ヤフーのトップに上がっていたので、既に知っていると思いますがプラチナチケットであるスーパーボウルの入場券の価格が不況のあおりを受けて暴落しています。
以前からCM枠が埋まらない問題が上がってましたが、チケットにまで影響が及んでいるとは驚きです。
一般消費者としてはチケットの価格が下がるって良い事かもしれませんが、やはりファンとしてはスーパーボウルの価値が下がるようで気分は悪いです。
リーマンブラザーズという1社の身勝手なギャンブル失敗がここまで世界を不幸にするとは、経済というものは理解しがたいものです。

[引用:MSN産経スポーツ]

世界最大のスポーツイベントとされるスーパーボウルも、金融危機に端を発する世界的不況の影響からは逃れられない。
試合を放送するNBCテレビは、30秒のCM枠を300万ドル(約2億7000万円)で売り出した。視聴率が高いスーパーボウルはプロモーション効果を期待できるため、従来なら全米有数の企業がCMに大金を投じるのは当たり前だった。

ところがNFL公式スポンサーのゼネラル・モーターズ(GM)は、経営破綻(はたん)の危機に直面しており広告を断念。フェデラル・エクスプレスもCM枠を購入しなかった。USA TODAY紙によれば、29日の時点でCM枠が2つ残っているという。
CM枠の大半は、金融危機発生前の昨年春に購入されている。ここ10年で2倍にまで跳ね上がっているCM料金が来年も上がった場合、GMのように断念する企業が増える可能性もある。

「困難な時期に直面している。不確定要素があり、収益を出し続けるためには、われわれも経費を削減しなければならない」。NFLのロジャー・グッデル・コミッショナーは30日の会見で、不況におけるNFLの立場をこう語っている。
入場券相場も”暴落”している。例年、入手困難として知られるチケットは今回、一部の席が初めて額面で1000ドル(約9万円)を超えるなど高騰。ブローカーを通じて購入した場合、金融危機以前には最も安い500ドルの席でも2000ドル以上が相場だった。

しかし不況で状況は一転、インターネットの転売サイトでは1300ドル台まで下がった。ブローカーは「すでにバーゲン状態」と語っており、試合当日までにはいっそうの値下げが進みそうだ。
開催地・タンパの市街地は、明らかに例年よりもファンの姿が少ない。著名人が企画するパーティーも減少しており、今年のスーパーボウルは、「リセッション(景気後退)ボウル」とも呼ばれている。(青木崇)