何も記事を書かないのはアレなので・・

ニュースに乏しい時期なので、この時期は毎年NFLと関係ない記事を書いていますが、現地の某サイトにチーム別のシーズンプレビューという記事があったので、それを日本語にして掲載します。

 

基本は自動翻訳ですが分かりにくい箇所や表記に手を加え、最後に私なりの総評を加えてみました。

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ジェッツ2025年シーズンプレビュー from Yahoo Sports 

新HC”アーロン・グレン”はニューヨーク・ジェッツにシンプルな使命を持ち込みます。

グレンは「私はただ静かに動くことこそが重要だと信じています」とコメント。

 

QB”アーロン・ロジャース”をめぐる過去2シーズンのドラマを経て、HCグレンはHCロバート・サレーの後任として、原点回帰を誓います。

今オフシーズン、新GM”ダレン・ムーギー”より前に就任したグレンは、ロジャースのような派手な補強を避けつつ、ラン攻撃重視のフィジカルなチーム作りを目指している。

 

グレンは、昨年の混乱した5勝12敗のシーズンの後にロジャースを解雇することを決めた。

ジェッツが計画的な再建を採用し、グレンにビジョンを実行させる中で音量(マスコミの話題性)を下げたいと考えたからだ。

1990年代後半の3シーズンでほぼ成功を収めたビル・パーセルズ監督の時と同じように。

 

パーセルズ氏の弟子であるグレン氏は、14シーズン連続でプレーオフ出場を逃しているチームを引き継ぐことになった。

これは北米の主要プロスポーツにおける現役最長記録である。しかし、過去4年間デトロイト・ライオンズのディフェンスコーディネーターを務め、チームの再建を成功に導いた。

彼はやり方を知っている。これからはより困難な段階だ。飾り気のないスタイルでジェッツの文化を刷新し、長年苦境に立たされてきたチームを勝利へと導くのだ。

オフェンス

ジェッツは高額なベテラン選手を放出し、若手選手の育成に注力するため、ロジャースだけでなく、彼のお気に入りのターゲットであるWRダバンテ・アダムス”も解雇することを決定した。

では、彼らのオフェンスはどうなるのだろうか?

さて、フリーエージェントでわずか2年間の契約しかなかった新QB”ジャスティン・フィールズ”はダイナミックなランニングスキルを発揮するだろうが、ピッツバーグでの昨シーズンのベンチ入りからするとパス能力は疑問視されている。

 

ジェッツのオフェンスが爆発力に頼らない理由はそれだけではない。

WR”ギャレット・ウィルソン”は素晴らしいレシーバーだが、アダムスがいなくなった今、彼から守備をそらす確実な選択肢はない。

フィールズ以外に、ジェッツはオフェンスに大型フリーエージェントの補強を加えていない。

ウィルソン以外のトップレシーバーは”アレン・ラザード”、”タイラー・ジョンソン”、”ジョシュ・レイノルズ”だが、パスゲームにおいては彼ら全員が疑問を多く抱えている。

 

それでも、この3人はウィルソンに次ぐフィールズ監督のセカンドオプションを誰にするかを争うことになるだろう。

最終的には、チームのドラフト2巡目指名選手であるタイトエンドのメイソン・テイラーが、期待外れの”ジェレミー・ラッカート”に代わる有力な選手となる可能性もある。

 

 

一方、グレン監督はライオンズのような強力なオフェンスラインを構築し、強力なラン攻撃で勝利を目指している。

彼にはフラストレーションの残るシーズンを終え、契約最終年を迎える”ブリース・ホール”という意欲的なランニングバックがいる。

ホールはグレンに、バックフィールドを複数のRBで分担する必要がないこと、そして2年目のプロである”ブレイロン・アレン”と”アイザイア・デイビス”の大きな助けなしに、その役割を担えることを証明したいと考えている。

ホールは、2024年シーズンの平均3ヤードというキャリア最低の数字を記録した時よりも、接触プレーでの攻防においてより良い結果を出さなければならない。

 

 

グレンはOLの布陣に満足している。しかし、昨年の全体11位指名である左タックルのオル・ファシャヌは、長期的な解決策になり得ることをまだ証明できていない。

ジェッツのインサイドラインは、RG”アライジャ・ベラタッカー”が健康を維持できる限り、問題にはならないはずだが、彼は健康を維持するのに苦労している。

 

ラインの最大の疑問は、全体7位でドラフトされたばかりのOL”アーマンド・メンボウ”が、初日から右タックルとして先発できる準備ができているかどうかだ。彼のパスブロッキングのリーチは依然として懸念材料だ。

ディフェンス

ジェッツが具体的にどのように得点を挙げるのかという疑問は残るものの彼らはディフェンス、特にチームで最も得意とするフロント陣に頼ることになるだろう。

DT”クイネン・ウィリアムズ”率いるジェッツのディフェンスラインは、グレン監督のタフなフットボールを貫くことでチームがどのような成功を収めるにせよ、その流れを決定づける存在となると思われる。

 

