神の一撃
ワイルドカード最終戦はJETSの代わりに応援するブロンコスが登場。
しかもその相手はプレーオフの常連かつ、昨シーズンのチャンピオンシップでJETSを倒した、第2の怨敵スティーラーズ。
ご存知、神の子”ティム・ティーボウ”の神がかり的な現象で地区優勝を手にしたブロンコスだが、実力差がモロに出るプレーオフに関しては運だけでは勝てないのは明白。
1回戦から優勝候補と対戦とは、神はなんという試練を与えたのか。
いやいや、神は乗り越えられる試練しか与えないとも言う。果たしてティーボウは「鉄のカーテン」をどう攻略するのか!?
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▼前半
第1Q。スティーラーズにFGで先制され、ブロンコス注目のティーボウが、とうとうプレーオフに降臨。
ブロンコス1発目のO#は、ショットガン体型からいきなりティーボウの中央のラン!!!∑(゜ Д゜)
当然、止められる。しかしこれはゲインを狙ったのではない。これはティーボウからスティーラーズに対する戦線布告なのだ!!(屮゜Д゜)屮
・・・。けど、やっぱりブロンコスO#は沈黙。(TωT)
スティーラーズO#も硬いブロンコスD#にTDまで行けぬも、2本目のFGで6点リード。
全NFLファンは、「このままロースコアで試合が進んで、第4Qにウワサの ティーボウタイム が発動する」と、思ったに違いない。
だがしかし、第2Qに驚くべき展開が待っていた!!Σ(・ω・ノ)ノ!
パスが下手でランとスクランブしか能が無いと思われていたティーボウが突如、ロングパス!!
1発目は惜しくもチャレンジで不成功にされるも、2発目は自陣18ydから敵陣31ydへの51ydのロングパスを通してしまう。
そして3発はWR”エディ・ロイヤル”への30ydTDパスがヒットし、全世界が度肝を抜くロングパスショーで大逆転!!!
TDキタ━━━━━∩(゜∀゜)∩━━━━━!!!!
全くデータにない精度の高いロングパスにスティーラーズの歯車が狂い始める。
スティーラーズの返しのO#は3凡に終わらせ、再びブロンコスのO#はまたも自陣30yからWR”デマリアス・トーマス”へ58ydの超ロングパス!!一気に敵陣18ydに進み、トドメはティーボウ自ら18番のランでTD!!
TDキタ━━━━━∩(゜∀゜)∩━━━━━!!!!
このロングパス!もはやマグレではない!!スティーラーズは早くハーフタイムに入って対策を練り直したいところ。
この非常事態はロスリスバーガーにも影響したのか、S”クライトン・カーター”にINTにされ、ブロンコス敵陣18ydから、またも絶好のチャンス。
しかしこれはFGで終わり6-20と2ポゼッション差のリードを広げる。
▼後半
追いかけて逆転するのはスティーラーズの得意とする展開。
バックパスのファンブルロストを誤審で救われるなど、モメンタムはスティーズに傾いた。
RB”アイザック・レッドマン”のTDランはチャレンジで覆るも、次はWR”マイク・ウォレス”のTDランで1ポゼッション差に詰める。
ティーボウも負けじと3rdDownをパスで更新するティーボウらしからぬ見事なコントロールを見せ、FGでO#を終わらせて10点差に引き離す。スティーラーズも返しのO#でFGを決めて16-23。再び7点差。
もはや読めぬ展開にLIVE観戦者は興奮の渦ヘ(゜∀゜*)ノ
どうやらモメンタムはスティーラーズに傾いたまま。
これまでブロンコスの勝利に貢献してきたRB”マゲイヒー”が痛恨のファンブルロストし、スティーラーズに自陣45ydからのO#を与えてしまう。
このチャンスにロスリスバーガーは負傷を抱えた足でスクランブルを敢行し、死力を尽くして前進する。
最後は元JETSのWR”ジェリコ・コッチェリー”へのTDパスにつなげとうとう同点。(;´Д`)ノ
23-23
こりゃ元祖持ってる系のロスリスバーガーの勝利か?
残り3:48。FG1本決めれば勝利が近づくがブロンコスO#はパントに終わり、スティーラーズに最悪な時間帯にO#を与えてしまう。
だが、ここまで来たからには負けるわけにはいかぬブロンコス。D#の必死の抵抗でロスリスバーガーの手を叩いてファンブルさせ大きくロスさせる。
タイムアップで初の新オーバータイムルール適用の延長戦に突入となった。
▼オーバータイム
コインントスでブロンコスが先制。新ルールという誰もが未体験の世界に緊張が走る。
だが、そんなものは関係は無かった。
これまでのドライブ、1stDownはほとんどランのブロンコス。スティーラーズD#はポラマルは前よりにセットし、S”ライアン・マンディ”もスッ上がる。
スナップを受けたティーボウはパスの体制。ドローばかりだった展開にスティーラーズD#陣の反応が僅かに遅れる。
その一瞬をついて、WR”デマリアス・トーマス”が中央に走りこみレシーブ!CB”アイク・テイラー”の追撃を片手で振り払い、そのまま80yd独走の1発サヨナラTD!!!!
TDキタ━━━━━∩(゜∀゜)∩━━━━━!!!!
まさに電光石火の神の一撃で強豪スティーラーズを粉砕。
これぞまさに放課後ティーボウタイムよ!!!!
ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ
[dailymotion]http://www.dailymotion.com/video/xnjw0w_2011-wc4_sport[/dailymotion]
2012年01月09日 @スポーツ・オーソリティー・フィールド・アット・マイルハイ
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | total | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
スティーラーズ | (12-4-0) | 6 | 0 | 7 | 10 | 0 | 23 |
ブロンコス | (8-8-0) | 0 | 20 | 0 | 3 | 6 | 29 |
▼総評
とにかく第2Qのロングパス連発が全てを変えた。LIVEで見ていたが、ツィート観戦者の皆がさすがにこの展開に驚愕した。
他のブログさんの情報によると、あのロングパスは事前にエルウェイから「引き金を引け(=ぶっ放せ!)」と助言があったらしく、1発目は失敗したがあれでリズムを掴んだらしい。
恐るべき天才ですわ。(°∀°)b
「パス下手→突進」ってイメージが強いのも影響してポケットから出ると、DBは条件反射で思わず前に出る。これもロングパス成功の一因だったでしょう。
加えて、スティーラーズD#の老朽化もあんなロングパス連発を許した原因か。チームの平均年齢が若いブロンコスに反応できてないシーンもありました。
スティーラーズも強豪のプライドにかけて反撃し同点に追いつくのはさすが。
だが、ブロンコスが後半はロングパスを封印したせいか、オーバータイムには第2Qでヤラれた事をすっかり忘れてしまい、後方がスカスカになったところを一撃でやられて、新オーバータイムルールもへったくれもありませんでした。
これまでほぼ1stDownはマゲイヒーのランだったで、慎重に行くと誰もが予想したところでまさかのパス。これまでのワンパターンのランは、まさに神槍グングニルで一撃で葬るための仕込みだったのか?
これまで神の奇跡とか言われてきましたが、今回ばかりは奇跡などではなく、ティーボウの能力は本物だと認めざる得ないでしょう。
とは言っても、メンデンホールがいたらTD1本は取られていたでしょうし、ロスリスバーガーが動けたら違う展開になっていたハズ。その他スティーラーズに負傷者が続発した事と言い、やはりティーボウには神がかり的なツキがあるとしか思えません。
しっかし、今試合の審判団の判定には疑問が多かったのが残念。
次の対戦相手は、またしても強豪ペイトリオッツ。
近年のSB王者と連戦するって展開は、昨シーズのJETSと同じですが、JETSは見事に2連勝しました。ティーボウならやってくれるハズ!(°∀°)b
:驚く事にティーボウのスタッツはパス10/21回316yd獲得2TD+1TDラン。
10回のパス成功で316ydっていうと、1回パス平均31ydという、とんでもない数値になります。
はたしてパッツ相手にどんな試合をするのか。予想できなさ過ぎて楽しみです。
仰るとおり、レギュラーシーズン中のランはプレーオフのための仕込みだったのかと思うような予想を裏切る試合展開でしたね。普段どおりにポラマルに裁量を与えて好き勝手に行動させたのがスティーラーズの敗因でしょうか。チーム全体でロングパス対応の徹底をされてたらだいぶ違う展開だったような気がします。
まあ、時折とてもプロとは思えない素人が投げるようなグラグラ揺れるヒドい回転のパスも散見されましたが、レシーバー陣もここにきて慣れてきたのかもしれません。
派手なロングパスあり、ティーボウ自らのランでのTDありと、ティーボウファンにはたまらないショーであったかと。
オーバータイムを一瞬で終わらせた最後のプレーではスタジアムの用具係や清掃員まで飛び上がって喜んでたのが印象的でした。もはやデンバーの地元顔役、名士どころの騒ぎではないでしょう。まあ、彼の場合はどこぞのラテン系と違って女遊びはしないみたいなので安心感はあります。
審判の見逃しが多かったのが若干残念ではありました。ファンブルもそうですが、ティーボウがフェイスマスクを受けたと怒り狂ってアピールするのも毎試合のお約束な感じになってきました。
次戦のニューイングランド戦は全米中が釘付けとなること間違いなし。
当地ニューヨークはジャイアンツ対パッカーズってのもありますが、
下手すれば虐殺ショーなので皆ちょっとびくびくしてます。
しかし、当地のESPNのスポーツ番組では、いわゆるティーボウ・タイム(とされる時間帯)の映像では、何故か解説者全員(スーパーボウルリングを持ってるような往年の名選手も含め)が「ティ~イ~ボウ♪、ウォ~ウォ~オ~♪」と合唱を始めます。ティーボウが登場するようになって必ず行われてることなので、自分もノリたいのですが、ファンたちのチャントなのか、そういう歌があるのか未だ判明せず。何かご存知でしたらお願い致します。
ティーボウのパスばかり注目されますが、取ったレシーバーもすごいですよね。しかしボールの回転の印象は前に見た試合より良くなっているように思えて、ティーボウもシーズン中に成長が見られます。
試合内容自体は本当にティーボウショーでした。あんなロングパスが決まりまくったら、安い席でも見ごたえあるでしょうねぇ。そして最後の逆転劇、もう脚本があるとしか思えないです。
どこぞのラテン系も前シーズンまでは時間ギリギリやOTに試合を決めるパスを決める男だったのですが、シーズン中のロッカールームのゴタゴタが予想以上にひどかったらしく、リーダーとしての自覚からかパワーを失ってしまったようです。
ほんま、問題のあるベテランばっかり取って、JETSを支えてきた選手を手放すからこういうことになる。。来シーズンに期待ですね。
チャントに関してはデンバーファン歴1週間未満なので、分かりませぬ。(TωT)