総評

ペイトリオッツの圧倒的な横綱相撲の前にコルツは無力。と、いいますか序盤からコルツにはミスが多すぎました。

レシーバーの落球祭りに、WR”ジョシュ・グリプス”がリターン時にマフってターンオーバー献上。それに引き換え、ペイトリオッツはブレイディがエンドゾーン手前でINTされるシーンがあるものの確実に作戦を遂行し、流れを掴みます。

ペイトリオッツは前試合のレイブンズ戦ではランがトータルたったの14ydしか出なかったのが、今回はRB”ルギャレット・ブラント”がラン148yd獲得、3TDと爆発。コルツはWeek11での対戦でも走られまくって大敗してるにも関わらず、進歩がありません。

 

大差がついた第3Qはもはやペイトリオッツの独壇場。ランが多く出てTDを奪ったドライブの次のシリーズでは、パスばっかり。プレーアクションからのミドルが決まって、コルツD#も「こりゃランじゃなくて、パスだけで攻めてくるぞぉ」と、思ったら次はランと、もうD#の読みを逆手に取るようなプレーコールでかきまわされて、コルツD#が無力化。

 

そして、ペイトリオッツが前レイブンズ戦で実施した、OLを有資格レシーバーに申請するエリジブル申請を行い、なんとT”ネイト・ソルダー”がTDレシーブを決めるという驚きのシーンも。

このドライブ、記録を見るとソルダーに申請する前に”C.Fleming“ばかりエリジブル申請するという布石があり、かなり仕組まれたプレーでした。

先のレイブンズ戦では無資格だけ申請したため、レイブンズD#が混乱。これにはHC”ジョン・ハーボウ”がブチ切れてフィールドに出たため反則になるというシーンもありましたね。

スーパーボウルではシーホークスはこの策にも警戒せねばなりません。

 

対するラックは調子が上がらず、パスミスを繰り返す。どんどん点差が広がる上に反撃を期待されたドライブでは、”T.Y・ヒルトン”へのカバーを奥に配置して空いてるように見せかけて手前に投げたら、待ってましたとリーヴィスが先まわりしてINT。このプレーでラックを一刀両断したことは、言うまでもありません。

結果7-45とペイトリオッツが圧勝でコルツを破り、スーパーボウルへコマを進めました。

 

さて、ブレイディは6度目のスーパーボウル進出。過去3回は制覇するものの、負けた2回は相手がジャイアンツでした。

ブレイディはスーパーボウルではジャイアンツ以外に勝てるのか?相手は堅守シーホークスなので、コルツのように簡単にはいかないでしょう。

 

 

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:ブレイディのスタッツは、パス23/35回226yd獲得3TD、1INT。
ランは13yd走っており、今シーズンはスクランブルが要所で結果を出しています。

SBは天敵ジャイアンツでなく、シーホークス。今度こそ10年ぶりにSB制覇できるのか?

 

 

 

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:ラックはパス13/33回126yd獲得、0TD、2INT。
散々な成績となりました。

T.Y・ヒルトンを封じ込められた上に、やはりランの支えが無い事が辛いです。

まだまだ未来はあります。

 

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:おまけ。NFL界の妖怪ベリチック。
ナリはねずみ男ですが、中身は狡猾な “ぬらりひょん”。

今シーズンはグロンコウスキーが無傷で、エリジブル申請という新たな策を用いてSBに望みます。