これは凄いぞ

昨シーズンのスーパーボウルMVP、チーフスのQB”パトリック・マホームズ”の契約延長が報じられました。

この内容が、トンデモナイことになっております。

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パトリック・マホームズ、計12年540億円の史上最高の大型契約

昨シーズンは、マッデンの呪いのジンクスがあるにもかかわらずスーパーボウル54で勝利し、MVPに輝いたマホームズ。

SUPER RED ZONE NFL設立100年目の記念すべきスーパーボウルは、1980年代にジョー・モンタナが黄金時代を築いた古豪49ersと、第4回スーパーボウルを制覇して以

 

ルーキー契約を2年残しておりますが、チーフスと新たな10年450Mの契約を結びました。

契約を延長した結果、その総額が・・・

12年503M(日本円で約540億円)

もはや巨額過ぎて、良く分かりません。加えて477Mの保証機構(guarantee mechanisms)付きとのことで、他の契約といろいろ異なるようです。

特殊な内容を紹介すると、

・140Mの傷害補償(Injury guarantee)

→聞きなれない言葉ですが、もしマホームズがプレーできないぐらいの重傷を負い、チームが彼を手放すことになっても、マホームズは140M(約150億)もらえます。

・ノートレード条項

→本人の承諾なしにチームは勝手にマホームズをトレードできません。

マホームズまとめ

もう何があっても食いっぱぐれがない、素敵すぎる契約です。なぜこれだけ優遇されるのか?それはマホームズが出した結果のたまものでしょう。

 

・スーパーボウル54制覇

・スーパーボウルMVP

・2018年シーズンMVP

・プロボウル選出2回

・オールプロ選出1回

・シーズン50TD

・2019年シーズン、プレーオフにて10点差からの逆転勝利3回

・NFL史上最大の契約更新

・24歳

 

→この若さでこの戦跡!特にマホームズが評価されるのが、プレーオフにて、何度も逆転勝利を呼び込んだ爆発力でしょう。特にテキサンズ戦はアンビリーバボーでした。

天国から地獄 ディビジョナルラウンド3戦目は、変態的な運動能力がウリのQB”パトリック・マホームズ”率いるチーフスが昨年に続き登場。 対するは、1回戦で絶好調ビルズを倒したテキ

NFLのみならず北米プロスポーツ史上最高の契約額

この契約額はNFL史上最高ですが、NFLのみならず北米プロスポーツ史上の最高額にもなりました。

これまでの最高がLAエンジェルズのトラウト選手の12年間426.5M。これをはるかに凌駕しました。

これまで、キャップの制限が緩いMLBの選手が上位を占めていた大型契約のトップにNFLの選手がランクインしたのは史上初です。

マホームズの年俸を置き換えると・・

巨額過ぎてピンとこない契約ですが、NFL倶楽部のディレクターさんが分かりやすくしてくれました。

2020年のNPBで年俸総額2位の巨人ですら43億円らしいので、1マホームズで1.3巨人軍

→もはや「1マホームズ」という単位になってしまいましたが、マホームズ一人の年俸で2020年の巨人軍全員の年俸を超えます。

 

加えて、

マホームズの父、パット・マホームズのベイスターズ時代の年俸が4000万円だったらしいので、息子の年俸で親父が137.5人雇える計算。($1=¥110)

→横浜ベイスターズ時代の親父の137.5人分。いやいや、親父はお金では買えません。むしろ生んでくれた親父に感謝すべし!

大型契約はチーフスにとって逆風

マホームズ個人にとってはハッピーなニュースですが、チーフスファンは喜べないでしょう。

これまで数々の大型契約を見てきましたが、選手に使える総年俸が決まっているサラリーキャップ制度の元では、一人に大金を割くという事は他の選手への配分が少なくなるので、他のポジションの補強がままならなくなり、主力の離脱を引き起こします。

 

かつ、大型契約の後にそれに見合う活躍した選手を見たことがありません。元レイブンズ(現ジェッツ)の”ジョー・フラッコ”がいい例でしょう。

これだけの大金をもらってハングリー精神を持ち続けれるかも気になるところです。

 

現時点でコロナ禍により、どのような形で開幕するか不透明な状況ですが、今シーズンのマホームズのパフォーマンスは必見です。