イレレバントに何を期待するか
ジェッツの2024シーズンは、昨シーズン失敗したロジャース時代をなんとしても成功せねばなりません。
今シーズン、プレーオフを逃せば間違いなくHC”ロバート・サラー”のクビが飛ぶでしょう。
そのためにもドラフトで獲得する新戦力は非常に重要となります。
はたしてジェッツのドラフトはどうなったのか?
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1巡目(全体11位)::OTオルムイワ・ファシャヌ(Olumuyiwa Fashanu) FROM オレゴン州立大
3巡目(全体65位):WRマラキ・コーリー(Malachi Corley) FROM ウェスタン・ケンタッキー大
某ドラフト本評価:
有名なパス多投システムの中で、場数を踏んできた。
サイズやフレームはRBで人にも強い。落球癖を修正し、ルートを増やせばディーボ・サミュエルのようになりえる。
→エースWR”ギャレット・ウィルソン”と新加入したWR”マイク・ウィリアムズ”に加え、新たにスロットレシーバー獲得しレシーバー陣の層を厚くしました。
フィジカルが強いようでジェットモーション要員としても使え、ロジャースにとって困った時の心強いターゲットになりそうです。
これは楽しみです。
4巡目(全体134位):RBブレーロン・アレン(Braelon Allen) FROM ウィスコンシン大
某ドラフト本評価:
飛び級で進学し、強豪大での3年間は10代のエースRBとしてプレー。
フィジカルで人に強く突破力のあるランナーだが、プロではタックルをかわす技術も必要となる
→ジェッツに必要なのは3rd-ショートヤードをゴリ押しで取れるパワーバック。
昨シーズンのドラフトでもパワーバックの役目としてRB”イスラエル・アバニカンダ”を獲得したのですが、キャンプ中に負傷しシーズン終盤に復帰するもインパクトを残せず。
今ドラフトでも同タイプのRBを獲得してルーキーvs2年目で生き残りを賭けた競争となります。
動画のように何人当たられても前進し続ける粘り強いランに期待です。
5巡目(全体171位):QBジョーダン・トラビス(Jordan Travis) FROM ルイビス大/フロリダ州立大
https://www.youtube.com/watch?v=wgoGda2TrtA
某ドラフト本評価:
経験豊富、プログレッションに優れ危機管理もできるパサーで、走る能力もある。
昨年は、無敗で快進撃を続けながら終盤で足首骨折、シーズン終了となった。
→ドラフト上位でバンバンQBが出たのですが、全体12位までに6人がPICKされた以降でQBがPICKされたのは5巡15位の1名。
そこでベテランQBのみのジェッツですので、将来を担う若手QBもニーズ。ここでQB獲得に動きました。
ハイライト動画を見ると走っているシーンばかりでポケットが崩れてから本領を発揮するタイプのようです。
評価を下げた理由にシーズン終盤での負傷でドラフト前にトレーニングが出来ていない事や、パスラッシュに慌てた時にパニくって判断ミスをするらしいのですが、ロジャースの後釜として、しっかり育ってほしいです。
しっかし、QB獲るならイレレバントだろ!空気読め!
チッ(・д・)
5巡目(全体173位):RBアイザイア・デービス(Isaiah Davis) FROM サウスダコダ州立大
某ドラフト本評価:
下位FCSの雄サウスダコタ州立大の大黒柱。
サイズと強さがありレシーブ能力も高い。
スピードはないので生き残るには判断力とホールヒットへの素早さが重要になる。
→またもRBを獲得!
スピードが無いものの、またもパワーとカットで切り抜けるタイプです。
やはりジェッツに足りないのはゴリ押し要員ということで、スピードはRB”ブリース・ホール”に任せましょう。
5巡目(全体176位):CBクワンテス・スティガーズ(Qwan’tez Stiggers) FROM 大学中退
→なんと5巡を3つに増やして集中PICKし、始めてディフェンスを取りました。
父親を亡くしてカレッジを中退するものの、セミプロのインドアプロフットボールで脚光を浴びCFL入り。
そこからドラフトでNFL入りを狙うという、変わった経歴の持ち主です。
特徴は、スピードもサイズも兼ね備えている身体能力の高さ。
カレッジでは1年しかプレーしておらず、その後1年はどこにも所属せずプレーしていませんでした。
にも関わらず、5巡でPICKされるとは原石なのでしょう。
欠点は当然、経験値の無さ。プロのカバレッジを学ぶのに時間を有するでしょう。
もうこれは賭けです。
成功したらドラマ1本作れそうですね。
7巡目(全体257位[イレレバント]):Sジェイレン・キー(Jaylen Key) FROM アラバマ大
https://www.youtube.com/watch?v=d8lOeGYulw0
Mr.イレレバントでSを獲得し、DB層を厚くしました。
「QB取れよ~」と思っていたジェッツファンは私だけではないでしょうが、これが現実。
プロとしての優れた体格とボディコントロールを持っているものの、瞬発力が無い事や判断が遅い事、ポジショニングは平均以下といろいろ酷評されてます。
だから、イレレバント。
ジェッツのSはS”ジョーダン・ホワイトヘッド”が抜けて、昨シーズンはキャンプで負傷したままシーズンエンドしたS”チャック・クラーク”が先発を担いますが、補強が手薄であります。
成長して活躍すれば先発は十分狙えると思うので期待したいところです。
その他:DEジョン・フランクリン-マイヤーズ をブロンコスへトレード
ドラフト後に、なんとDE”ジョン・フランクリン-マイヤーズ”がブロンコスへトレードされました。
ジェッツは代わりにブロンコスから2026年ドラフトの6巡目を受け取りますが・・・なんでそんなに安いの?
マイヤーズは過去3年間のジェッツの試合にほぼ先発出場している頼れる存在なのですが、2022年の大型契約がキャップスペースを圧迫しており、おそらく契約の再構築に応じなかったと見られます。
それがトレードへの引き金になったのでしょう。
マイヤーズが出るとなると、2023年ドラ1DE”ウィル・マクドナルドIV”のプレータイムが増えて、いよいよドラ1の本領発揮となるでしょう。
総評
ちょっとオフェンスに重きを置きすぎたのでは?と思いつつも、PFFのドラフトグレードで、ジェッツは「A」と好評価。
↓
https://www.pff.com/news/draft-2024-nfl-draft-grades-all-32-teams#NYJ
バキバキに強化したOLでロジャースを守り、経験も実力も兼ね備えたレシーバー陣がTDの嵐!
かつ、RB”ブリース・ホール”を中心とする若いRB陣で地上戦も制覇。
ディフェンスは昨シーズンの好調を維持できれば、プレーオフに届きそうです。
なんせ地区王者ビルズがベテランDB陣を一斉解雇し、WR”ステフォン・ディグス”までいなくなり再編状態。
ペイトリオッツは完全に再建モード。
イルカさんがやっかいですが、ジェッツが勝てる要素は十分にあると思います!!!
今度こそ勝負の年!(毎年言ってる気が・・)