これが望んだ戦いか
とうとうやってきた頂上決戦。単独首位を賭けて因縁すぎるライバル、ペイトリオッツと対戦です。
しかし、この決戦を前にライアン就任以後、一試合も欠けることなく鬼守備の統率をフィールド上で取ってきたS”ジム・レナード”が練習中の負傷でシーズンアウト。
キーパーソンを失ったJETSはこの決戦に勝利する事ができるのか?
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なんやかんやで・・・・
3 – 45 (ノДT)
▼総評
はい、試合の詳細が書けないぐらいの歴史的大敗です。ジレットスタジアムの歓声とペイトリオッツの止まらぬ圧力に飲まれちまって守備崩壊。NFL屈指の精度を誇るP”スティーブン・ウェザーフォード”がパントミスをやってしまうぐらいです。あと、寒さの影響もあるでしょう。
それとレナードがいない影響がモロに出てしまって、守備が交錯してタックルできずブランチにTDを決められたり、いつもならキレイに止めるスクリーンパスからランを出されたり散々でした。第1Qで17点を献上した時点でもはやモメンタムのつかみ所がなく、ズルズルと失点を繰り返します。
パッツのOLが良くてパスラッシュの効果がでず、突っ込むとウェルカーや”ダニー・ウッドヘッド”へのスクリーンパスからロングゲインが決まり、それを警戒し守備を引くとRB”ベンジャーバス・グリーンエリス”のランが出だす。もはや何をやっていいのか分からなくなり、蹂躙されちまいました。
後半からO#の盛り返しにも期待しましたが、順調にドライブを続けてる途中でまたもライアンの無駄なTIME OUT。これが逆にパッツに落ち着きを与えて、この後エンドゾーン手前でINTされます。ほんまに大量失点を追いかける立場なのにナゼあそこでTIME OUTを取る?
サンチェスも粘りを見せますが、焦りがミスにつながりエドワーズへのロングパスをルーキーCB”デビン・マッコーティー”にINTされます。さらにホームズへのお決まりのスラントパターンを完全に読まれてINTを献上。
ランはそこそこ出るし、攻撃は悪くない。サンチェスも粘りを見せていいプレーをするものの、得点に全く結びつかず。
あと、言わせてもらえば審判の判定も不利に働きました。TE”ロブ・グラウンコスキー”へのTDパスなんて、片足着く前に体が外に出たように見えたし、ボールを持っていないTE”ダスティン・ケラー”をラリアット気味に掴んでるのに反則を取られない。あとS”エリック・スミス”のインターフェアランスも先にスミスが顔を押されたように見えます。(ボールを見てないスミスも悪いが)
前回の記事で「大量失点するかもしれない」「ウッドヘッドに抜かれる」「”デビン・マッコーティー”をナメてはいけない」とワタシの言った事がそのままハマる事がウレシイやら悲しいやら。最初は真剣に見てたのに第4Qには魂がどこかにいっちまいました。Σ(・ω・ノ)ノ!
しか~~し、首位は取られましたが、プレーオフ当落戦上のチームと3勝差と貯金はたんまりあるので、このあと連敗しなきゃワイルドカードでもイケるでしょう。この借りはプレーオフで必ず返す!!!
