ロースター当落上の戦い
プレシーズンのラストとなる3試合目は王者イーグルスとの戦い。
しかし、両者ともファーストチームは温存しセカンドチーム、つまり2軍試合となりました。
なので、さらっと流したレビューです。
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
イーグルス |
3 |
3 |
10 |
3 |
19 |
ジェッツ |
0 |
3 |
0 |
14 |
17 |
総評
熾烈な3rd QB争いだが・・
本日のQBは前半が”ブレイディ・クック”、後半が”エイドリアン・マルチネス”と前後半できっちり2分しました。
前半のクックは落ち着きがあり、コントロールが良いのですが味方のホールディングや失点に繋がるインターフェアーの反則や落球、さらにアンラッキーなインターセプトがあり、得点は3点どまり。
後半のマルチネスは緊張したのかボールの保持時間が長くなり彼らしくないミスを繰り返して、ターンオーバー2回を記録する最悪のスタートを切りました。
しかし、第4Qにランの助けを借りてTDドライブを演出し、2ポイントを自らのランで決めると復活。
one-score game, lotta ball left
📺: #PHIvsNYJ on WCBS pic.twitter.com/yjd0Im8D4j
— New York Jets (@nyjets) August 23, 2025
いつもの動きが戻り、さらにTDドライブを演出して、イーグルスに2点差に迫ります。
最後のドライブは味方の反則がなければギャンブルを成功させて、フィールドゴールで逆転勝利していたでしょう。
ジェッツの方針としてはバックアップQBは膝の負傷でプレシーズンは1回も出場していないベテランQB”タイロッド・テイラー”が開幕までに回復する予定なのですが、個人的にはタイプの異なるクックとマルチネスを両方残して、むしろテイラーをカットして欲しいですね。
膝の悪いテイラーに何も期待できません。
ただ両QBともレギュラーシーズンに出場した事が無いのがネックですが、どちらかを切るのは勿体ないです。
まぁPSでキープはするのでしょうけど。
特にマルチネスはカットがDBをかわせるほど上手いので、”テイサム・ヒル”のように奇策要因としてロースターに入れても問題無いと思います。
DBは良いが・・
失点につながるパス・インターフェアランスがあったものの、パスディフェンスは基本的に良かったです。
ただ、イーグルスのQBが最初から最後まで2025年ドラ6の”カイル・マッコード”が投げており、このQBが肩が弱いしコントロールが不安定。
ジェッツの主な失点は、ランディフェンスの弱さやターンオーバーから得点であり、正直カットされてもおかしくないQBでした。
つまり、相手に助けられたDBの良さです。
そもそも両者セカンドチームなので、何の評価にもなりません。
STは昨シーズンと違いかなり期待できる
昨シーズンはプレシーズンでK”グレッグ・ズーライン”がFGを外しまくって、そのままレギュラーシーズンでも外しまくる最悪な起用でしたが、今シーズンはベテランK”ニック・フォーク”が44ydの決めて、パーフェクト継続中。
若手K”ハリソン・メビス”は55ydの難しいFGを外すという結果。
一見、フォーク様が有利ですが、負傷率などを考えると若いメビスを残す可能性は十分あります。
リターンではWR”ジャマール・プリチェット”が好調でした。
総評
プレシーズンが終了し、いよいよレギュラーシーズンに入りますが、結構弱点が露呈しました。
1)QB”ジャスティン・フィールズ”は1回もロングパスを投げず。
2)頼れるWRが”ギャレット・ウィルソン”しかいない。
3)反則が多い。
OLは良くなったもののパスオフェンスに課題が残ります。
再建のシーズンと考えてますが、果たしてフィールズで何勝できるのか?
「どさくさに紛れてプレーオフにいけないかなぁ・・」と、毎年のように淡い期待が膨らみます。
プレシーズンが終了し、1週挟んで9/5にいよいよ開幕。
果たして今シーズンはどのようなドラマが展開するのか、非常に楽しみです。