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強守備決定戦
AFCチャンピオンシップも非常に面白いカードになりました。レイブンズとスティーラーズの鉄壁の守備チーム対決。
特に注目なのが互いの守備最後の砦の存在。

スティーラーズは獣のように獲物を定めると超加速でタックルを決める野生児S”トロイ・ポラマル”
レイブンズはフィールドの外に居ようが、飛んできたボールは全てキャッチしてしまうリーグNo1のインターセプト数を誇るS”エド・リード”

あらゆる攻撃をシャットアウトする「鉄のカーテン」が勝つのか、カラスのようにさらっとターンオーバーを奪う「レイブンクロー」が勝つのかプライドを賭けた決戦です。

 

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ハインツ・フィールドにてスタンドから白い息が上がる氷点下での試合
スティーラーズQB”ベン・ロスリスバーガーは”WR”ハインズ・ウォード”への40ydパスを決めてFGに繋ぎ先制。
そしてレイブンズの攻撃をCB”デシー・タウンゼンド”がインターセプトとスティーラーズペース。しかしWR”ハインズ・ウォード”がパスキャッチ後に負傷し今後に不安がよぎります。

レイブンズはLB”レイ・ルイス”のタックルからRB”ウィリー・パーカー”のファンブルしターンオーバーを奪う。しかしスティーラーズも、QBスニークすら通さぬ厚い壁で互いに守備が見せる。

第2Q、QB”ロスリスバーガー”の長く粘ったパスからWR”サントニオ・ホームズ”がランアフターキャッチ。緩急をつけた走りでレイブンズD#を次々と抜き去りタッチダウン。徐々に点差が開きます。

レイブンズもS”レナード”がパントからビッグリターンを決め反撃開始。スティーラーズの反則から
敵陣1ydからの攻撃を与えられ、このチャンスにRB”ウィリス・マゲイヒー”がTDランを決めて7-13と点差を縮める。

スティーラーズ6点リードで後半へ突入。
スティーラーズはFG圏内まで進むもののやはりレイブンズの守備は堅く、FG1本で第3Qを終了。7-16で最終クォーターへ。

レイブンズのQB”ジョー・フラッコ”のエンドゾーンへのロングパスをCB”アイク・テイラー”のパスインターフェアランスによりまたも敵陣1ydまで進み、またもRB”ウィリス・マゲイヒー”のTDランで待望の追加点。14-16とFG1本で逆転する激戦になってきました。

残り4分、ここで鉄のカーテンが発動!。QB”ジョー・フラッコ”の不用意なパスをS”トロイ・ポラマル”がここぞとばかりにインターセプト!!味方ブロックに支えられフィールドを横断しながら40ydを走りきりインターセプト・リターン・タッチダウン!!この局面で値千金のビッグプレーを見せました。
スタンドは黄色のタオルが飛び交いファンが跳ねまくり大興奮。

残り3分。レイブンズも逆転を狙うもRB”ウィリス・マゲイヒー”がS”ライアン・クラーク”の鬼のようなハードタックルをもらいファンブルしスティーラーズにカバーされターンオーバー。あまりの衝撃にRB”ウィリス・マゲイヒー”は立ち上がれず、タンカで退場。

それでも攻撃権を取り返し、残り1分から最後の望みにかけるレイブンズ。しかしQB”ジョー・フラッコ”のパスをRB”レイ・ライス”が弾いてしまい、それをS”タイロン・カーター”がインターセプト。
ここで試合終了。スティーラーズQB”ベン・ロスリスバーガー”が2度目のSB制覇に挑戦です。

スティーラーズはホームなのに審判には好かれず疑惑の残る不利な判定が手伝い、接戦になりました。スティーラーズに対して審判って判定が厳しいイメージがあるのは私だけでしょうか。(*_*)

NFLイメージ :QB”ベン・ロスリスバーガー”
2005シーズンでは第6シードからギリギリでプレーオフに進出し左手を負傷しながらも優勝候補を撃破し続けました。

SBのシーホークス戦では引退するRB”ジェローム・ベティス”を強調しつつ、裏を欠いたQBスニークでのTDや、ダブルリバースからWRのロングパスというド肝を抜くトリックプレーでトドメを刺し、最年少のスーパーボウル制覇QBとなりました。

SBを制覇した時と逆の立場で、今回はプレーオフ常連の強豪としてカーディナルスを迎え撃ちます。

 

NFLイメージ :S”トロイ・ポラマル”
勝負を決めたのがポラマルのインターセプト・リターン・タッチダウン。
ドレッドをなびかせながらボールに飛びつき、疾走する姿が正にケモノ。

SBではワーナーとフィッツジェラルドのホットラインを止められるのか?

 

NFLイメージ :QB”ジョー・フラッコ”
守備のレイブンズにして攻撃陣をここまで支えてきましたが、大舞台での経験不足かパス30回13回成功141yd獲得の0TD、3INTと最悪のパフォーマンス。

しかし勝ったロスリスバーガーもパスの成功率は50%以下なので、いかに両者の守備が堅いのか実感させられます。

 

2009年01月18日@ハインツ・フィールド

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
レイブンズ (11-5-0) 0 7 0 7   14
スティーラーズ (12-4-0) 6 7 3 7   23
 
Game Stats


[引用:NFL JAPAN]

AFCのカンファレンス・チャンピオンシップ、ピッツバーグ・スティーラーズ対ボルティモア・レイブンズは、ホームのスティーラーズが23対14で競り勝ち、3年ぶりのスーパーボウル進出を決めた。レイブンズはレギュラーシーズンで2度負けた相手にまたしても跳ね返され、2000年シーズン以来となるスー
パーボウルにあと一歩及ばなかった。

 試合はリーグ屈指の守備力を持つ両チームらしい展開。勝負を決めたのも、ディフェンスからだった。第4Q残り4分39秒、14対16と2点ビハインドの
レイブンズの攻撃。この試合、調子の悪かったQBジョー・フラッコのパスをスティーラーズ守備陣の要Sトロイ・ポラマルがインターセプトし、そのまま40
ヤードのリターンTD。同地区のライバル決戦に終止符を打った。

 スティーラーズは、序盤から主導権を握った。第1Qに2本のFGで先行すると、第2Qの開始早々にもQBべン・ロスリスバーガーがWRサントニオ・ホームズに65ヤードのTDパスをヒットさせ、リードを13点に広げる。しかし第2Q終盤、レイブンズのRBウィリス・マゲイヒーにTDランを献上すると、第3QにFGで突き放した後、第4Q残り10分を切ったところでもマゲイヒーに2本目のTDランを許して2点差まで詰め寄られた。それでも、”鉄のカーテン”と言われる伝統の守備陣が最後に奮起。スティーラーズを再びAFCの頂点へと押し上げた。

 ロスリスバーガーは、パス33回中16回成功、255ヤード、1TD、0INTとまずまずの成績。何よりもINTが1つもなかったのは大きかった。ラ
ン、レシーブともに100ヤード突破する選手はいなかったが、守備陣がレイブンズの攻撃を198ヤードに抑えたのが最大の勝因となった。一方のレイブンズ
は、フラッコが大ブレーキ。パス30回中13回成功、141ヤード、0TD、3INTと相手守備陣のプレッシャーに打ち勝てなかった。新人ながら、ここま
で落ち着いたプレイでチームの快進撃をリードしていたが、やはりスティーラーズの壁は厚かった。