トピックスにていつのまにか不定期連載となった第4回アメフトワールドカップですが、とうとうファイナルをむかえました。
決勝のカードは アメリカvsカナダ という、NFLに近い国同士の対戦です。

はてはて、アメリカは2連覇できるのか?

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▼ファイナル
アメリカ 50-7 カナダ
ヘ(゜∀゜*)ノ

決勝戦とは思えぬワンサイドゲームでアメリカがカナダを下して2連覇です。
日本が負けたカナダに43点差で勝利するとはどういう事でしょうか!?

しかも日本はプロリーグのトップクラスを集めたオールスターに対して、アメリカはNFLからあぶれた選手などで構成されています。この辺に、圧倒的な環境の差を感じます。

次回の大会では、アメリカとの直接対決に期待しています。

不運な事に、この大会は女子サッカーワールドカップの”なでしこJAPAN”の快進撃と被ってしまいました。
メディアもなでしこ推しで、日本代表の3位というニュースはまったくメディアで見ることができませんでした。

元より試合の中継が地元サイトの回線が悪いストリームか、スタンドから撮影されたUSTREAMのみである事に不満を覚えました。しかもカナダ戦はテニスとの二元中継で、テニスの合間にアメフトワールドカップを流す感じで、アメフトの扱いの悪さにゲンナリしましたね。

アメフトは「ルールが分かりづらい」という理由で敬遠されがちのスポーツなのですが、”日本代表”という看板を背負った国際試合なのですから、右へならえの日本のメディアも、もうちょっと話題にとりあげて、支えてくれても良かったんじゃないかと思います。

2011年07月16日 @ウィーン

  1Q 2Q 3Q 4Q total
アメリカ アメリカ 7 30 13 0 50
カナダ カナダ 0 7 0 0 7

▼ハイライト
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=lakQ4AiZY-s[/youtube]

[引用:ワールドカップ2011 日本公式HP]

第1Q、アメリカは最初の攻撃シリーズをRBミックの2ヤードTDランで仕上げ7点をリードする。続くカナダ最初の攻撃、アメリカDBを振り切ったWRがロングパスを落球するなど流れを掴めない。対するアメリカの攻撃もダウンは更新するものの反則など細かなミスでなかなか得点に結びつけることができない。

第2Qに入るとカナダが反撃、ボールをアメリカゴール前7ヤードまで運ぶ。しかしQBファルデスここで痛恨のファンブルロスト、同点のチャンスを逸してしまう。対してアメリカは直後の攻撃で80ヤードをドライブ、QBバセナーのTDで14-0とリードを広げる。その後のカナダの攻撃でセイフティー奪うと立て続けに2本のTDを挙げ30-0、とカナダを突き放した。カナダが前半残り6秒でTDを返すが、アメリカの攻撃はその6秒でもう1本のTDを入れ返すという離れ業を見せた。

第3Qに入るとアメリカの守備陣が存在感を見せる、DBレイク立て続けに2回、カナダのパスをインターセプト。いずれも攻撃がTDに結びつけ得点を50-7とし、試合を決定づけた。第4Qに入りカナダは必至の反撃をみせるが得点を挙げる事は出来ず試合はそのまま終了した。

アメリカは前回第3回大会に続いて大会2連覇を果たした。

この試合のMVPはアメリカRB28 ヘンリー・ハリス、カナダからはDB20 サミー・オプロが選出された。

この試合に先立って行われた5位決定戦の結果はドイツが21対17でフランスを下し、5位を確定させた。

この結果により「第4回 アメリカンフットボール世界選手権オーストリア大会」の順位は以下のように確定した。

優勝:アメリカ、 準優勝:カナダ、 3位:日本、 4位:メキシコ、 5位ドイツ、

6位:フランス、 7位:オーストリア、 8位オーストラリア