変わりゆくフィールド

ディビジョナルプレーオフ3戦目は、ラムズvsイーグルスのスーパーボウル出場経験のあるHCどうしの対決。

名将がどのような策をぶつけてくるのかも見どころであります。

 

さらに先の試合でライオンズが敗れたため、この試合で勝利したほうはチャンピオンシップがホーム開催となる、チームにとってもオーナーにとっても嬉しいボーナス付きの戦いとなりました。

負けられない戦いがここにある!

(プレーオフは全部そうですけど)

[SPONSORED LINK]

スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ラムズ

7

3

5

7

22

イーグルス

13

0

3

12

28

総評

この試合で両軍に大きな影響を与えたのが天候でした。

試合開始時のフィールドは以下の状態。

 

第2Qの途中からみぞれのような大粒の雪が振り出して徐々にフィールドが白くなり・・

第4Qにはこのとおり真っ白!

!∑(゜ Д゜)

写真では分かりにくいですが、強風で雪がほぼ横に流れていく超悪天候に変化しました。

 

この状況下で活躍したのがイーグルスRB”セイクワン・バークリー”

 

この試合でラン26回206y獲得、2TD。ラン200yd越えの大爆発。

TDランが78ydと62ydの自陣からのロングゲイン2回なので、スキを見せたら一気にTDまで持っていくその破壊力は凄まじいです。

 

その代わりにイーグルスはパスで大苦戦。

ハーツはスタッツ上パス128yd獲得していますが、7サック受けてマイナス63ydなので、差し引きして実際のパス獲得ヤードはたった65yd。

Σ(・ω・ノ)ノ!

 

再三、パスラッシュに苦戦してセーフティーを奪われるシーンもありました。

 

なんでパスが悪いのに危険地帯でパスなんだよ~。裏をかいたつもりか。

(´д`lll)

 

ちなみにハーツのランが70yd獲得なので、プレーオフなのにQB個人でパスよりランの方が進んだという珍記録が誕生。

 

しかしながら、バークリーとハーツの波状のランオフェンスはノーハドルをまぜて連射してくると、ディフェンスは交代が思うようにできなくなるため消耗を一気に加速させる効果があり、相手に取ったらやっかいでしょう。

 

 

それでも試合は第4Qまでは1点差の接戦。

 

両者のディフェンスが優れており、なかなか失点を許しません。イーグルスのディフェンスがラムズの強力なパスを封じます。

 

前試合と同様に、この試合でも明暗を分けたのはターンオーバーでした。

 

ラムズは第4Qに2シリーズ連続でファブルロストをしてしまい1ポゼッション差に引き離され、そして体力と気力を奪われたところでバークリーのTDランが一気に抜けてトドメとなったわけです。

 

最後、QB”マシュー・スタフォード”からWR”プカ・ナクア”へのロングパスは凄かったのですけどね。

 

最後、スタフォードはTDを獲らねばならないギャンブルでパスラッシュに負けてオーバースローし、ラムズ敗戦。

イーグルスがコマンダーズの待つチャンピオンシップにコマを進めました。

 

 

 

勝利したQB”ジェイレン・ハーツ”のスタッツはパス15/20回128yd獲得、0TD、0INT。ラン7回70yd、1TD。

繰り返しになりますが、7被サックでマイナス63ydなので実際のパス獲得は65ydです。

 

悪天候だったとはいえ、このスタッツは問題視されている上にハーツは試合終盤で膝を痛めており、次戦はホームと言えどコマンダーズ相手に暗雲がたちこめています。

 

 

一方、敗れたラムズのQB”マシュー・スタフォード”のスタッツはパス26/44回324yd獲得、2TD、0INT。

こちらは5被サックでマイナス33ydと、両軍ともにパスラッシュに苦しみました。

 

ただスタフォードには2ファンブルと1ロストというミスもあり、ラムズは計2回のターンオーバーに対してイーグルスは0回と、またもボールセキュリティの差が明暗をわけました。

 

 

ラムズがスーパーボウルを制覇した2021年シーズンを振り返ると、プレーオフでロードだったのは気候のいいタンパのみ。

なんとスーパーボウルまでもホームであるSoFiスタジアムだったので、もう1回スーパーボウルを制覇するには上位シードを取り悪天候の試合を避けねばならないかと思います。

つまり内弁慶こそ勝つ秘訣なのです!

( ・`Д・´)+キリッ