過去3シーズンプロボウルに選出されているウィリアムズに加え、最大の鍵となるのは、それぞれ2022年と2023年のドラフト1巡目指名権を持つエッジラッシャーの”ジャーメイン・ジョンソン”と”ウィル・マクドナルド4世”だ。

マクドナルドは昨シーズンの10.5サックを上回れば、来オフシーズンに高額の報酬を受け取る可能性がある。2023年のプロボウル選出のジョンソンは、昨シーズン第2週にアキレス腱を断裂したが、爆発力を取り戻したことを示す必要がある。

 

 

グレンとベテランコーディネーターのスティーブ・ウィルクスは、人員変更があってもサレーが使用した4-3スキームを堅持している。

貴重なリーダーであるMLB”CJ・モズリー”は去り、代わりにプロ5年目の”ジェイミアン・シャーウッド”が加入した。

シャーウッドはジェッツと高額な2度目の契約で再契約したばかりだ。シャーウッドはモズリーのような存在感を発揮できるだろうか?しかし、フィールド上ではモズリーは衰えを余儀なくされ、怪我に悩まされていたため、ジェッツがオフシーズンに彼を解雇したのは理にかなった判断だった。

シャーウッドは極めて重要なポジションにおいて、長期的に見て頼りになる選手だ。彼は堅実なカバー力とランディフェンスを武器にしている。

 

 

しかし、ジェッツがエリートディフェンス、つまり粘り強いオフェンスを担えるチームとしての地位を取り戻すには、ナンバー1CBの”ソース・ガードナー”が、2022年と2023年の最初の2シーズンで見せたエリート級の活躍を取り戻す必要がある。

ジェッツはプロフットボールフォーカスのディフェンスレーティングで2位と1位を獲得したが、昨年は25位に落ち込んだ。

 

ガードナーは、オールプロ1stチームに2年連続で選出されたキャリアのスタート後、2024年シーズンは不安定な守備とひどいタックルに苦しんだ。これらの問題を改善できれば、来オフシーズンで大きな成果を上げるだろう。

ガードナーを率いるセカンダリーでは、”ブランドン・スティーブンス”とドラフト3巡目指名の”アザレイ・トーマス”が、ライオンズと契約した”DJ・リード”の空いたCBのポジションを争うことになる。

スペシャルチーム

低得点チームとされるジェッツにとって、37歳のキッカー、グレッグ・ズーラインが昨シーズンのように苦戦する余裕はない。

ズーラインは昨シーズン、わずか8試合の出場でフィールドゴール15本中9本しか成功しなかった。

 

ジェッツはドラフト後にベテランパンター”トーマス・モーステッド”を解雇したため、NFLの試合に出場したことのない2人のパンター、プロ2年目の”オースティン・マクナマラ”とドラフト外ルーキーの”カイ・クルーガー”が残った。ジェッツがフィールドポジション争いを激化させようとする中で、これは問題となる可能性がある。

“ザビエル・ギプソン”は過去2シーズン、パントとキックオフリターンを担当してきたが、今年はルーキーらと対戦する可能性がある。

最終分析

ジェッツがプレーオフ進出ゼロのシーズンを終える年とはならないだろう。

しかし、打ちのめされたファンが振り返るシーズンは、グレンが流れを変え始めた瞬間だったと言えるかもしれない。53歳にして初めてヘッドコーチを務める機会に、彼はチームに自身の足跡を刻もうとしている。

フリーエージェントに高額な長期契約を結ばなかったため、ロースターの柔軟性も高い。2025年は、将来を見据えた評価と構築の期間として活用できるだろう。

 

グレンにとって最大の疑問はクォーターバックだ。フィールズという比較的安価な宝くじのような選手を獲得したのだ。

フィールズが失敗すれば、ジェッツは2026年に再びクォーターバックをドラフトすることになる。しかし、もしフィールズが何らかの形で活躍すれば、グレン監督の再建にとって非常に重要な基盤となるだろう。

 

 

原文:

https://sports.yahoo.com/article/york-jets-2025-nfl-season-120700767.html

総評

補足すると、キッカーに関しての最新のニュースで元UFLの”ハリソン・メビス”(Harrison Mevis)と契約しました。

「シッカー・キッカー(The Thiccer Kicker)」の相性を持つ身長183㎝、体重113kgという重量キッカーで、昨シーズンのUFLでのフィールドゴールは20/21という高い成功率を記録しています。

(※シッカー(Thiccer)とはスラングで「より肉感的で魅力的な体型」という意味らしい)

 

 

話を戻しまして結局は「まだプレーオフ進出は無い」という酷評を受けております。

高額なFA選手がいないのは、2026年シーズンに柔軟な動きが出来ることに加え、WR”ギャレット・ウィルソン”やCB”ソース・ガードナー”との契約準備だと私は見ています。

 

ぶっちゃけるとジェッツの2025年は、

捨てシーズン(TωT)

で、ございます!

 

しかし、QB”ジャスティン・フィールズ”がハマれば奇跡がおこるやも。

そんな淡い期待をしつつ、新HCのお手並み拝見と行きましょう。