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釜が見つかりゃ、ポイ
予想どうりの展開となりました。JETSの特攻にも似たラン攻撃を牽引し続けたRB”トーマス・ジョーンズ”が解雇となりました。

昨シーズン、ラン攻撃リーグ1位であったJETSの中心的存在でしたが、カットしなければ大きな出費となるのが理由です。

 

 

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▼#20:トーマス・ジョーンズ (Thomas Jones)
元ベアーズのエースRBで2007年にトレードによりJETSが獲得。テクニックよりもパワーで無理やり中央を突破するタイプで、エンドゾーン手間からのランは確実にねじ込みます。私は勝手に「人間削岩機」と呼んでました。

ベアーズ時代の2005年は1335yd、2006年は1210ydと好成績だったため、獲得時にラン強化に大きく期待されましたが、2007シーズンはラインの弱体化もあいまって期待どうりの活躍とはなりませんでした。
しかし2008シーズンはOLの強化とFB”トニー・リチャードソン”の加入により大幅に成績を伸ばして、1312ydを獲得しプロボウルに選出されました。
そして2009年レギュラーシーズンはラン1402yd獲得し個人リーグ3位という年齢にそぐわぬパフォーマンスでJETSをプレーオフに導きました。

▼なぜカット?
パスをINTされまくるサンチェスを支えて、プレーオフに進出できたのもジョーンズのランがあったからでしょう。サンチェスが使い物にならない時は、DLに何度弾かれても、直ぐに立ち上がりセットし何度も突っ込んでいく特攻にも似た姿に感動しました。

これだけ身を削って活躍したジョーンズでしたが、シーズン終盤とプレーオフでは負傷でパフォーマンスが上がらず。代わりに昨年のドラフト2PIC(3巡目)で獲得したルーキーRB”ショーン・グリーン”が活躍し続けた事に加えて、280万ドルのベースサラリーと300万ドルもの高額なロースターボーナスが発生する事が原因となりカットです。

一昨年のドラフトの2PIC(1巡2回目)で獲得したTE”ダスティン・ケラー”が活躍したためにロースターボーナスが発生するTE”クリス・ベーカー” をカットした時と似てますが、ジョーンズはプレーオフ進出に大きく貢献していた事が大きな違いです。

▼RB採りはあるか?
正直なところジョーンズが活躍できたのも”アラン・ファニカ”や”ダミアン・ウディ”が加わり強化されたOLと、リーディングラッシャー請負人(また勝手なアダ名)のFB”トニー・リチャードソン”の力があったからだと思います。

RB”ショーン・グリーン”は大事な場面でファンブルする癖がありましたが、シーズン終盤では克服しています。これにRB”レオン・ワシントン”が戻ってくると、JETSのランは昨年と同様のパフォーマンスは出せるでしょう。
しかし、ただでさえ薄かったRBの層がまた薄くなるので突破力のあるベテランが必要かと思います。
トムリンソン獲得は・・・・ナイだろうなぁ~ ( ̄□ ̄;)

ジョーンズに関しては他のチームが獲得に動くと思います。アリエナイと思いますが、シーホークスが採れば弟の”ジュリアス・ジョーンズ”との兄弟RBデュオが見れますな。Σ(・ω・ノ)ノ!

[引用:NFL JAPAN]

ニューヨーク・ジェッツが、ランニングバック(RB)トーマス・ジョーンズを放出することが分かった。31歳のジョーンズは、2009シーズンに自己ベス
トのラン1,402ヤード、14TDをあげ、リーグ1位を誇ったジェッツのラン攻撃をけん引する活躍を見せた。しかし、ジョーンズは2010シーズン、年
俸280万ドル(約2億5,000万円)に加え、330万ドル(約2億9,000万円)のロースターボーナスを支払う内容となっており、チーム側は減額と
なる契約見直しを要請していたが、まとまらなかった模様だ。

 ジェッツのマイク・タネンバウムGMは、トーマスに対しフリーエージェント(FA)市場が解禁となる現地3月5日に解雇すると告げたことを発表。さらに
「トーマスは3年前に加入するやいなや、フィールド内外で若手に良い影響を与えてくれる情熱的なリーダーだった。トーマスを獲得できたのは幸運だったし、
これからの活躍を祈っている」との声明を出している。

 先発RBを失ったジェッツだが、一方でシーズン終盤からプレイオフにかけてはジョーンズの故障もあって、新人ション・グリーンがラン攻撃の中心を担って
いた。また、右脚の骨折で終盤9試合とプレイオフを欠場したレオン・ワシントンも復活するため、ランオフェンスには大きな影響がないとの見方もある。た
だ、控えとしてベテランRBを獲得することはあり得る。

 8月に32歳となるジョーンズは、2007年開幕前にシカゴ・ベアーズからトレードで加入。ジェッツでの3年間で計3,833ヤード、28TDをあげ、
2009シーズンのラン1,402ヤードはNFL3位の成績。また、2008シーズンにはAFC1位のラン1,312ヤードで自身初のプロボウルに選出さ
れた。30歳を境に成績が下降するRBが多い中、年齢の衰えを感じさせないジョーンズは稀有な存在。そしてジョーンズ本人は、2009シーズン序盤にあと
4、5年はプレイを続けられると述べている。ちなみにジョーンズの通算ラン9,217ヤードは、現在リーグ歴代28位だ。