これぞ皆の王者の妙技!
世界最大のプロレス団体WWEの会長”ビンス・マクマホン”が私財を投げうって再挑戦したフットボールリーグ「XFL」は、最初のシーズンでコロナ過により中断となり、その後 破産申請で実質の終了となりました。
そのXFLに関して予想外の動きがありました。
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元WWE王者「ザ・ロック」のグループ会社がXFLを買収
・これまでの経緯
WWEの2度目のフットボールリーグ運営の挑戦「XFL」は、コロナ過の影響により2020年4月13日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、開幕からわずか5週間で終了しました。
この度、このXFLを売却するに当たり元WWE王者のザ・ロック(現在はハリウッドで最も稼ぐ俳優”ドウェイン・ジョンソン”)が、元妻で現在はビジネスパートナーの”ダニー・ガルシア”と、レドバード・キャピタル(RedBird Capital Partners)のグループの一員として1,500万ドル(約16億円)で買収に動きました。
正式な合意は、破産を管理している裁判所が今週末に開く公聴会で承認される必要があります。
まさか団体のレスラーだったロック様が、団体のトップのビンスからリーグを買い取る未来を誰が予想できたでしょうか。
今回の買収についてロック様は、
「ゲームへの情熱、そしてファンを常に大切にしたいという、2つのことに深く根ざしている 」
「選手、ファン、フットボールを愛するすべての人たちのために、特別なものを作り上げることを楽しみにしている」
とコメントしています。
買収額が16億円というのは、正直なところXFLにこれまでかけた経費に比べたら10分の1以下かもしれませんが、それでも今後スポーツビジネスが見込めない状況下で、これだけの額で買収するのは、WWEに取ってかなりの救いでしょう。
これはロック様のWWEへの恩返しと見ていいでしょう。
私もWWEにハマったきっかけは「ロック様」でした。
当時はネットが未発達で、世間で何が流行っているか分からない時代に、たまたまJ-SPORTSで見たWWEのロック様vs悪の会長ビンス・マクマホン軍団 のアングル(ストーリー)が、毎週ハラがよじれるぐらい爆笑もので、あっという間にロック様のとりこになりました。
この時期にWWEを見始めた人はかなりいたのではないでしょうか。
話を戻して、ロック様が買収したXFLをどうするか現時点で未定です。
このスポーツビジネス逆風の中、ロック様がどのような妙技を繰り出すか、非常に楽しみです。