小さな事からコツコツと
ディヴィジョナルプレーオフ最終戦は、「鉄のカーテン」スティーラーズ vs 「ターンオーバー量産D#」のチーフスが対戦。
両者ともD#が強いところは同じなのですが、点数の取られ方に極端な差が出た興味深い内容となりました。
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スコア&ダイジェスト
総評
スティーラーズのRB”レベオン・ベル”のランがやはり異質。
横にスライドするかのようなカットは、元レイブンズの”レイ・ライス”などと似ていますが、そのスタイルが、ショートヤードを取る時でもボールを抱えて低姿勢に構えるのでなく、体を起こしてまるで散歩に出かけるかのようなリラックスした体制から、穴を見つけてスッと密集地帯に入ります。
「ロスするのが怖くないのか?」と思うほどの落ち着きぶりで、よほどOLを信用しているのでしょう。
(実際にロスタックルされましたが)
しかし、ベルが170ydを走ろうが、WR”アントニオ・ブラウン”が108ydレシーブしようが、スティーラーズは1本もTDが取れず、得点は6本のFG。つまり、この日の得点はすべてK” クリス・ボスウェル”のものです。
(※ショーン・スイシャムは昨シーズンの負傷が長引き、今シーズンにカットされた)
一方、チーフスはTDは取れるものの、基本的にO#が進まず。「赤いグロンコウスキー」ことTE”トラビス・ケルシー”を要所で封じこめたスティーラーズD#の策が当たり、ロースコアの展開に。
そして、この試合で注目すべきは何といってもラスト2:47。チーフスが2本目のTDを決めて18-16となり、2ポイントコンバージョンを決めれば同点に追いつくシーン。
2ポイントコンバージョンにてTE” デメトリアス・ハリス”にパスを通して、同点に追いついたかと思いきや、なんとT”エリック・フィッシャー”がホールディングの反則を取られて2ポイントコンバージョンが失敗となるという、無残な結果となります。
結局、この後スティーラーズのドライブで時間を潰し切り試合終了。チーフス、何度プレーオフに出ても消化不良な負け方をします。
ロスリスバーガーのスタッツは、パス20/31回224yd、0TD、1INT。1INTは腕を掴まれてのスローミスかつ、この後のチーフスO#はINTをやり返しているので、決定力は無かったものの試合を壊さず。
一方、負けたチーフスQB”アレックス・スミス”は、パス20/34回172yd、1TD、1INT。
基本的にターンオーバーの少ないQBなのですが、スティーラーズからターンオーバーを奪った後のO#にて、エンドゾーン手前でINTされたのが致命的でした。
スポーツに「たられば」は無いですが、あのドライブをFGで終えていただけでも、勝利していた確率は高いでしょう。
チーフスは、アンディ・リード & アレックス・スミス の体制になってから、頻繁にプレーオフに出ていますが、コルツに大量リードを奪いつつ大逆転負けしたり、タイムアウトを節約しすぎて変な負け方をしたり、負けるときは常にスッキリしません。
アンディ・リードに姿も名前も似ている安西先生(スラムダンク)も、こうおっしゃってました。
アンディ・リード見て安西先生連想したら、あの台詞が浮かぶ始末。いいトコまで来つつも負けパターンがだいたい一緒なのPHI時代から変わらんやん。 #nfljapan pic.twitter.com/7jmWp0oNdG
— としてき (@tosteki) 2017年1月16日
個人的にはチーフス応援してましたけど……全部FGだけとはいえ勝ちは勝ちですからね。
鉄とパッツのCC、どうなりますやら。
緑の飛行機さん>
勝った両者とも不安が残る試合でしたから、これは分からないですね。
SBはブレイディvsロジャースに期待してます。
チーフスさんがなかなかポストシーズンで勝てないなぁと見ていたら、不吉なデータが2つほど見かけてしました…
1つがスーパーボウルまでに、ホームで行われたプレーオフの勝率が
○ロサンゼルス・チャージャーズ….455(5勝6敗)
○カンザスシティ・チーフス….250(2勝6敗)
もう1つが1970年以降ディビジョナルプレーオフの成績が
○ヒューストン・テキサンズ…0勝3敗
○カンザスシティ・チーフス…1勝7敗
だそうです
ちょっとお祓いした方がいいのでは…と思いたくなります
猫ネッコさん>
チーフス、ポストシーズンに徹底的に弱いですね。
私がチーフスを応援すると、山火事に迎え火のごとく、静まるかもしれませんよ。
去年のプレーオフのワイルドカード枠の件でスティーラーズに、今年のJetsが崩壊したのはチーフス戦だと僕は思っているのでその件でチーフスに、どちらにも恨みがあるのですが、どっちかっていうとチーフスの強力DBにビックベンをボコボコにして欲しかったなー笑
ambieさん>
チーフスにはギッタギタにやられましたね。フィッツパトリック、どれだけINTするのだか。
ベンのターンオーバーが少なかったのもベルのおかげでしょう。パッツはベル対策に重点をおくでしょう。
結果を知っててもあの2ポイントコンバージョンは成功したと思ってしまいました。
テレビの前でめっちゃ声出ました。
つくづく勿体無かった。
TD無しと聞いて、CC大丈夫なんかな?と思ってましたが、実際映像を見たらチーフスのレッドゾーンD#が異常。こりゃしゃあない。
難敵を下して気が晴れて、CCはビッグベン大爆発というシナリオも十分考えられると思います。
でもパッツですからねー。
真面目に決め手は春日かもしれません。
みきのりさん>
選手のみならずファン全員が同点に沸いたところで非情すぎる反則コール。
審判もよく勇気をもって取りました。
CCはPIT有利なのかと思いますが、そこはブレイディ&べりチックのマジックでなんとかしちゃうのでしょうね。
試合をハイライトでしか見ていないので詳しい事は言えませんが、やはりプレーオフ勝利経験の差が最後に出た感じでしょうか?気の早い話かもしれないですが、今期のスーパーボールの顔触れは
スティーラーズVSパッカーズのような気がしますが、(あくまでも個人的な予想ですが)管理人様はどう考えているのでしょうか?
ふて猫さん>
スティーラーズvsパッカーズ の2010シーズンの再戦で興味深いですが、私はパッツvsパッカーズです。
ブレイディvsロジャースの頂上決戦で、ブレイディをギャフンと言わせてほしいです。
そして、これまでの多くの方の予想で、誰もファルコンズに期待していないことが判明。さて、明日はどうなる!!?
プレーオフの勝ち抜き経験の差は確かに大きいですよね。仮定の話ですが、チーフスの2ポイントコンバージョンで2点入って延長に突入した場合どちらに勝機があったのでしょうか?今更ながら申し上けないですが
ふて猫さん>
延長の勝機としては全得点がFGでもコンスタンスにO#を進めていたスティーラーズに分があったと思いますが、2ポイントを決めたことでチーフスにモメンタムが傾いていたかもしれませんので、なんとも言えません。
ただあるのは、スティーラーズが勝ってチーフスが負けたという事実だけですね。
はい!ジェッツ狂先生!
僕、ディビジョナルのファルコンズの記事のコメントでファルコンズに期待してました!