よもやよもやだ
NFC西の強豪ラムズ相手にやっと初勝利を飾ったジェッツ。
今週の相手は、AFC北で首位争いをしているブラウンズであり、久しぶりのプレーオフ出場のために負けられない状況です。
1勝したので特にもう目的も何もないジェッツとはモチベーションが天地ほど差があると思っていたのですが・・・、ブラウンズのトラブル発生も手伝って、またまたやってしまいました。
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ブラウンズ |
3 |
0 |
7 |
6 |
16 |
ジェッツ |
7 |
6 |
7 |
3 |
23 |
オフェンス
ファーストドライブは3凡に終わり、ファーストドライブ得点記録は連続8試合でストップ。
序盤の進まないO#に風穴を空けたのが、ジェッツでは珍しいトリックプレーでのTD。
Slot receiver passes to slot receiver for the TD.
📺 #CLEvsNYJ on CBS pic.twitter.com/xcSK66FrVn
— New York Jets (@nyjets) December 27, 2020
WR”ジャミソン・クラウダー”がリバースから、まさかのロングパス!これをWR”ブラクストン・ベリオス”にドンピシャに決まり43ydのTDパスとなりました。
既にシーズンエンドしているのに、クラウダーにパス能力があることを公開するところに、ジェッツのこの試合の本気度を見ました。
この後のドライブでジェッツD#はブラウンズQB”ベイカー・メイフィールド”からファンブルロストを奪い、敵陣30ydからのO#再開で、QB”サム・ダーノルド”がTDを決めて 3-13 とリード。
後半早々にも、WR”ジャミソン・クラウダー”のラン・アフター・キャッチ のロングゲインを起点にロングパスでTDをあげて3-20 と 突き放したところで、あとは時間をかけたドライブとD#が粘りリードを守り切るという、展開的に前回勝利したラムズ戦に似たものとなります。
ダーノルドのスタッツは、パス16/32回175yd 獲得、2TD、0INTでレーティングは87.4。
成功率半分で200ydを切りますが、ターンオーバーが無かったのが勝因です。序盤と比較して、ムリ投げせず投げ捨てる判断がつきました。
あと、ラムズの”アーロン・ドナルド”が言っていたように、改めて見るとスクランブルが上手いです。D#を体当たりで吹っ飛ばす根性も見せました。
ランはRB”フランク・ゴア”のランが出ない上に途中ロッカールームに行ったり、戻ってきたりと不安定で苦戦しましたが、シーズン序盤に比べてレシーバー陣の進化が凄まじいです。
特に今回の勝利の立役者WR”ジャミソン・クラウダー”は頼りになる上に、正確なロングパスも投げれるという事が判明。
隠し玉WR”ブラクストン・ベリオス”や、落球が無くなったTE”クリス・ハーンドン”も旨くなっています。
今回レシーブがないもののドラ2WR”デンゼル・ミムズ”も存在感があり、これら戦力を来シーズンに上手く引き継げば、序盤から勝てるチームになるでしょう。
OLもダーノルドのスクランブルが手伝って、被サック2回で合格点。ドラ1OL”メカイ・ベクトン”が抜かれてダーノルドがサックされましたが、相手も元ドラ1のDE”マイルズ・ギャレット”じゃあ仕方ないでしょう。
ディフェンス
ブラウンズは、試合前日にLB”B.J・グッドソン”にコロナ陽性反応が出て、その濃厚接触者として”WR”ジャービス・ランドリー”、WR”ラシャード・ヒギンズ”などWR4人とLB2人がコロナリストに登録され欠場となる大混乱。
フライトも4時間以上遅れて、ブラウンズが超ハンデを背負った事がジェッツの勝因でした。
しかし、1勝するまでのジェッツD#ならば負けていたでしょう。ラムズ戦同様にすばらしいパフォーマンスを見せたD#の向上も勝因です。
やはり、DCが”グレッグ・ウィリアムズ”から暫定DC”フランク・バッシュ”への交代した影響が大きいと思います。
ドラ1DE”クイネン・ウィリアムズ”がIR入りしたものの、パスラッシュが前回同様にポケットをあっという間に縮めて、ブラウンズQB”ベイカー・メイフィールド”から4サック、2ファンブルロストを記録。
We’ll take that back.
📺 #CLEvsNYJ on CBS pic.twitter.com/NBxaMntZmw
— New York Jets (@nyjets) December 27, 2020
加えてRB”ニック・チャブ”をほとんど走らせず、ラン28yd。RB”カリーム・ハント”もラン11ydに抑えます。
ブラウンズとしてはWRが壊滅的なのでランが命綱だっただけに、これだけは走れなかったのは致命的でした。
DB陣もブラウンズの主力WRが壊滅というハンデを貰っていたとしても、タックルミスの減少やTDパスのカット、致命的な反則の減少により、レベルは明らかに上がっていることを垣間見ます。
今シーズンを通してジェッツを見ている私にとっては魔法のようです。これは暫定DCに来シーズンもお願いしたいところですね。
スペシャルチーム
K”サム・フィッケン”がエクストラポイントとFGをブロックされます。おそらく弾道がめっちゃ低いのでしょう。ここは工夫してほしいです。
一方、ブラウンズのSTは致命的なラフィング・ザ・キッカーをやってしまって、ジェッツにファーストダウンを与えるのですが、敵ながら「不可抗力じゃね?」と思いました。
ラフティング~系の反則って、もっと故意でやったケースに適応されるべきだと思います。
総評
不幸すぎるブラウンズに大ハンデをもらって2連勝。しかも、プレーオフ圏内の選手にです。両チームともジェッツ戦はボーナスステージだと思っていただけに、足を引っ張られて かなり悔しいでしょう。
ブラウンズは恨むならコロナを恨んでください。
しかし、ジェッツの勝利によってドラフト全体1位はジャガーズに決定しました。
ジャガーズは今週も大差で負けて、最終戦もコルツ相手に負けると思うので、どうせジェッツがこの試合で負けていても全体1位は取れなかったと思います。
勝利して儲けものだと思いましょう。
プレーオフ圏内のブラウンズに勝利したことは、ドルフィンズ、コルツ、レイブンズを助ける結果となり、AFCの最終戦は10勝が5チームとなる大乱戦に発展する面白い事になりました。
ブラウンズの足を思いっきり引っ張ってしまったものの、ブラウンズにはプレーオフに行って欲しいですね。
というか、10勝の5チーム全部に行って欲しいので、結果がどうなっても複雑な心境となりそうです。
烏党としてはナイスアシストに感謝感激雨あられです♬
roughing the kicker 「ラフィング」ですよ。
rough (乱暴な) の ~ing型
SEAFunさん>
ありがとうございます。即興で書いてるので、いろいろ勢いでおかしなことになっています。
JETS狂の宴は皆様に支えられております。
ジェッツ、やっとお目覚めですか?もうシーズンは夕方です。
ラムズ、ブラウンズ共々「今頃起きてくんな!!」と思っているでしょうね。
さて、最終戦はパッツですか。
今のパッツなら・・・?そういう時に限って・・・?
やっぱり、ドキドキしますね。
結果的とはいえ、ローレンスは無しでいいのでは?活躍したらすみません。ダーノルド、がんば(笑)