NFLイメージ クナブ、再びSB制覇へ発進
一番プレーオフに遠いチームと言われながらも激戦のNFCを勝ち抜き、強豪カウボーイズからワイルドカードの枠を勝ち取ったイーグルス。

4年前の第39回スーパーボウルでQB”ドノヴァン・マクナブ”率いるイーグルスはペイトリオッツに死闘の末、3点差で敗れる。

そしてMaddenの呪いによってマクナブもチームも不振に陥るが、今シーズン再びスーパーボウルへ挑戦するチャンスが回ってきました。

相手は昨シーズン新人賞とプロボウルMVPを獲得し、今シーズンはラン獲得ヤードがリーグ1位のRB”エイドリアン・ピーターソン”を有するバイキングス。さぁマクナブは勝利して夢に近づけるか!?

 

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▼序盤イーグルスは好リターンなどで得点のチャンスを再三つくるも決め手を欠いてFG3本。
しかしバイキングスQB”タバリス・ジャクソン”の不用意なパスを元ペイトリオッツのCB”アサンテ・サミュエル”がインターセプトし、そのままリターンTD。
これでサミュエルはプレーオフで通算4つ目のインターセプト・リターン・タッチダウンでNFLのプレーオフ記録を樹立。

だがバイキングスのRB”エイドリアン・ピーターソン”も期待どうりの活躍で2TDランを決めて16-14のイーグルス2点差リードで前半を折り返す。

後半から両者、守備が踏ん張るも第4QにイーグルスQB”ドノバン・マクナブ”からRB”ブライアン・ウェストブルック”へのスクリーンパスでエンドゾーンまで71ydを走りきり待望のタッチダウン。最後はFGでダメ押ししてイーグルスが勝利し次戦、王者ジャイアンツと対戦です。

2009年01月04日
@ハバート・H・ハンフリー・メトロドーム

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
イーグルス (9-6-1) 6 10 0 10   26
バイキングス (10-6-0) 0 14 0 0   14
 
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

現地4日、NFCワイルドカードのミネソタ・バイキングス対フィラデルフィア・イーグルスの試合は、イーグルスが26対14で勝ち、ディビジョナル・プレイオフに駒を進めた。次戦はNFC東地区のライバル、ニューヨーク・ジャイアンツと激突する。

 敵地のイーグルスが終始試合を優位に進めた。第1Qは2本のFGで6点を奪うと、第2QにバイキングスRBエイドリアン・ピーターソンの40ヤードTDランを許した後、すぐにFGで逆転。さらに、その直後、CBアサンテ・サミュエルの44ヤードインターセプトリターンTDが飛び出し、16対7と突き放す。第2Q終了間際に、ホームの後押しを受けるバイキングスのRBピーターソンにこのクオーター2つ目のTDランを献上したが、イーグルスは16対14と2点リードで前半を折り返した。

 第3Qは両チームともに無得点。勝負が決したのは、第4Q残り6分53秒、ベテランRBブライアン・ウェストブルックのビッグプレイだった。自陣でショートパスを受け取ったRBウェストブルックは脚力を生かし、味方のブロックであいたコースを瞬時に見極めて激走。見事にエンドゾーンまでかけぬけ、追うバイキングスの戦意を喪失させた。結局、このあともFGで3点を追加したイーグルスは、敵地で歓喜に沸いた。QBドノバン・マクナブは完璧な出来ではなかったが、パス34回中23回成功、300ヤード、1TD、1INTと及第点の成績。マクナブと双璧をなすウェストブルックはラン38ヤードながら、パス83ヤード1TDと万能ぶりを発揮し、チームの勝利に貢献した。

 一方、バイキングスはエースRBピーターソンが第2Qに2TDと爆発力を見せたが、それ以外のクオーターでは、イーグルスの強力守備陣に封じ込められ、FGすら奪うことができなかった。特に、先発QBタバリス・ジャクソンは経験不足を露呈し、手痛いINTまで喫するなど精彩を欠いた。結局、パス35回中14回成功、164ヤード、0TD、1INTに終わり、QBマクナブとの安定感の差が顕著に出てしまった。