決死の追撃戦
ジャマーカスにアレックス・スミスなど、最近はパチもんのドラ1QBが出回っておりますが、今回の相手である2009年ドラフト全体1位の”マシュー・スタッフォード”は正真正銘のホンマもん。
1試合まるまる彼の試合を見るのは初めてでしたが、1stドライブだけで十分にこれから先の大苦戦を予感させました。
しかし、JETSも前回の痛い敗戦から立ち直るべく、必ず勝利しなくてはいけない重要な試合。
一丸となってこの試練を乗り越えられるのか??
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ラインオンズ自陣20ydからの最初の攻撃はなんとロングパスで奇襲をかけてきた!!
しかし、WR”カルヴィン・ジョンソン”にはCB”ダレル・リーヴィス”がピッタリ張り付きボールをキレイに叩き落す!オープニングからリーヴィスアイランドが発動!
しかしQB”マシュー・スタフォード”はRB”ケヴィン・スミス”へパスを通し、敵陣突入。JETSの反則も手伝い敵陣10ydからTE”ブランドン・ペティグルー”にTDパスをヒットさせ1stドライブでTDを決める好調な滑り出し。
0-7
一方JETSはランはそこそこ出るものの攻撃が続かず。第2QにWR”サントニオ・ホームズ”へのパスとラフティグ・ザ・パサーをもらって、敵陣8ydまでくるもサンチェスのファンブルでチャンスを失いFGで終わらせる。
3-7
第2Q残り1:10。ライオンズ前半終了間際で気が緩んだのか、サンチェスは一気にWR”ブレイロン・エドワーズ”へロングパスを通し、74ydのTDレシーブ!!ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ
苦戦しながらもで逆転に成功し後半へ!
10-7
だが後半開始直後にWR”ブレイロン・エドワーズ”がショートパスをレシーブした直後にFS”ルイス・デルマス”に手からかきだされファンブルロスト!
ライオンズに敵陣47ydからの攻撃を与えるがFGで抑えた・・・・・つもりがDT”マット・クロウル”が無用なラフティング・ザ・キッカーで1stDownを与えてしまう!!(;´Д`)ノ
これをQB”マシュー・スタフォード”は自らのランでTDに結びつけ逆転される!レイブンズ戦の悪夢が蘇る・・・。
エクストラポイントはK”ジェイソン・ハンソン”が負傷したためキッカーは・・・・え!?DT”ダムコング・スー”!?そこまで器用なのかい!
しかしこのキックは右のバーに嫌われて失敗。この1点が実は運命の分かれ目であった。
10-13
逆転され、JETS反撃のドライブはWR”サントニオ・ホームズ”とTE”ダスティン・ケラー”へのミドルを通し、敵陣37ydまで進むもここでCB”アルフォンソ・スミス”に痛恨のINTを献上してしまう。非常に悪い流れで、モメンタムはライオンズに行ってる模様。
ライオンズはこの流れを逃さず、前進しさらにJETSD#のパス・インターフェアランスで敵陣1yd!そしてTDランを決められた・・・・と、思ったらその直前にタイムアウトを取っていたのでTDは無効!ナイスタイム!(°∀°)b
よし気取り直してD#だ!と思ったらライアンがまたタイムアウト!!?
おい、追いかける立場なのにここで2回取る必要あるのかい!(;´Д`)ノ
無駄にタイムアウト使って結局、WR”ネイト・バールソン”にTDレシーブされて10-20の2ポゼッション差に引き離される。最悪・・・(TωT)
10-20
時間が無いが、攻撃が続かずパントの蹴りあい。どんどん追い込まれるJETS。
だがここでアクシデント発生!!QB”マシュー・スタフォード”がスクランブルのさいにOLB”ブライアン・トーマス”に足を捕まれ転倒し負傷!控えのQB”ドリュー・スタントン”に交代。これは何かが起こる前触れか?
残り4:26でタイムアウト1つ。最低次を得点に結び付けねば勝ちは無い!!
決死の追撃ドライブはTE”ダスティン・ケラー”のスーパーレシーブとRB”ラデイニアン・トムリンソン”のランで敵陣1yd!
