨折でもしているなら大至急で代役を探さなければなりません。

しかし攻撃面では中央突破のランは進むしロングパスという選択肢も増え、JETSの攻撃が安心して見れるものになりました。ルーキー達も活躍し、ディフェンス陣も”カルビン・ペイス”がまたもや値千金のサックをするなど補強の効果は出ています。

だが期待の”ゴルストン”はパスプロテクションに簡単に弾かれるシーンがありタメ息が出ました。
次はAFC東の頂点、常勝軍団”ペイトリオッツ”との試合ですので頑張って欲しいものです。

2008年09月08日
@ドルフィン・スタジアム

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ジェッツ (1-0-0) 7 6 7 0   20
ドルフィンズ (0-1-0) 0 7 0 7   14
 Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

マイアミ・ドルフィンズ対ニューヨーク・ジェッツの試合が行われ、ジェッツが20対14で試合時間残り数秒までもつれた熱戦を制した。ジェッツの新加入QBブレット・ファーブは、22回中15回成功、194ヤード、2TDを挙げ、新天地での記念すべき初戦を白星で飾った。また、ジェッツはRBトーマス・ジョーンズが、ラン22回101ヤード、1TDと活躍。Kマイク・ヌジェントが先制TD直後のキックで負傷したため、その後、FGを狙えない苦しい状況となった攻撃陣を支えた。

試合は、ファーブが56ヤード、22ヤードと2つのロングTDパスを決めたジェッツが前半を終え13対7とリードを奪う。さらにジェッツは、第3QにRBジョーンズのTDランで追加点を挙げる。ドルフィンズも残り23秒で敵陣18ヤード地点まで進出するが、残り10秒からの攻撃でインターセプトを献上し勝負ありとなった。

ドルフィンズは、QBチャド・ぺニントンがパス43回中26回成功、251ヤード、2TD、1INT。ファーブ獲得に伴って自身を放出した古巣ジェッツ
から勝利を挙げたかったが、試合最後のインターセプト、第4Q残り9分7秒、敵陣2ヤード地点での第4ダウンギャンブルのパス失敗など、要所でミスを犯してしまった。また、今年のドラフト全体1位指名Tジェイク・ロングも反則を2回取られるなど、ほろ苦い公式戦デビューとなった。

 

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