2016-2017シーズン
MC:オードリー&滝 菜月(たき なつき)[日本テレビアナウンサー]
不定期ゲスト:相武紗季
現地レポーター:小池絵未
非常に惜しいバッカニーズ編
新シーズン1発目のNFL倶楽部。オープニングから春日は、バッカニアーズのQB”ジェイミー・ウィンストン”のジャージを着用し、今シーズンのターゲットをバッカニアーズに決める。
なぜバッカニアーズを選んだのかというと、昨シーズンにスーパーボウル直前のレッドカーペットにて、ウィストンは春日に出会って気に入られてしまったからなのだ。
レッドカーペットで春日のギャグ「鬼瓦」で不覚にも笑ってしまったウィストン。
そう、これはかつて「鬼瓦」で爆笑したうえに「おかわり」を要求したため、開幕前の負傷でシーズンエンドしてビルズから出された不運の”キコ・アロンソ”と同じなのだ。
呪いが無くとも近年プレーオフ出場が無いバッカニアーズは、シーズン序盤は不振に苦しんだが、毒を持って毒を制するごとくボチボチ勝ちだして、プレーオフ出場に望みを残す。
しかし、結果的にはプレーオフ出場を逃し、とりあえず春日の呪いの健在であることを証明した。
グッズが触れるとアウトなのか?レイダース編
春日が応援しているバッカニアーズはシーズン前半の成績が良くなかった。
その中、Week08の終了後のNFL倶楽部にてダイジェストを終えたところで、オードリー若林が 春日に、今後もバッカニアーズの応援を続けるかどうかを問うと、 「あたりまえじゃない」と言いつつも、「レイダースも気になるので・・・」と、取り出したのはレイダースのマフラー。春日はその回はそれを肩にかけて番組を進行したのだった。
この頃、レイダースはQB”デレク・カー”が率いて、Week08終了時点でわずか2敗と絶好調であった。結局、春日がレイダースを応援することは無かったのだが、もはやプレーオフ出場はほぼ決まっていたWeek16にてQB”デレク・カー”は、コルツ戦にてサックを喰らった際に腓骨(ひこつ)を骨折し、シーズンエンド。
レイダースのOLは鉄壁を誇っていたにも関わらず、このような事故が発生するとは誰が予想できたであろうか。
レイダースはプレーオフに出場するものの、バックアップまで負傷したため、初戦のテキサンズ戦は3rdQB”コナー・クック”が初先発することになり、当然ながら力及ばずレイダースは敗北。
カーの骨折と春日の呪いの因果関係は分からないが、もしも春日がレイダースに傾いてマフラー持ち込まなければ、結果は変わっていのかもしれない。
リーグ最強カウボーイズ、奇跡の撃沈編
プレーオフに入り春日はやっぱり応援チームを乗り換える。
そのターゲットはくじ引きで決まったのだが、春日の呪いの始まりであったダラス・カウボーイズであった。
カウボーイズといえば、QB”ダグ・プレスコット”とRB”エゼキエル・エリオット”のルーキーコンビで破竹の連勝で第1シードをゲットした今シーズン最強のチーム。この勢いにさすがの春日の呪いも通じないかと思われたが、カウボーイズは序盤に大差をつけられ絶対絶命。
カウボーイズは試合終了直前に同点に追いつく大健闘を見せるも、最後はパッカーズQB”アーロン・ロジャース”のパスを止められず、決勝FGを決められ敗北。
プレーオフでも春日の呪いの健在ぶりを見せるのであった。
鉄のカーテンがテリブルタオル化、スティーラーズ編
カウボーイズが敗れ、またも応援チームを乗り換える春日。
NFL倶楽部にて、「2nd応援チームの2ndを決める」という意味不明なくじ引きが行われ、春日は相武紗季よりスティーラーズ応援権の強奪に成功する。
このシーズンのスティーラーズは驚異のRB”レベオン・ベル”の活躍が光っており、プレーオフでドルフィンズとチーフスを撃破。チャンピオンシップではペイトリオッツとの対戦であった。
しかし、いざ開戦すると期待の”レベオン・ベル”が序盤に負傷してアウト。
「鉄のカーテン」と言われるスティーラーズ伝統のD#もまるで、名物の「テリブルタオル」のごとくユルユルで、ペイトリオッツに圧倒されてしまい大差で敗北。
春日の呪いは3連勝でノリノリであった。
過去最大の試練!乗り越えろペイトリオッツ編
いよいよスーパーボウル。春日はペイトリオッツとファルコンズのどちらを応援するかという事に注目が集まった。
現地に飛んだオードリー。試合前のインタビューで直接、選手たちにどちらに応援してほしいか聞いたところ、なんとペイトリオッツ自ら春日を選らんだのだ。
オードリーはその指示通りに、春日はペイトリオッツ、若林はファルコンズのジャージを着て実況ブースに入るのであった。
試合が始まると、当然、ペイトリオッツはかつてない大苦戦を強いられる。最強QB”トム・ブレイディ”がスーパーボウルで初めてPICK6を献上し、ツィッター民も「春日の呪いは本物だ!」と騒ぎ始める。
ペイトリオッツは第3Qの中盤に25点ビハインドという絶望的な状況になり、誰しもが春日の呪いの前にペイトリオッツは敗北したと思った。
しかし、ペイトリオッツは諦めなかった。逆に大量リードを得たファルコンズはミスを連発し勝機を次々と逃し、その間にペイトリオッツが大反撃。なんと試合終了直前に同点になり、スーパーボウル初のオーバータイム(延長戦)となった。
有利な先行を獲ったペイトリオッツは、そのままTDを決めて歴史的大逆転勝利を収めたのであった。
過去最大の逆境をチームの力で打ち破ったペイトリオッツ。
これで春日の呪いも成仏したかと思われるのだが、春日の呪いがスーパーボウルで敗れたのは、2012-2013シーズンのレイブンズと合わせて2度目。この時はスーパーボウル初、36分も試合を中断する大停電が発生した。
春日の呪いは敗れたとしても、その内容は普通ではない歴史に残る試合になることに、私たちは何かしらの影響力を感じぜざる得ないのだ。
余談として、オードリーがペイトリオッツへの優勝インタビューを行った際、ペイトリオッツRB”ルギャレット・ブラント”は春日のギャグ「鬼瓦(ここでは火星人)」に「おかわり」を要求してしまったのだ。
繰り返しになるが、これはかつて「鬼瓦」で爆笑したうえに「おかわり」を要求したため、開幕前の負傷でシーズンエンドしてビルズから出された不運の”キコ・アロンソ”と同じなのだ!!今後のブラントの無事を祈る。
さらにおまけとして、スーパーボウルで歴史にのこる名キャッチを見せたエデルマンに、お土産をファンブルさせる事までやらかしたのだ。これがエデルマンの来シーズンに響くのかどうかも注目である。
追記:
2017年シーズン、エデルマンはプレシーズンにて足を負傷し、シーズン開幕前にシーズンエンドとなりました。