悲しき事故

こんにち綿菓子。放談の時間です。

久々の放談の時間ですが、バッドなニュースを紹介することになりました。

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アメフトの試合中に高校生が頭を強打 4日後に死亡

[リンク:NHK WEB NEWS][リンク:朝日新聞][リンク:神戸新聞NEXT]

詳細はリンク先にありますが、簡単に説明しますと、大阪で行われた高校のアメフト全国選手権にて、関西学院高等部の選手がタックルを受けて気絶。

その4日後に、急性硬膜下血腫などで亡くなるというショッキングなニュースです。

 

問題なのは、この選手が試合の2日前にトレーナーに「頭が痛い」と訴えていましたが、当日、「体調に問題ない」と話したため、出場させたということです。

ただ、今回のタックルの衝撃だけが原因なのか、今のところはハッキリと分からないワケです。

それ以前に、既に練習でダメージが蓄積され、試合中のタックルが引き金になった可能性もありますが、タックルされた詳細が、フェースガードの下からアゴをヘルメットで当てられたとの事で、ヘルメットが覆っていない箇所にヒットしたという、大変危険なものです。

事前の頭痛は全く関係がなく、格闘技の死亡事故でも言われる「打ち所が悪かった」というヤツにも思えます。

 

アメフトでの死亡事故は今回が初めてではなく、2003年8月に関西学院大の部員が体調不良を訴えて急性心不全で亡くなったほか、04年8月にも同市で京都市立高校の部員がぶつかり合う練習中に意識不明となり、亡くなっているとの事です。

 

では、NFLではこのような事があるのか調べてみますと、すごい便利なWikipedia がありました。

[リンク:現役中に亡くなったNFL選手の一覧]

この一覧からすると、だいたいは自殺、他殺、交通事故 となっており、試合中に亡くなるというケースは無いのですが、2005年に49ersのG”トーマス・ヘリオン”は、『試合後ロッカールームで倒れ、搬送されたが死亡』とありますが、原因は『虚血性心疾患もしくは肥大型心筋症』との事で、ヒットされた事が原因ではなさそうです。

さらに時代をさかのぼるとようやく発見。1963年にチーフスのRB”ストーン・ジョンソン”がプレシーズンマッチにて、頚椎骨折を骨折して9日後に死亡。

1960年にニューヨーク・タイタンズ(今はジェッツ)のG”ハワード・グレン”が、試合中に首を骨折して亡くなっております。

 

試合中のヒットで無くなったケースは少ないのですが、ご存知のとおり、脳震とうによる後遺症の方が深刻な問題になっており、リーグは脳震とうの恐れがある選手に対しては、非常に慎重な対応をしております。

 

なにわともあれ、好きなスポーツでの不幸は事故で、若い命が奪われてしまった事は悲しいです。

ご冥福をお祈りいたします。

 

あと、一覧を見ているとタイタンズの名物キッカー”ロブ・ビロナス”が、”テリー・ブラッドショー”の娘と結婚した直後に交通事故で死亡していることを思い出しました。

丸い体から強烈なキックを繰り出し、1試合に8FGを決めた事もありました。好きな選手だったので、こちらも改めて残念な気持ちになりました。