こんなマンデーナイトですみません

週の大一番、マンデーナイトで行われたジェッツvsドルフィンズの同地区対決は、AFC東の面汚しとなる情けない全敗対決。

当然、勝利すると全敗脱出となる逆天王山です。
(そんな言葉は無い。)

負けられない戦いがここにある!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

0

3

7

11

21

ドルフィンズ

3

7

14

3

27

オフェンス

スタッツでは勝っているのに・・・

この試合、ジェッツの総獲得ヤードがパスもランもドルフィズを上回り、ファーストダウンの回数もジェッツが上でした。

 

ジェッツの敗因となった1つ目がターンオーバー数。ジェッツのファンブルロスト3回に対して、ドルフィンズが0回。

 

特にRB”ブレイロン・アレン”がエンドゾーンに飛び込む直前にボールを落したシーンは致命的でした。

 

ちなみにアレンは後にリターンで負傷し、戻ってきませんでした。

 

ジェッツの反則が計13回-104yd損失も敗因です。

例えばWR”ギャレット・ウィルソン”の超人的なTDレシーブもパス・インターフェアランスを取られて無効になりました。

 

このインターフェアは厳しすぎないかい?

チッ(・д・)

またもOCタナー・エングストランドがよく分らない

開幕戦以降のOC”タナー・エングストランド”のプレーコールが未だに理解できない事が多いです。

というか、開幕前にHC”アーロン・グレン”が「ラン重視で行く」と発言したことが尾を引っ張っているのか、ランで攻めないと気が済まない性分になってます。

 

開幕戦はそれで上手くいったのですが、それ以降はランが出ない展開が多いので、状況を見て臨機応変に切り替えるべきだと思います。

 

不可思議な判断の例が、まず第2Qに敵陣36yd、4th-5ydの状況。

まだ前半だし点差を少しでも詰めるためにフォーク様のFGでいいのに、5ydのギャンブルを仕掛けて失敗します。

ギャンブルは1ydすら決まらないチームなのに。
(´・ω・`)

 

 

加えて、第3Qの中頃に2ポゼッション差を追う状況で、前試合と同様に一つ覚えの中央のランを連発。

ラン2発の後、3rdDown-5ydでもランを仕掛けて、当然のように失敗。

なのに、この直後はギャンブルです。時間が惜しいのか惜しくないのか分かりません。

 

個人的には失敗すると思われたギャンブルはQB”ジャスティン・フィールズ”の個人技で43ydのTDランになります

 

プレーが崩れて逃げまくったら たまたま上手くいっただけで、これはギャンブル失敗同然ですよ。

 

そして、またも第4Qから慌ててパス連射で11点とります。

これも前試合と同様のパターンで、第4Qだけ得点が多いのです。

 

相手が一発TDを警戒して引いた守備をしているのでしょうが、それでもパスを次々と決める能力は一応あるのです。

ラン重視でかまいませんが、ランのバリエーションを増やしたり、パスを連射するドライブをもっと早い段階で混ぜてくれないでしょうか。

 

昔のOC”ブライアン・ショッテンハイマー”(現カウボーイズHC)のコンサバなプレーコールを思い出しました。

 

 

スタッツはQB”ジャスティン・フィールズ”がパス20/27回、226yd獲得、1TD、0INT。

ランではRB”ブリース・ホール”とQB”ジャスティン・フィールズ”がともに81ydを走り、チームのラン獲得ヤードはラン28回197yd。

 

チーム計で404ydも獲得して、300ydのドルフィンズに負けるんですよ~

ターンオーバーって本っ当に怖いですね~
(淀川長治 風)

 

蛇足でOLも何か集中力に欠いたところがあり、被2サック、19QBプレッシャー。

特にドラ1LT”アーマンド・メンブー”が何もせず、横をDE”チョップ・ロビンソン”が素通りするシーンは奇妙でした。

WRギャレット・ウィルソンはやはり別格

慌ててパスを連射した第4Q、WR”ギャレット・ウィルソン”のTDレシーブが秀逸でした。

先ほどの動画ではインターフェアで無効になりましたが、今度は敵陣30yd付近からのロングパスでTDを奪います。

 

