曲がっても、決して折れぬディフェンス

イルカさんとの2戦目は、もはやプレーオフに絡まないAFC東の最下位決定戦となりました。

Week09で1度敗北しているだけにリベンジしたいところですが、負けた方がドラフトに有利となるのがNFLのジレンマです。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ドルフィンズ

3

6

3

9

21

ジェッツ

0

16

0

6

22

オフェンス

RB”レベオン・ベル”が病気で欠場。

ジェッツの今年目玉の3大高級FAが、とうとう誰もフィールドにいなくなりました。

 

それはさておき、前回ベンガルズ戦で崩壊したOLが復活して1被サックで粘ったおかげでQB”サム・ダーノルド”とエースWR”ロビー・アンダーソン”のホットラインが開通。

アンダーソンは7レシーブ116yd獲得、1TDの活躍で勝利に貢献しました。第4Qの互いにFGの蹴り合うシーソーゲームに打ち勝ったのは、アンダーソンが見せた数々の超絶レシーブのおかげでしょう。

 

加えて、第4Qラスト47秒。2点ビハインドの状況で、ダーノルドがサックを喰らって3rdDown-18ydという危機的状況。

ここでWR”ビンセント・スミス”へのパス失敗に対してレビューを行った事で、判定がパス・インターフェアランスとなり、1stDownを更新したシーンが勝敗を左右しました。

 

QB”サム・ダーノルド”のスタッツは20/36回、270yd獲得、2TD、1INT。レーティング86.6のボチボチの成績。

ランでは元エースのRB”ビラル・パウエル”が突進スタイルで頑張って19キャリー74yd獲得。

 

とにかく2Qのモメンタムが傾いたところで3シリーズ連続得点(2TD、1FG)が効きました。

ディフェンス

モズリーがIR入りしたのは別にいいとして、D#の要であるS”ジャマール・アダムス”が足首の負傷で欠場という、ヤバイ状況。

しかし、QB”ライアン・フィッツパトリック”おじさんに散々FGレンジに入られるものの、TDを1本も許さぬ堅守を見せます。これぞ曲がっても折れないディフェンス。

 

今回もランD#は鉄壁で、ドルフィンズで一番走ったのがフィッツパトリックおじさんの、65yd。

おじさんは相変わらずスライディングが出来ないようで、捕まるまで突進します。ここに男気を感じますな。

スペシャルチーム

この試合の目玉がFGの多さ。ジェッツK”サム・フィッケン”のFGが3/3回、ドルフィンズK”ジェイソン・サンダース”が7/8回で、1試合で計10回のFG成功はNFL最高記録を樹立しました。

 

K”サム・フィッケン”はFGを全て決めて、さらにラスト3秒で逆転決勝FGを決める活躍を見せて汚名返上。・・・・と行きたいところですが、エクストラポイント1本外しています。

常に完璧に仕事できないフィッケン、やっぱり来シーズンはチームにいないでしょう。

総評

やたらFGが多いと思ったらNFL記録を樹立していましたw。

攻めるも決定力を欠いて、8回もFGを蹴るハメになり敗北したドルフィンズにとって、歯がゆい試合だったでしょう。

 

ジェッツとしてはラスト3秒からのFGで逆転勝利という盛り上がる展開だけに、先週のベンガルズ戦で敗北していることが非常に悔やまれます。

今週の結果でジェッツの「Eliminated」が決定。つまり、どうあがいてもプレーオフに行け無くなり完全なるシーズンエンドです。

残り3試合の対戦相手は、レイブンズ、スティーラーズ、ビルズというプレーオフ戦線真っ只中のチームばかり。

3試合ともプレーオフ争いに影響する見る価値のある試合となりましたので、ジェッツがどこまでプレーオフ当落選上のチームの足を引っ張れるかに期待しましょう。

 

ジェッツファンの皆様、今シーズンもお疲れさまでした。

終劇