:ブレイディはパス21/29回326yd獲得、4TD、0INTと前試合に続いて鬼神の如きパフォーマンスでJETSを蹂躙。
豊富なレシーバー陣とウッドヘッドとウェルカーのおちびコンビを飼いならし、モスが抜ける前と後では別のチームとなりました。
ビッグネームがそれほどいないのに、使えるコマの特徴を掴んで、それを常勝軍団に仕立て上げるベリチックの手腕は恐るべしです。
2010/12/06 @Gillette Stadium
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | Total | ||
ジェッツ | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | ||
ペイトリオッツ | 17 | 7 | 7 | 14 | 45 | ||
Game Stats |
[引用:NFL JAPAN]
現地6日、第13週のマンデーナイトフットボール(MNF)が行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツがニューヨーク・ジェッツとのAFC東地区対決
に45対3で大勝した。同率で並ぶ地区首位対決を制したペイトリオッツは、これでAFC単独トップの今季10勝目(2敗)を挙げている。ペイトリオッツは、クォーターバック(QB)トム・ブレイディがパス29回中21回成功、326ヤード、4TDをマーク。司令塔の大活躍により、リーグ
屈指の堅守を誇るジェッツ守備陣から計405ヤードを奪った。ブレイディはこれでNFL新記録となるレギュラーシーズンのホーム26連勝を達成。またペイ
トリオッツは守っても計3INTを奪うなど、ジェッツ攻撃陣にTDを許さず、攻守で同地区ライバルを圧倒した。ペイトリオッツは第1Qにランニングバック(RB)ベンジャーバス・グリーンエリスのTDラン、ブレイディからワイドレシーバー(WR)ディオン・ブラ
ンチへのTDパスなどで17点を先制。そのまま前半で24対3と大量リードを奪う。さらに後半に入ってもペイトリオッツの勢いは止まらず、第3Qにブレイ
ディからWRウェス・ウェルカーへの18ヤードTDパスで追加点を奪うと、第4Q早々にブレイディがこの4本目となるダメ押しのTDパスを決めた。今季3敗目(9勝)を喫したジェッツは、QBマーク・サンチェスがパス33回中17回成功、164ヤード、3INTと散々な内容。また、守備陣もブレイディの空中戦を止めることができず。全くいいところがない完敗で、ロードでの連勝記録も8でストップしてしまった。
いやー、かなり楽しみにしてた試合だったんですが、見事に期待を裏切られましたね。全く予想できなかった結果ではなかったですが、もうちょっと意地を見せてほしかったなあと。
仕事が早く終わったので、バーに行って観てましたが、あまりの目の覆う内容にサンチェスが2つ目のインタセープトを食らった時点で帰りました。歯がゆいですがパッツはやっぱ強かったですね。
レナードの欠けた守備陣もレーティング27.8だったサンチェスを含めた攻撃陣(コールズは要るんでしょうか?)も巻き返しに期待したいです。
ライアンは今日のニュースカンファレンスであくまでレギュラーシーズンの一試合に過ぎないことを強調してたみたいですが、まだまだプレーオフ進出には有利な状況なので一昨年のような失速だけはないよう立て直してほしいですね。
負けるのはしかたないですが、あまりのことにやや呆然…。
今シーズンBALにしてもGBにしても負けるときはTDが取れてないんですが、ディフェンスが頑張っていい勝負にはしてたんですがねえ。
後を引かないで立て直して欲しいですね。
ここで我田引水な星感情。
今シーズンきついスケジュールと思ってましたが、前半で勝ち越しチームとの対戦はBAL、NE、MIA、GBの4チーム、これに2勝2敗。負け越しチームには全勝。
後半も勝ち越し(5部を含む)との対戦は、NE、MIA、PIT、CHIの4チーム、これに2勝2敗(NEには負けちゃいましたけど…)、BUFには勝つとして12勝4敗、これならワイルドカードには充分です。
と言うことでとにかく次のイルカさんチームにはなんとしても勝ってもらわないと。
本当に楽しみな試合だっただけに、これほど大敗するとは予想外でしたね。
レナードがいないだけで、混乱してこれだけ対応できなくなるとは、彼の重要性を実感すると同時に残り4試合を彼抜きに勝てるのかという不安も出てきました。大失速もありうるかもしれません。
とにかく次のイルカ戦が今後を占う1戦になる事は間違いないですね。
負けるにしてもこれだけ圧倒的に負けるものでしょうか。記録によるとジェッツは1986年にも当時10勝1敗なのに5勝のドルフィンズに3-45と同スコアで大敗してるとの事。
今シーズンは消化試合もあるかなと思っていたら、1試合落とすとどうなるか分からない毎度ながらのWeek17まで余すこと無く楽しめる展開になってきました。
とにかく崩壊した守備を立て直せるかどうか、次戦に大きな課題が出来ました。