凄すぎる

ジェッツでヨソのチームに出しても恥ずかしくないのは彼だけです。
(出さんけど)

ディフェンス

自慢のディフェンスはもはや過去

近年、この時期のジェッツのディフェンスは強いのですが、今シーズンはスタートから精細を欠いています。

 

今日は特にプレーアクションからブーツレッグなどOLが向かう反対側に展開するプレーに結構、やられました。

さらにパスラッシュが0サック、0プレッシャーと不発。

 

加えて、CB”ソース・ガードナー”のインターフェアや、タゴバイロアのスライディング後の接触による疑惑のアンネセサリー・ラフネスなど、オフェンスと同様にディフェンスも反則が足を引っ張りました。

 

さらにさらに今シーズンはタックルミスが多い。

 

モズリーが居た頃はこんな事なかった気がするんですけどねぇ。やはりディフェンスの中心にベテランが必要です。

 

おまけに、以下のようなトリッキーなプレーにやられました。最初に見た時は何が起きたかのか分かりませんでしたよ。

 

プレーアクションと見せかけて左へのスクリーン、に見せて背後へのノールックパスでエンドラン。

ミスったらバックパスでフリーボールになるので、かなりリスキーなプレーです。

つまり、入念に準備されたスペシャルプレーということです。敵ながらアッパレ。

タイリーク・ヒルが負傷によりシーズンエンド

ドルフィンズのエースWR”タイリーク・ヒル”。

本日も超スピードでジェッツのディフェンスを翻弄しましたが、第3Q途中にレシーブのさいに足を掴まれて変な方向に捻りました。

これが左足のACLを含む複数のじん帯の断裂を含む重症で、シーズンエンドとなります。

 

ドルフィンズの勝利の代償は大きなものでした。

スペシャルチーム

またもリターンでファンブルロスト

開幕戦ではWR”シャビエル・ギプソン”のファンブルロストが敗北につながりました。

よもやよもやの大接戦 今年の新生ジェッツ(もう飽きた)の開幕戦の相手は、20年近く負け越しシーズンが無い鉄の軍団スティーラーズ。 なんと、昨年のジェッツの開幕先発QBアーロ

 

ギプソンは翌日にカットし戦犯者への粛清を行ったので、リターン時のファンブルロストはもう出ないと思ったのですが、この試合では第3Qの開始時のリターンでWR”アイザイア・ウィリアムス”が痛恨のファンブルロスト。

 

ドルフィンズに敵陣36ydからのオフェンスを与えてタッチダウンを奪われました。

工エエェェ(´゜д゜`)ェェエエ工

 

一体、あの粛清は何だったのか?ウィリアムスもクビになるんですかねぇ?

フォーク様が自己最長のフィールドゴールを成功

フォーク様ことK”ニック・フォーク”は、やはり期待を裏切らぬクラッチキッカーでした。

 

前半ラストに自己成長となる58ydのフィールドゴールを成功させ、ジェッツに希望を与えました。

 

もしフォーク様が昨シーズンからジェッツに居てくれたら、結果も違っていたでしょう。

 

何かが悪くなれば、何かが良くなるの繰り返し。それがジェッツです。

総評

またも1ポゼッション差内での敗北。

第1Qのエンドゾーン手前でファンブルロストした次点で、「あ~、今日は負けたな」と悟りました。

最初からモメンタムに見放されてる空気が漂ってます。

 

4戦中ビルズ戦以外はスコア的には競ってるんですけど内容的には惨敗。

最後だけ慌てるように連続して得点して、接戦に見えるだけなのです。

 

もう開幕前に宣言した「ラン中心」というこだわりは捨てて、最初からガンガン パスを投げれば何か変わるじゃないかと思います。

 

これで開幕4連敗。

プレビュー記事で「開幕4連敗からプレーオフに進出したチームは過去1回だけ」と書いたので、もうプレーオフ出場は絶望的に思えますが、過去に前例があるということは可能性はあるということで、次戦の勝利を期待します。

 

ちなみに次の相手は1勝2敗1分のカウボーイズ。

ここで今シーズン初勝利といきましょう。