サンチェス自らスニークを決めてTD!!!イケるぞ!!(°∀°)b
17-20
のこり2:46。ライオンズに1stDownを1回取られたらオシマイであろうドライブをJETSが根性で防ぎ、残り1:40でJETSに攻撃が回ってきた!!!スゲー展開。(屮゜Д゜)屮
3rd-9ydの危機をまたもTE”ダスティン・ケラー”のレシーブで命をつなぎ、RB”ショーン・グリーン”の怒涛の前進で敵陣18yd!!
残り数秒でスパイクし、運命のFGをK”ニック・フォーク”が決めて、同点!!今シーズン初のオーバータイムに突入!ヘ(゜∀゜*)ノ
20-20
FGは超有利な先行。ここでスーパーボウルMVP”サントニオ・ホームズ”が本領発揮!ミドルパスをレシーブし、一気に駆け上がり52ydゲイン!ラストはまたもK”ニック・フォーク”がトドメのFGを決めて勝利!!!!大苦戦するも、ブロンコス戦を彷彿とさせる大逆転勝利を収めました。ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ
23-20
▼総評
反則が多いし、コッチェリーがまたも取れるパスを2回も落球(顔面で弾いたシーンは見てらんねぇ)。サンチェスは2度ファンブル、そしてレイブンズ戦同様に4thDownにいらぬ反則で1stDownを与えてTDを奪われ、ライアンのいらぬタイムアウトでピンチを招く。試合全体を見るとミスが多すぎて、勝ったといえど手放しで喜べる内容ではありませんでした。
残り4:30で10点差、しかもタイムアウトは1回。終盤に2ポゼッション差から追いつくシュチュエーションをあまり見た事がないので、この時点で負けを覚悟しました。
なぜ勝てたか?それは・・
1.スーのエクストラポイントが外れた。
→いらぬラフティング・ザ・キッカーでFGで終わるはずがTDドライブにされてしまったが、ライオンズのキッカーが故障し、なぜかパンターでなくDT”ダムコング・スー”がキックして外す。これを決められていたら、最後のドライブはTDを取るしか無かった。
2.スタッフォードが負傷した。
→残り4:30秒で10点差を追いつくのに2回攻撃が必要。その前のドライブでスタッフォードがOLB”ブライアン・トーマス”に足を捕まれ倒れたときに負傷し、QB”ドリュー・スタントン”に交代したことで、ライオンズの攻撃を1stDownを更新させず、時間を使わせずに済んだ。
3.OTで超有利な先行だった。
当然、逆に先行を取られたらヤバかったでしょうな。
最後に攻撃陣が爆発したのは見事でしたが、この3つのどれ一つ欠けても負けてました。ズバリ勝因は運でしょう。
しかしながら昔は土壇場で逆転される立場だったのに、今のJETSは逆転勝利を呼び込む力がついた事は確実。ジャイアンツしかり、スティーラーズしかりスーパーボウルで勝つには、これが無くてはなりません。ミスの修正は必要ですが、大きな収穫もあった試合でした。
今試合のMVPはホームズでなく、CB”ダレル・リーヴィス”と見てます。
前試合で3TDレシーブのWR”カルビン・ジョンソン”をわずか1レシーブ13ydと無力化しました。
体格差があるにも関わらず、初っ端からロングパスを叩き落とし、ショートパスには絡みつくようにボールをかき出す。レシーブしたとしても、足に的確にタックルし一撃で転ばせる。
パス不毛地帯”リーヴィス・アイランド”の完全復活に、JETSファンは涙を流したでしょう。
サンチェスのスタッツはパス22/39回336ydの1TD、1INT。
300ydを超えましたが、序盤はちょっと落ちつきが無かったように見えたし、2度のファンブルはいただけない。
個人的な能力ではスタッフォードに負けてるでしょう。
だが土壇場になるとパワーアップする集中力と持ち前の強運で、ライバルとも呼べるスタッフォードを撃破。サンチェスにとって非常に価値のある試合となりました。
とにかく、ターゲットを見極めてから投げるスピードが速い。そのせいでラフティング・ザ・パサーも取られました。その上、小石投げのように下手から強靭な手首のスナップだけで投げたり技も豊富で、足も速い。ドラフト全体1位に偽りのないスタッフォード。
1stドライブは取られたものの、リーヴィスのエース潰しと、しつこいブリッツでリズムを狂わせて、大量失点せずに済みました。
