NFL JAPANコラム:最大の借金チーム

NFL JAPANのコラムに「総工費1450億円で”最大の借金チーム”へ 苦戦するNYの2チーム」というものが掲載されました。
アメリカ一の大都会ニューヨークにJETSとジャイアンツの共同出資によって建設された「ニュー・メドーランド・スタジアム」ですが、その建設資金の回収に苦戦するといった内容です。

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スポーツ史上最高額の16億ドル(1450億円)というトンデモナイ巨費を投じて建設された、ニュー・メドーランド・スタジアム。テロ対策万全で4つの巨大スクリーンと最高の音響設備を取り入れており、外観がホームチームの色に変わったり、などなど屋根が無い事を除くと最新のハイテクで固められた電子の要塞のようです。

旧メドーランドスタジアムよりも一回り大きく収容人数は82500人。屋根よりも収容人数をとった理由はサッカーワールドカップの決勝を行うためのキャパを確保するためだとかという話もあります。

しかしながらニューヨークという全米最大の都市を拠点としながらJETSとジャイアンツの収益は低く、ランキングでは下から数えた方が早いとの事で、ただでさえ不況でどのチームもチケットをさばくのに苦戦しているのに、球団運営は大丈夫かいな?という内容のコラムがNFL JAPANに掲載されました。
[総工費1450億円で”最大の借金チーム”へ 苦戦するNYの2チーム [近藤 祐司]]

肝心のチケットの売れ行きは、従来の価格に”シート・ライセンス料”というプレミアムを上乗せした新スタジアムの料金体系にファンは割高感を覚えてチケットを買い控えて、両球団ともにまだチケットは売れ残っている状態だとの事です。
さらに収入として計算していたスタジアム命名権も、カウボーイズ・スタジアムと同様に売れず、スタジアム名を「ニュー・メドーランズ・スタジアム」のままオープンする事が決まっております。
俺が石油王なら命名権を買って「JETS狂スタジアム」にするのになぁ~∑(゜ Д゜)

そして2014年のスーパーボウル開催地の誘致合戦にも参加しておりますが、真冬のクソ寒いニューヨークで屋根が無いという悪条件が不利となり、タンパに押され気味というニュースも流れており、新スタジアムに早くも暗雲がたちこめております。

▼おまけ:3Dでスタジアムを体感
[http://www.seats3d.com/nfl/new_york_jets/]
⇒席をクリックすると、その席からフィールドがどのように見えるか体感できます。

▼おまけ:もう一回「イクマが行く!」

[NFL JAPAN:2010年03月26日(金)]
>総工費1450億円で”最大の借金チーム”へ 苦戦するNYの2チーム [近藤 祐司]
出口が見えない世界不況の中、今年、ジェッツとジャイアンツの新スタジアムがニューヨーク近郊(実際はニュージャージー州)に完成する。

 収容人員82,500人、スポーツ史上最高額といわれる総額16億ドル(約1450億円)をかけて建設されたニュー・メドーランド・スタジアムは、大都
市にあるスタジアムらしく、あらゆるテロ攻撃にも万全な対策が講じられており、セキュリティ面も万全なスタジアムである。フィールドの4隅に大型スクリー
ンが設置され、豪華な音響システムも採用されており、どの席からも全てのプレイを臨場感たっぷりに見られる構造になっている。

 また、このスタジアムは、NFLで唯一、2球団が使用するため、ジャイアンツがホームゲームを戦う週にはジャイアンツカラーのブルーに、ジェッツが本拠
地として使用するときは、ジェッツカラーのグリーンにスタジアムがライトアップされ、熱狂的なファンの気持ちを昂ぶらせる細かい演出も施されている。ス
ポーツ・エンターテイメントのあらゆるノウハウを結集した未来型スタジアムだと、関係者は胸を張る。

 この豪華な新スタジアムがこれからシーズン開幕に向けて大きな焦点となってくるのが、82,500人を収容する新スタジアムのチケットやシーズンパスを
ジャイアンツとジェッツがどう売り切るかということ。NFLに限らず、チケットの売り上げは長引く不況で、どのリーグも苦戦を強いられている。ジャイアン
とジェッツは、ニューヨークという大規模なマーケットを本拠にしているにも関わらず、収益が低い。両チームとも、カンファレンス内では下から数えたほうが
早いくらい。そして、今回の新スタジアム建設で、”最大の借金チーム”へと変貌した。チケット商戦は、チームの収益に大きく関わってくるのだ。

 昨年、私自身が中継を担当したジャクソンビル・ジャガーズのホームゲームも例年にないほど、空席が目立っていたことは記憶に新しい。メジャーリーグの
ニューヨーク・ヤンキースも、昨年、豪華さを売りの新スタジアムのチケット料金が高く設定されすぎたことち不況が影響して売り上げが伸びず、シーズン中に
空席が目立ったことは日本でも大きく報じられた。同じニューヨークをベースにするニュー・メドーランド・スタジアムもこの教訓をしっかり生かしたいと意気
込んでいるが、従来の価格に”シート・ライセンス料”というプレミアムを上乗せした新スタジアムの料金体系に、ファンは割高感を覚えてチケットを買い控え
ており、両球団ともに、まだチケットは売れ残っている状態だという。

 スポーツ史上最高額で売れる算段であったスタジアム命名権も、リーマンショック以降、全く売れる気配がなく、未だに、球団は計算していた命名権収入を得
られないまま。ニュー・メドーランド・スタジアムのままで開幕を迎える予定になっており、長引く不況に、出鼻を挫かれた印象は否めない。球団はこれからの
ミニキャンプやドラフトの後にチケットは完売すると強気の姿勢を崩していないが、苦しい状況には変わりないだろう。

 スポーツは、もともと庶民の娯楽とされ、不況に強い業種とされていた。だが、アメリカのスポーツを取り巻く環境はドラスティックに変化している。近年、
収益を伸ばしたい球団が豪華なスタジアムを建設し、選手の年俸も高騰。それがチケット価格に反映されて、売り上げは頭打ちになっている。また、不景気でこ
れまでのようにスポンサーも集まらない。年間何千万円も支払って豪華なボックスシートを購入する企業が集まらなくなっており、球団経営は圧迫される一方
だ。

 そんな中、今年、スポーツ界では前代未聞の16億ドルもかけて完成した最新鋭の設備を誇るニュー・メドーランド・スタジアム。マーケットが収縮する厳し
い状況の中、球団がどのようにファンの心をつかんで、ホームゲームに足を運ばせるような球団経営を行っていくかを注目したいと思っている。

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