下馬評など意味はない

NFL2024年シーズンもいよいよプレーオフに突入。

敗北は即敗退のサバイバルトーナメントは、レギュラーシーズンとは別次元の戦いになります。

 

初戦は第4シードのテキサンズがホームで第5シードのチャージャーズを迎え撃ちます。

 

この試合前に元ジェッツのHCかつ現NFLアナリストの”レックス・ライアン”は、この一戦に関して「チャージャーズはバイウィークみたいなものだ」と、テキサンズのホームゲームなのに「テキサンズはチャージャーズの眼中に無い」意図の発言をしました。

 

果たしてテキサンズは、下馬評を覆すことができるのか?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

チャージャーズ

6

0

0

6

12

テキサンズ

0

10

10

12

32

総評

プレーオフは初戦から面白い試合となりました。

テキサンズはファーストプレーでWR”ジョン・メッチー三世”がファンブルロスト。

その後も硬いチャージャーズのディフェンスにパントを繰り返し、さらにSTの反則やQB”C.J・ストラウド”のインターセプトで最悪のスタートとなります。

 

一方、チャージャーズはオフェンスが進むものの、テキサンズのディフェンスが踏ん張って2本のFGで 6-0 とリード。

 

テキサンズはインターセプトで奪われたオフェンスをインターセプトで取り返すものの、このままチャージャーズが優勢に進めて勝利するように思えました。

 

しかし第2QにテキサンズのQB”C.J・ストラウド”が以下のプレーでモメンタムを引き寄せました。

 

ストラウドがスナップを後逸して またも自滅したと思いましたが自らカバーし、WR”ゼイビア・ハッチンソン”へ34ydのロングパスを通したのです。

ロングをレシーブしたハッチンソンは2023年ドラ6であり、レシーブどころかターゲットになったのもこれ1回だけです。

 

 

これをきっかけにテキサンズはチャージャーズのディフェンスを攻略し、エースWR”ニコ・コリンズ”へTDパスを決めて逆転。

 

さらにストラウドは快足スクランブルを見せて、死地からFGへ繋げます。

 

後半、テキサンズは早々にRB”ジョー・ミクソン”がファンブルロストするも、ディフェンスがギャンブルを阻止してミクソンのミスをチャラにします。

 

一方、序盤は絶対優勢に見えたチャージャーズのオフェンスはテキサンズのディフェンスに大苦戦。

S”エリック・マレー”のPICVK6!

 

エースCB”デレク・スティングレーJr”は弾いたボールをインターセプト!

 

さらにこの試合で見た事のないプレーが発生!

チャージャーズがTDを決めて 12-23。

ここでエクストラポイントで1点を加えて 13-23 となり、10点差になるハズが・・

 

エクストラポイントをブロック!

!∑(゜ Д゜)

さらにボールを奪ってリターンTDするというレアプレーでテキサンズに2点追加!

12-25 

10点差と13点差はかなり違うぞアメフトは!

(;´Д`)ノ

 

この後、テキサンズがダメ押しのTDとインターセプトで勝負あり

12-32 の大差でテキサンズが下馬評を覆し勝利です。

 

 

QB”C.J・ストラウド”のスタッツは、パス22/33回282yd獲得、1TD、1INT。

ラン6回42ydを記録。特に27ydのロングスクランブルは圧巻でした。

 

ストラウドの粘り強さも勝因ですが、やはりCB”デレク・スティングレーJr”を中心としたDB陣が強く4INTを記録。

さらにDE”ウィル・アンダーソンJr”が1.5サック・3QBヒットと 終始ハーバートにプレッシャーをかけました。

 

AFCのチーム紹介記事に「対戦相手が沼にハマる」と書いたのですが、それが早速的中した次第です。

 

レックス・ライアンがテキサンズを侮辱した「チャージャーズはバイウィークと同じ」発言に対しては、試合後にRB”ジョー・ミクソン”がインスタで葉巻を吸いながら「レックスライアンのバイウィークパックで喫煙してるぜ」と言う動画を投稿して反撃しています。

 

ライアンと言えばライアンらしい発言ですが、あまり大口は叩かない方がいいですね。

最近ジェッツのHCに復帰する話題がありましたが、今回の件で好ましく思えなくなりました。

 

 

一方、敗れたチャージャーズのQB”ジャスティン・ハーバート”のスタッツは、14/32回242yd獲得、1TD,4INT。

序盤は優勢に見えたオフェンスもフタを開ければパス成功率が半分以下で4INTと苦戦。

 

レギュラーシーズン全体で3インターセプトしかしていないのに、この試合で4インターセプトを献上しました。

 

HC”ジム・ハーボウ”の理想「硬いディフェンスとミスのないオフェンス」もプレーオフの魔物の前では思惑通りに行きません。

 

QB“フィリップ・リバース”時代以降、プレーオフで勝てないチャージャーズ。

しかしながら一応、名将ジム・ハーボウの招へいは成功という事で、来シーズンのプレーオフ勝利に期待です。