2008081215-news-320.jpgレメンスは天国から地獄へ
“ブレット・ファーブ(Brett Favre)”の加入により今、NFLで1番注目を浴びるチームとなったJETS。
(気ままにやっていたこのサイトのアクセス数も爆発的に増え、重圧に苦しんでおります(=_=;))

ファーブの存在はフィールド全てを活気づけ(テスタバーディーが来た時以来だとか)、チームの事情も一瞬で変えてしまいます。
しかし、ファーブが疎ましい人達も当然います。

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▼ファーブの加入により悪影響を及ぼしたのがチャドの大親友であった主力WR”ラヴァニアス・コールズ”。
チャドの電撃解雇時に激しくマンジーニに抗議し、キャンプ中もファンに「ファーブの方がチャドより遠くに投げれるぞ!」と言われたら、そのファンをにらんで小言で罵ったとの事です。

そしてショックが大きかったのはプレシーズン直前まで先発QBだった”ケレン・クレメンス”。
2006年から徐々に出場回数を増やし2007年は半分の試合を先発出場し、とうとうチャドから先発QBの座を奪い取ったと思った矢先に”ブレット・ファーブ”の登場で、その座は簡単に陥落。

そして伏兵の3rdQB”ブレット・ラトリフ”がキャンプ中に頭角を現し、先のブラウンズ戦で活躍。一方、同試合の先発だったクレメンスは、相変わらずムラのある投球が改善されていないとの事で評価を落とし、”Wブレット”の登場で天国から地獄に突き落とされました。

▼しかし、多くの選手が伝説のQBと同じチームでプレイ出来る事に興奮し士気が上がっております。

S”ケリー・ローズ”は「ボールを片サイドから逆サイドまで投げれる上にインチ単位で調整できる類稀なる才能の持ち主」と評価し、また契約直後の練習でWR”ブラッド・スミス”への11ヤードのタッチダウンパスを見て「マジで早い!100マイル(時速161キロ)は出てるぞ!!」と興奮していたとの事。
またWR”ジェリコ・コッチェリー”は「あらゆるパスルートを使える」とコメントしたとの事です。

そして一番に喜んでいるのがオフェンスコーディネーターの”ブライアン・ショッテンハイマー(Brian Schottenheimer)”かもしれません。それはブレットの加入で一気に形勢を変えるロングパスも期待できるからです。
チャドはショートパス主体でしたので、昨年はパスの成功率のわりに獲得ヤード数が低く平均で1パスにつき5.33ヤードしか進んでおらず、これはAFCワースト4位の成績です。

長年在席したNFCからAFCに転向した”ブレット・ファーブ”。今シーズンは”カーソン・パーマー”や”トム・ブレイディ”といった類稀なる強肩(strong arm)を持つQB達との戦いが待っています。