改革対決!
互いに昨シーズンは不振でHCとQBを変えるなどチームの改革を行い、成功しプレーオフに進出したチーム。
2度目のカムバック勝を受賞した不屈の男QB”チャド・ペニントン”率いるドルフィンズの相手は強力な守備とインターセプト数リーグ1位のS”エド・リード”を有するレイブンズ。
リーグ2位のパスレーティングであるチャドはレイブンズ守備を崩せるのか注目です。
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▼初っ端からレイブンズのファンブルをリカバーしたドルフィンズに勢いがあると思うもレイブンズは敵陣1ydから前進させず、ドルフィンズはチャンスをFGで終了させる。
その後はレイブンズ恐怖の守備がチャドに牙をむく。ドルフィンズ得意のリバースから外のランやワイルドキャットをことごとくレイブンズディフェンスに潰される。
そしてリーグNo1のインターセプト記録を持つS”エド・リード”が超スゴイ。
サイドラインにいても飛んできたボールを吸い寄せるかのようキャッチするマジックハンドは今宵もインターセプトを量産。
第2Q終了直前でインターセプトからするどい走りで全員を抜き去り、64ydリターンTD。
そして第4Qには「なぜ、そんな所にいる!?」と思うかのようなフィールド真ん中で突然ボールの目の前に現れてサラっとインターセプト。
レイブンズはシーズン7INTのQB”チャド・ペニントン”からこの試合だけで4INTを奪う恐るべしハイパーディフェンスを見せました。
更に驚愕なのが第4Qにドルフィンズは3-20からチャド得意のDBの頭を超すパスでタッチダウンを決めて「まだ10点差でイケる!」と思った瞬間、エクストラポイントのキックをレイブンズはブロックして11点差に止めてしまう。この局面で10点差と11点差ではエライ違いです。
最後まで圧倒的な守備力の前にAFC東を制したミラクルチームの快進撃も終了。
レイブンズは次戦、同じく守備力で第1シードを勝ち取ったタイタンズと対決です。
2009年01月04日
@ドルフィン・スタジアム
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | Total | ||
レイブンズ | (11-5-0) | 3 | 10 | 7 | 7 | 27 | |
ドルフィンズ | (11-5-0) | 3 | 0 | 0 | 6 | 9 | |
Game Stats |
[引用:NFL JAPAN]
現地4日、AFCワイルドカードのマイアミ・ドルフィンズ対ボルティモア・レイブンズの一戦は、アウェイのレイブンズが27対9で快勝し、2002年に同じくドルフィンズを倒して以来のプレイオフ勝利を飾った。次戦はAFCの第1シード、テネシー・タイタンズに決まった。
レイブンズはまさに「守備の勝利」だった。最初のタッチダウンも、その守備から生まれた。3対3で迎えた第2Q残り2分51秒、レギュラーシーズンで9INTのSエド・リードがドルフィンズのQBチャド・ぺニントンのロングパスを自陣深くでインターセプト。そのまま右サイドに流れて64ヤードを快走し、見事にインターセプトリターンTDを決めた。
前半終了間際にFGで3点を追加したレイブンズは第3Qにも、LBテレル・サッグスのファンブルリカバーで攻撃権を奪い、最後はRBレロン・マクレインの8ヤードTDランで20対3と突き放した。第4Qにこの試合初めてドルフィンズにタッチダウンを献上したが、第4Q残り3分53秒、QBジョー・フラッコが自らTDランを決め、敵地のファン、そしてドルフィンズに引導を渡した。
レイブンズの守備陣は、レギュラーシーズンでNFLトップタイのわずか13ターンオーバーしか喫していないドルフィンズ相手に5ターンオーバーを浴びせる暴れっぷり。特にTDを奪ったSリードは2INTで味方守備を引っ張った。また、新人QBフラッコはパス23回中9回成功、135ヤード、0TD、0INTと平凡な成績に終わったが、自らTDを決めるなどチームの勝利に貢献した。
一方、ドルフィンズはシーズン中抜群の安定感を誇っていたQBぺニントンが、まさかの乱調。シーズンでも7INTしか喫していなかったが、この試合は4INTと乱れ、相手の堅守に翻ろうされてしまった。結局、パス38回中25回成功、252ヤード、1TD、4INTで、第4QにRBロニー・ブラウンへTDパスを通すのが精いっぱい。昨季1勝15敗から奇跡のプレイオフ進出を果たしたドルフィンズだったが、プレイオフでも奇跡を起こすことはできず、レイブンズの守備になすすべがなかった。