理解できない契約もある

各所で動きが激しくなってきたFA戦線。

ジェッツに関しては2日目は何も無かったのですが、3日目にいろいろ動きました。

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LB C.J・モズリー(C.J Mosely)をカット

ジェッツはディフェンスキャプテンかつ元プロボウラーのLB”C.J・モズリー”をカットしました。

正式には6月1日以降に解雇となります。

Cjモズリー

 

先日のLB”ジャミアン・シャーウッド”の契約延長から、このカットは推測できました。

モズリーのカットにより、ジェッツはサラリーキャップ4Mを節約できます。

 

 

モズリーは2019年にレイブンズからジェッツに移籍。

しかし、初年度は開幕戦で足を負傷しシーズンエンド、2年目の2020年はコロナ禍によるオプトアウトで2年間ほぼプレーしませんでした。

 

その後はチームトップのタックル数を記録したり、リーダー格としてディフェンスを引っ張りプロボウルにも選出される活躍をします。

 

しかしながら、加齢のせいか欠場回数が増えて昨シーズンはつま先と首の負傷で13試合を欠場。

その間に、LB”ジャミアン・シャーウッド”が頭角を現して、世代交代に待った無しとなったわけです。

 

 

デカい体ながら反応速度が早く RBに虎のように襲い掛かる姿が印象的でしたが、昨シーズンは毎週のように「次の試合は出れるかも」詐欺を繰り返し、結局最後まで出場しない事にウンザリしました。

しっかり体を治して新天地で頑張って欲しいところです。

 

 

ちなみに、モズリーと一緒に獲得したRB”レべオン・ベル”はボクシングをやったりレイプ疑惑で告訴されたり、もはやNFLと関係のない事で世間を騒がせています。
( ̄Д ̄;;

CB D.J・リード(D.J Reed)がライオンズと契約

頼れるDBであったCB”D.J・リード”がライオンズと契約し、チームを離れることになりました。

 

ライオンズとの契約額は

3年48M(うち32M保証)

です。

 

2022年にジェッツと契約したときが3年33Mだったので、ジェッツ時代に順調に価値を高めました。

 

リードは反対側のCB”ソース・ガードナー”とは対照的でプレーに激しさがあり、ビッグプレーの数々を生み出してきました。

2020年以降で、プライマリーカバレッジで相手に許したパサーレーティングが最も低く(79.8)、さらに2020年以降でタックル350回以上、パスディフェンス40回以上を数える、たった2人のコーナーバックの1人とのことです。(もう1人は、コルツのケニー・ムーア二世)。

 

個人的にはキープしたかった選手だけに、この移籍は残念。

ライオンズでの活躍を祈っています。

元レイブンズのCBブランドン・スティーブンス(Brandon Stephens)を獲得

リードが抜けた穴を埋めるために、元レイブンズのCB”ブランドン・スティーブンス”と契約しました。

 

契約内容は

3年36M(うち26M保証)

とのこと。

 

スティーブンスは2021年ドラフトにてレイブンズが3巡で獲得。

2023年シーズンにCB”マーロン・ハンフリー”の負傷のため開幕先発に起用され頭角を現し、プレーオフでも先発に指名されました。

 

2024年シーズンも全試合出場しましたが、肝心のFA前のこのシーズンで評価を落してしまいレイブンズとは折り合いがつかなかったようで、ジェッツとの契約になった運びです。

 

リードより経験は堕ちるものの、若さでカバーしてもらいましょう。

謎の破格契約:元パッカーズC ジョシュ・マイヤーズ(Josh Myers)を獲得

OLに補強が必要なジェッツ意外な選手を獲得しました。パッカーズ不動のC”ジョシュ・マイヤーズ”と契約です。

 

契約内容は

1年3.5M(保証は不明、おそらく全額)

です。

 

え?安すぎないかい?
( ̄Д ̄;;

 

マイヤーズは2021年ドラフト2巡でパッカーズが獲得。

以降、2022年と2023年は全試合を先発で出場し、2024年は手首の負傷で1試合欠場のみで、それ以外の試合はすべて先発で出場してプロボウルのリザーバー(補欠)に選出されました。

(2024年のシーズン終了後に胸筋を断裂しながら試合に出ていたことを告白)

 

 

パッカーズはマイヤーズとの契約延長交渉を進めていましたが折り合いがつかず断念。

その代わりなのかG”アーロン・バンクス”と4年77M(1年約19M)の契約をかわしています。

 

だとしても、バンクスとマイヤーズの年棒を比較すると約16Mもの差額があり低価格が謎すぎます。

 

彼を安価で獲得できた理由として考えられるのが、カレッジ時代にオハイオ州立大学で共にプレーしていたQB”ジャスティン・フィールズ”がジェッツにいることでしょう。

これは、元相方のために1年を棒にふってジェッツ入りを志願したのでしょうか?だとしたら、友情凄すぎる。

 

ジェッツの先発Cは”ジョー・ティップマン”であり、現時点でマイヤーズはバックアップになると報じられていますが、ティップマンはGも出来るので開幕までどのような布陣になるのか分かりません。

 

この契約には驚きましたが、フィールズと化学反応を起こせるのか見てみたいところです。

ジェッツから出た人一覧

かなり動きがあったので、現時点の一覧を掲載してから感想を入れます。

まずは出た、再契約した人の一覧です。

 

DBがリード以外に、ジェッツがドラフト外から育てたS”アシュティン・デービス”がドルフィンズへ、CB”ブランディン・エコールズ”がスティーラーズに移籍しました。

なかなか痛い事になってます。

 

キープしたかったRT”モーガン・モス”は不幸にも同地区のペイトリオッツへ移籍。

 

なんと、あのLB”ハーソン・レディック”がバッカニアーズと1年14Mで契約しました。

昨シーズン、ジェッツであれだけもめたのがアホみたいです。

 

キンローも3年45Mでワシントンと契約。ヨソのチームは一体、ジェッツでダメだった選手の何を評価してるのか分からないです。

ジェッツという場所が悪いのか?

 (;´Д`)ノ

ジェッツに入った人一覧

 

DBの補強に元ジャガーズのFS”アンドレ・シスコ”を獲得してますが、反則の常習犯らしく心配です。

 

その他、このリスト以外にも元ペイトリオッツのT”チュクマ・オコラフォー”(Chukwuma Okorafor)と契約したとのこと。

 

 

こうなると、現時点でドラフトはTE狙いが濃厚になってきました。