イメージ も予想できなかったカード
荒れに荒れた今シーズン。
ペイトリオッツがプレーオフを逃し、本命のシードチームが次々とワイルドカードに破れ、気がつけば33年ぶり地区優勝しプレーオフに進出したものの、誰もが初戦で消えるだろうと思っていたカーディナルスがNFCチャンピオンシップまで生き残る。

 対戦相手イーグルスも蜘蛛の糸を掴むような確立ながらも運よくギリギリでプレーオフに出場し、昨年王者ジャイアンツを倒す大番狂わせでNFCチャンピオンシップに出場。
 マクナブは今度こそスーパーボウル制覇の夢をかなえる事ができるのか?

スーパーボウルよりも名試合が多いと言われるチャンピオンシップ。今試合も激戦でした。

 

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試合会場は昨年のスーパーボウル会場「フェニックス大学スタジアム」。このスタジアムのデザインはいつ見てもカッコイイですな。

前試合に続いてカーディナルスを牽引したのがWR”ラリー・フィッツジェラルド”。
RB”J.J.・アーリントン”にピッチしたボールを再びワーナーに戻してWR”ラリー・フィッツジェラルド”へのロングパスを決めるトリックプレーを見せ得点を広げる。前半だけでWR”ラリー・フィッツジェラルド”が3TDパスキャッチを決めて圧倒的な強さを見せる。

カーディナルスは18点差をつけて前半を折り返し、後半早々にS”エイドリアン・ウィルソン”にQB”ドノバン・マクナブ”がサックされ、完全にカーディナルスペースかと思いきやイーグルスが怒涛の反撃開始。

TE”ブレント・セレック”へTDパスを2本を決めて点差をつめ19-24までおいすがるそしてWR”デショーン・ジャクソン”がお手玉しながらもロングパスを捕球し、とうとうイーグルスが25-24で逆転。

だがカーディナルスもこのままでは終われない。第4Qに7分もの時間を使ってじっくりと攻撃を進め、残り3分でRB”ティム・ハイタワー”のTDランと2ポイントを決めて25-32と再逆転。
イーグルスは勝利への望みをかけた4th-downギャンブルに失敗し試合終了。
1920年に創設したNFL最古の老舗チームがチーム史上初のスーパーボウル出場です。

あの最古最弱のカーディナルスがスーパーボウルへ出場とは誰が予想できたでしょうか。アナリスト達も誰も予想できなかった事態が起こっています。賭博のオッズがエライ事になってそうです。
唯一残念なのは、あと1年早かったらスーパーボウルもホームでやれてた事ですね。

NFLイメージ :まさにアリゾナの熱風。
このユニフォームがすごくカッコよく見えてきました。
特に大型補強もナシに1試合毎に強くなるチーム力は本物。
真の強さとはやはりチームワークです。
なんだかJETSが恥ずかしい(*_*;)

 

NFLイメージ :QB”カート・ワーナー”
ラムズ時代にスーパーボウルを制覇して以来低迷していましたが、ここにきてベテランの力を見せました。
今試合も28回中21回279yd獲得4TD、0INTのハイパフォーマンス。
この人ナシにはカーディナルスの躍進は語れません。

しかしファーブ、チャド、ブレイディ、アーロン・ロジャースなどなどQBってなぜハンサムが多いんでしょ。

 

NFLイメージ :WR”ラリー・フィッツジェラルド”
WR”アンクワン・ボールディン”の欠場の間にすっかりチームの柱となりました。今試合も3TDとワーナーとの連携は完璧。
激戦の中で見事に覚醒しました。

 

NFLイメージ :QB”ドノヴァン・マクナブ”
今度こそスーパーボウルを制覇する夢もその舞台まであと1歩届かず。
第4Qまで勝っていたものの紙一重の差で天国と地獄。しかしこれが現実。

 

2009年01月18日
@フェニックス大学スタジアム

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
イーグルス (9-6-1) 3 3 13 6   25
カーディナルス (9-7-0) 7 17 0 8   32
 
Game Stats


[引用:NFL JAPAN]

NFC王者を決めるカンファレンス・チャンピオンシップは、前半で大量18点をリードしたアリゾナ・カーディナルスが第4Q序盤にいったんは逆転されるが、ここから再逆転に成功。32対25でフィラデルフィア・イーグルスに勝利し、チーム史上初のスーパーボウル出場を決めた。

カーディナルスは、第1QにQBカート・ワーナーからWRラリー・フィッツジェラルドへのTDパスで先制。その後、FGを返されるが、第2Q早々にRBのJJ・アーリントンがQBワーナーへバックパスのトリックプレイ、さらにワーナーからフィッツジェラルドへの62ヤードTDパス成功とビッグプレイに成功する。しかもフィッツジェラルドの前半だけで3度目となるTDパスレシーブ、Kニール・ラッカーズの49ヤードFGで追加点を奪い、24対6と大量リードを奪って試合を折り返す。

 だが、後半に入ると試合の流れは一転。カーディナルスは第3Qに相手TEブレント・セレックに連続TDレシーブを許して追い上げられると、さらに第4Q残り約11分でQBドノバン・マクナブから新人WRデショーン・ジャクソンへの62ヤードTD捕球となるロングパスを決められ、24対25とこの試合初め
てリードを奪われてしまう。それでもカーディナルスは直後の攻撃でQBワーナーが小刻みなパスで着実に敵陣へ進むと、最後は残り約3分でワーナーがRBティム・ハイタワーへ意表をつく8ヤードパスを通し、逆転のTDに成功。そして残り2分を切って仕掛けてきたイーグルスの第4ダウンギャンブルを封じ、熱戦に終止符を打った。

 ワーナーはパス28回中21回成功、279ヤード、4TDを記録。そしてフィッツジェラルドがプレイオフ3試合連続のレシーブ100ヤード突破となるレ
シーブ9回152ヤード、3TDと自慢のホットラインが大爆発した。また、守備ではSエイドリアン・ピーターソンが7タックル、2.0サック、1ファンブルフォースをマークし、ターンオーバー奪取数で3対1とイーグルスを上回ったことも勝因となった。

 一方のイーグルスは、前半終了時の大敗ムードから一時は18点差を逆転するなど驚異的な追い上げを見せたが、スーパーボウルの舞台にはあと一歩届かず。
マクナブはパス47回中28回成功、375ヤード、3TD、1INTと奮闘し、TEセレックが自己ベストとなるレシーブ10回に83ヤード、2TD、WR
ケビン・カーティスもレシーブ4回122ヤードを挙げるなど攻撃陣は454ヤードを獲得したが、リーグ3位の喪失ヤードを誇る守備陣が踏ん張りきれなかった。