イメージ はりチャドは切るべき器ではなかった
JETSが2連敗でプレーオフへ足踏みしている時に連勝でガンガン上がってくるのが、長年JETSに尽くした挙句に切られてしまった逆襲の貴公子”チャド・ペニントン”率いるドルフィンズ。

最下位から連勝を重ねて先週はとうとう2位に浮上し、首位に王手をかけました。

そしてAFC東の支配者ペイトリオッツも負傷者を多く出しながらもチーム力と粘り強さで勝利を重ね、こちらも首位に王手。

両方が勝利すれば同率首位が3チームという恐ろしい展開になりますが、さて今週のAFC東はどない?

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▼ドルフィンズ 16-3 ビルズ
ビルズが史上初となるカナダでの公式戦開催を実現し、トロントのロジャース・センターでライバルのドルフィンズを迎え撃つ。
ビルズQBは”トレント・エドワーズ”ではなく先週途中出場の”JP・ロスマン”が先発。しかし攻撃も先週に引き続き噛み合わず得点はFGの3点のみ。

対するドルフィンズは最近好調のWR”デボン・べス”、RB”ロニー・ブラウン”を中心に攻撃を組み立てQB”チャド・ペニントン”は相変わらずフワ~~ンとしたボールをDBの裏のドンピシャの所に落とし先制のタッチダウンを奪う。
後はTDが無いもののFG12回連続成功中のK”ダン・カーペンター”がFGを3本成功させ突き放す。

守備ではドルフィンズのサック王”ジョイ・ポーター”が今宵もサックからファンブルを誘発しターンオーバーをゲット。ドルフィンズが一応アウェイで快勝です。

JETS時代からチャドが好きだったワタシはドルフィンズでのびのびプレイするチャドを見ていると「もしもファーブが来なかったらチャドが率いる新JETSはどんなになっているんだろうな~」と考えてしまい、何か涙が出てきました。(T_T)

▼ペイトリオッツ 24-21 シーホークス
シーホークスのQBは”ハセルベック”では無く”セネカ・ウォレス”。こいつがなかなかのクセモノで序盤は2TDを決められリードされるペイトリオッツ。

だがしかしQB”マット・キャッセル”が後半から怒涛の反撃。ロングはWR”ランディ・モス”、ショートはWR”ウぇス・ウェルカー”と強力なWR陣へパスをヒットさせ前進し得点を重ねる。第4QにはRB”サミー・モリス”のランでとうとう逆転。

シーホークスの反撃もペイトリオッツLB”メリウェザー”の強烈なサックによりファンブルを誘発し、ゲームオーバー。ペイトリオッツが逆転勝利を飾りました。

“マット・キャッセル”のパスの鋭さが増して、かつ”ランディ・モス”との連携も合ってきたし、”マローニー”がいなくても”サミー・モリス”がいるし、だんだん昨シーズンのNFL最強の攻撃力を誇ったペイトリオッツに戻ってきている感じがして正直、恐ろしいです。

▼今週のAFC東
ジェッツ -8勝
ペイトリオッツ -8勝
ドルフィンズ -8勝
ビルズ -6勝

首位ジェッツが負けて、ペイトリオッツとドルフィンズが勝利したためとうとうAFC東は3チームが同率首位となる激戦。
大国ペイトリオッツは[魏]、第2勢力のジェッツは[呉]、弱小の昨シーズンから人材を集めて2チームに並ぶ程に成り上がったドルフィンズは[蜀]といった感じで、まさにAFC三国志です。

現時点では同地区対決の勝率が勝っているジェッツが首位なのですが、ライバル2戦を残しているため何とも言えません。

逆にジェッツの強みは残り3戦勝てば優勝であり、ペイトリオッツは残り全て勝利してもジェッツが負けない限り自力優勝は出来ないのです。
そう、ジェッツとしては次のビルズ戦は死んでも負けられない試合なのです。
ああ・・・これから毎週月曜日が恐ろしい・・・(;゚Д゚)ガクガクブルブル

▼次週のAFC東
・ジェッツ vs ビルズ
→西海岸から本拠地ニューヨークに戻ってライバルのビルズと対決。最近は不振ですがWeek9でいい試合をしたので油断大敵です。

・ペイトリオッツ vs レイダース
→西海岸を南下して不振レイダースと対決。不振とはいえシーホークスに苦戦しましたから、もしかしたら負けるかも・・・・と淡い期待を抱いています。

・ドルフィンズ vs 49ers
→昨日の敵は今日の友。ドルフィンズはジェッツを下した49ersと対戦です。
ジェッツ戦で負傷したRB”フランク・ゴア”が果たして出場できるのかどうかが勝敗を分けるキーになりそうです。

▼その他のニュース
・ジャイアンツ、タイタンズ、カーディナルスの地区優勝が決定!
・ライオンズが13連敗。次週はコルツ戦で敗戦濃厚。