もう2度とやりたくないなぁ。(´д`lll)
2010/11/07 @Ford Field,
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | Total | ||
JETS | 0 | 10 | 0 | 10 | 3 | 23 | |
ライオンズ | 7 | 0 | 6 | 7 | 0 | 20 | |
Game Stats |
[引用:NFL JAPAN]
現地7日、ニューヨーク・ジェッツが敵地でデトロイト・ライオンズと対戦。第4Q終了間際の同点FGでオーバータイム(OT)に持ち込むと、23対20で逆転勝利を収めた。苦しみながらも今季6勝目(2敗)を挙げたジェッツは、同地区ニューイングランド・ペイトリオッツが敗れたことで、同率ながら直接対決で勝っていることからAFC東地区の首位に浮上している。
ジェッツは第2Qを終え10対7と先行するが、後半に入ると連続TDを奪われ第4Q序盤には10対20とリードを奪われる。しかし、残り約3分にクォーターバック(QB)マーク・サンチェスがTDランを決めると、残り4秒でキッカー(K)ニック・フォークが36ヤードFGを決め土壇場で追いつく。波に乗るジェッツはOTで最初の攻撃権を得ると、QBサンチェスからワイドレシーバー(WR)サントニオ・ホームズへの52ヤードパス成功で、一気に敵陣深くに進入。そしてKフォークが30ヤードFGを成功させ熱戦に終止符を打った。
ジェッツはQBサンチェスがパス39回中22回成功、336ヤード、1TD、1INTをマーク。決勝FGを導くロングパスを捕球したWRホームズがレ
シーブ5回114ヤードと奮闘すると、ランでもチーム合計110ヤードを稼いだ。また、ジェッツは今日の勝利で今季ロード4戦全勝と、敵地で強さを発揮している。今季6敗目(2勝)のライオンズは、QBマシュー・スタッフォードがパス36回中20回成功、240ヤード、2TD、1TDランと活躍。強豪ジェッツを下す金星まであと一歩と迫りながら、リーグ下位に低迷する守備陣が勝負どころで踏ん張れなかった。
仕事しながらラジオ聞いて(タッチダウン!ぐらいしかまともには聞き取れませんでしたが)、ネットで速報見てましたが、もう負けたと思って、4th Quater後半はラジオは切りました。ネットの速報だけ見ていたら、まさかのOT突入で勝利。だいぶ運に助けられたとは言え、勝ちは勝ちなので大きいですね。でも、次はもっとすっきりした内容で勝ってほしいなあ。
サンチェスの試合トータルの出来はレーティングが示す通りだと思いますが、獲得ヤードと土壇場で連続で通したあたりは評価できそうですね。
NY PostのヒーローはN.folkになってましたが、「リーヴィスが復調した」「ISLAND HOPPING」という見出しもありました。彼の復調はこれから期待がもてますね。
私もまさか追いつくとは思ってませんでした。それだけに今回の勝利はデカイ。しかもパッツが負けて1位に返り咲きですよ。前回FGを外したフォークも今回は要所で決めてよかった。エドワーズやホームズ、グリーン、ケラー、トムリンソンと各自見せ場がありましたが、やはり画面に映らないところでもエースキラーぶりを発揮したリーヴィスの復活が大きいです。
とくに一発目のロングパスを叩き落とす姿は、まさに昨年の動き!
次ぎは油断ならぬチームとなった卍のブラウンズ。これまた対戦が楽しみです。
鱒に対して最大級の賛辞を下さったのは嬉しいんですが、またもやケガで退場。今度のはどうもシーズンエンドになりそうです。
なにやらインジュリープローンの臭いがプンプンしてきましたよ。ジェッツにこないだまで居たペニントンさんのような・・・。
リーヴィスはいやはや凄いですね。最初のパスの手の出し方なんか・・・。もう途中からCJに投げるのは諦めていたようです。
シーズンエンド!?マジですか!ペニントンは2年に1度は復活してたので、ええんですが鱒は今シーズンが大事なのに残念。
しかしながら、若い優秀な連中が支えるライオンズは将来性があるとみたので、来年はいいシーズンになるかと思います。(って、まだあきらめるには全然早いですが。)