これぞモメンタム

長いレギュラーシーズンが終わると、残酷な一発勝負のサバイバルトーナメント、プレーオフが開幕。

第一試合は、QB”ジョシュ・アレン”率いるビルズと、QB”デショーン・ワトソン”率いるテキサンズの新世代QB対決です。

両者とも初のスーパーボウル制覇への大事な第一歩。勝つのはどっちだ!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

OT

TOTAL

ビルズ

7

6

3

3

0

19

テキサンズ

0

0

8

11

3

22

 

総評

ビルズはオープニングドライブでQB”ジョシュ・アレン”のランがさく裂し、ロングゲイン。さらにWR”ジョシュ・ブラウン”がリバースと見せかけて予想外のアレンへのTDパスで先制パンチに成功します。

かつてイーグルスがスーパーボウルで見せて「フィリースペシャル」と名付けられたプレーですが、仕上げのレシーブに失敗したのはトム・ブレイディだけなんじゃないでしょうか。

 

その後もビルズのパスラッシュがテキサンズのOLを上回り前半で4サック。

テキサンズはWR”ディアンドレ・ホプキンス”のファンブルロストなど調子が出ず、モメンタムは完全にビルズに傾いていたのですが、後半のテキサンズD#の1プレーがモメンタムをテキサンズに傾けました。それが・・・

J.J・ワットのサック

プレーオフで久々にフィールドに姿を見せたワットのサック1本だけで盛り上がり、応援に来ていた弟”T.J・ワット”が速攻でSNSに投稿している姿をカメラに抜かれていました。

 

テキサンズはQB”デショーン・ワトソン”のTDラン+2ポイントコンバージョンで反撃開始。第4Qに逆転します。

一方ビルズは、O#が停滞するも試合終了間際にFGを決めて、オーバータイムに突入。

 

FGが入れば勝利の状況でビルズが敵陣に入るも、イリーガル・ブロックの反則で15ydも罰退を受け、パント。

返しのテキサンズのO#にてWR”タイワン・ジョーンズ”のラン・アフター・キャッチで敵陣10ydまで進み、決勝FGを決めて試合終了。テキサンズがビルズに勝利し、2回戦のディビジョナル・プレーオフにコマを進めました。

 

ビルズは前半は優勢に進めながらも、プレビュー記事でも書いたとおりQB”ジョシュ・アレン”のボールセキュリティの甘さと、インテンショナルグラウンディングの反則が致命傷となりました。

 

あと、同点FGを蹴る1回目のチャンスに思いっきり下がった挙句にサックを喰らうのもいただけません。

 

とにもかくにも、ビルズは前半はあれほど抑えていたテキサンズのO#を後半は止めれなくなり、さらにO#の停滞やプレーコールのまずさから、ハーフタイムでのコーチングの差が出てしまった感があります。

もっとRB”デビン・シングレタリー”のランを有効活用できなかったのでしょうか。

 

あと、この試合で問題になったのが、テキサンズのタッチバックのシーン。

テキサンズのKRは特にフェアキャッチの動作や片膝をつくなどのタッチバックの動作をせずにエンドゾーンでレシーブしたボールを投げ捨てます。

それをビルズのSTが拾ってTDとなりますが、タッチバックが有効とされTDは取り消しになりました。

これがTDであれば、ビルズが勝利していた可能性が高かっただけに、納得のいかない判定でした。

 

 

勝利したテキサンズQB”デショーン・ワトソン”のスタッツは、パス20/25回247yd獲得、1TD。ランはチームトップの14キャリー55ydを走り勝利に貢献しました。

 

 

一方、ビルズQB”ジョシュ・アレン”のスタッツは、パス24/46回246yd獲得、0TD。ランで9キャリー92ydで、こちらもチームトップです。

しかし、ファンブルロストやその他、追い詰められた時の判断ミスが目立ちました。

まだまだ伸びしろのある選手なので、来シーズンの成長に期待しましょう。