これでもスーパーボウルMVPです

元タイタンズのCB”ローガン・ライアン”と契約するのかしないのかモンモンとしてる間に、いきなり大物との契約が報じられました。

なんと、レイブンズでスーパーボウルを制したQB”ジョー・フラッコ”と契約です。

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QB”ジョー・フラッコ”(Joe Flacco)とは?

QB”ジョー・フラッコ”は2008年ドラフトにて、レイブンズが1巡目(全体18位)で獲得。

前先発のQB”カイル・ボイラー”の負傷や、元ハインズマンのバストQB”トロイ・スミス”の病気により2008年シーズン開幕から先発を担うやいなやチームをAFCチャンピオンシップに導きました。(スティーラーズに敗北)

 

そしてルーキーから5年連続でレイブンズをプレーオフに導き、2012年シーズンはスーパーボウル47で49ersを倒して、スーパーボウルMVPに選出されました。

Brother 「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、2012シーズンも例年のごとくまるで脚本があるかのような驚きの展開ばかりでした。 NFLは本当に終わりのないドラ

 

しかし!そんなスーパーQBも、スーパーボウル直後に大型契約したら「NFLあるある」に沿って弱体化。

「がっかり・オブ・ザ・イヤー2013」 の4位に選出されるほど、パフォーマンスが不安定になり、1試合毎に激変するパフォーマンスには、日本のNFLファンの間でもフラッコは「ジョー・フラッコ」と「嬢・ふらっ子」の二重人格者説が流れました。

1位は鉄板 おまたせしました。 がっかり・オブ・ザ・イヤー2013の結果発表です。 総評数143票も投票を頂き、ありがとうございました。 では、さっそく発表です! 栄えあ

 

そして、フラッコ時代に終止符を打つべく、2018年ドラフトにてレイブンズはドラフト1巡(全体32位)でQB”ラマー・ジャクソン”を獲得。

その年のQBは豊作だったとはいえ、”ラマー・ジャクソン”は期待値が低いほうだったのですが、そこは名将HC”ジョン・ハーボウ”の腕で覚醒。2018年シーズン途中で先発をフラッコから”ラマー・ジャクソン”に変更して、才能を見出す事に成功します。

そしてフラッコはお払い箱となり、2019年シーズンはブロンコスへドラフト5巡と引き換えにトレードされました。

 

元スーパーボウルMVPとしてブロンコスでの復活を期待されたフラッコでしたが、ブロンコスのOLの弱さもあり力を発揮できず、さらにWeek08のコルツ戦で首を負傷してシーズンエンド。

2020年3月にブロンコスを解雇され、フラッコの挑戦は終わりました。

QB”ジョー・フラッコ”(Joe Flacco)がJETSと1年契約

そして2019年シーズン、この度はフラッコがJETSと1年契約するニュースが報じられました。

少し前まで元ベンガルズのQB”アンディ・ダルトン”を狙っていた噂がありましたが、ダルトンはカウボーイズと契約。

それ以降、バックアップを新たに獲得する噂が無かったので、今回のニュースは寝耳に水と言った感じでした。

 

契約内容は1年1.5M(保証は不明)。成績しだいで4.5MまでUPするとのことです。

フラッコ獲得の裏にはジェッツのGM”ジョー・ダグラス”が関係しており、彼はかつて2008年ドラフトでフラッコ獲得に尽力したレイブンズの人事スタッフだったのです。

 

JETSのQB事情は、先発は2018年ドラフト1巡の”サム・ダーノルド”。その下は昨シーズンもバックアップを勤めた”デビット・フォールズ”と、2020年ドラフト4巡で獲得した”ジェームズ・モーガン”がいます。

 

ここにフラッコが入るとすると、当然2番手のダーノルドのバックアップになります。加えて、スーパーボウルMVPまで上り詰めた経験値でダーノルドの指南役としても期待されているでしょう。

昨シーズンはバックアップの”トレバー・シーミアン”が酷すぎたため、フラッコを1年1.5Mという破格で獲得できたことは、正直なところありがたいです。

 

天敵であったフラッコがジェッツのジャージを着るとは、夢にも思いませんでした。

ダーノルドはジェッツでの2年間、1シーズンを通して先発をしたことが無いので、フラッコの出番はありえます。

OLを徹底的に補強した今シーズンのジェッツならば、出番が回ってくれば活躍できると信じるのみです。