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2022年1月5日

【NFL 2021-2022:Week17】ニューヨーク・ジェッツ vs タンバペイ・バッカニアーズ

アントニオ・ブラウンに全て持っていかれた気が

既にシーズンエンドしたジェッツの対戦相手は、怨敵トム・ブレイディ率いる王者バッカニアーズ。

ブレイディが他の地区に移籍したとはいえ、ジェッツは蹂躙され続けてきた積年の恨みを少しでも返さねばなりません。

当然、データ上では勝てる相手ではありませんが、勝負はやってみないと分からない。

果たして、ジェッツはブレイディに一矢報いることができるのか?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

バッカニアーズ

7

3

7

11

28

ジェッツ

7

10

7

0

24

オフェンス

ジェッツのオフェンスは欠場が多く、本来のロースターからWR1~3番手、RB”テビン・コールマン”、TE1,2番手、先発センターが欠場というボロボロの状態。

正直、この状態で点を取るのはQB”ザック・ウィルソン”でなくても難しいと思っていたのですが、これが全く違いました。

 

ファーストドライブにて、RB”マイケル・カーター”の55ydランを皮切りにジェッツのオフェンスがバッカニアーズに通用し、終盤までジェッツがリードする展開になります。

 

試合全般で活躍したのがプレビューでも取り上げたWR”ブラクストン・ベリオス”。

レシーブやリバースプレーなどスピードを生かしたプレーでペイトリオッツD#をかき回します。

今試合では1TDレシーブと1TDランの計2TDをあげ、今ジェッツで最も勢いのある選手となりました。

リターナーも兼任し、しかもヘルメットを取るとかなりのイケメン。

「令和のエデルマン」と覚えておきましょう。
(いや、エデルマンは令和もプレーしてたぞ)

 

予想外の伏兵だったのがRB”タイ・ジョンソン”。昨シーズンからジェッツにいるスピードのあるRBですが、かつてはレシーブが超下手で簡単なパスを連続ドロップした事もありました。

しかし、この試合に限っては別人のように要所でランにレシーブを決めます。

さらにRB”マイケル・カーター”が脳震とうで下がった後は、RB”オースティン・ウォルター”がランオフェンスを支えます。

 

つまり、総じてランブロックが優れていました。バッカニアーズ相手に最後まで善戦できた理由はひとえにランオフェンスが通用した事でしょう。

バッカニアーズはプロボウラーOLB”シャック・バレット”やOLB”ジェイソン・ピエール=ボール”を欠いていましたが、ジェッツもC”コナー・マクガバン”やLT”ジョージ・ファント”などの先発OLが欠場していました。にも関わらず、OLがDLを圧倒しランオフェンスを有利に展開し、ランを計150yd獲得しました。

 

しかし、ランやショートパスだけで勝てるはずがなく、ここぞというところでQB”ザック・ウィルソン”がミドルパスを決めてファーストダウンを取ったことも勝因でしょう。

QB”ザック・ウィルソン”のスタッツは、パス19/33回234yd獲得1TD、0INT。レーティング89.7とまずまず。

これまでの試合と違って、要所では落ち着いてジャストタイミングでスローしており、レシーバー陣もそれに応えるべく低いパスにはスライディングしながらレシーブするパフォーマンスの高さを見せ、勝利への意欲の高さが見られました。

 

その中、2020年ドラ2のWR”デンゼル・ミムズ”だけはロースターに登録されているもののプレー無し。こういう時こそ役立たねばならない選手なのに、ドラフト下位やドラフト外の選手に圧倒的に負けています。

おそらく来シーズンはチームにいないでしょう。

 

この試合で話題になったのが、逆転負けの原因となったギャンブル。

ジェッツは残り時間2:17で4点リードし、さらにオフェンスで敵陣7ydまで進んで王手の状況で 4thDown 、2ydを迎えます。

もしFGを決めると7点差となり、返しのドライブでTDを取られても2ポイントコンバージョンされない限りオーバータイムに持ち込めるセーフティーリードを得ます。

しかし、この状況で選択したのはギャンブルでした。

 

この選択に最初は驚いたのですが、バッカニアーズはタイムアウト0回であり、失敗したとしても自陣深くからのオフェンスになります。

FGで逆転されない4点差に加えて、「オーバータイムでは勝てない」と判断、かつ、DB陣がインターフェアを1回も出していない事を考えると、このギャンブルは理解できなくもありません。

が!、ここで選択したプレーがなんとスニーク!
Σ(・ω・ノ)ノ!

いやいや、2ydあるのにゴールライン前のディフェンス相手にスニークは無いでしょ・・。案の定失敗してターンオーバー。

実はこのプレー、チームとしてはエンドアラウンドでWR”ブラクストン・ベリオス”へのハンドオフを考えていたのですが、QB”ザック・ウィルソン”にその伝達がうまくいかず、ウィルソンはプレーブックのデザインどおりにスニークしたとのことです。

 

これがプレーオフ争いしているチームだったら、目もあてられないミスでしょう。

しかしながら善戦できたし、何よりドラフト巡の事を考えると敗北もプラスです。

このようなミスコミニュニケーションの経験も糧にして、来シーズンは強くなってほしいところです。

ディフェンス

WR”クリス”・ゴッドウィン”のシーズンエンドに加えて、RB”レオナード・フォーネット”が欠場するも、コロナで欠場と思われていたWR”マイク・エバンス”が出場。

加えてTE”ロブ・グロンコウスキー”やWR”シリル・グレイソン”も擁する ”トム・ブレイディ”が率いるオフェンス相手に、ジェッツD#陣はよく頑張りました。

 

ボコボコにされるかと思っていたD#が接戦に持ち込むほど耐えた理由はいくつかあります。

1)パスラッシュがそこそこ効いていた。

2)ブレイディも調子は万全ではなく、オーバースローが目立った。

3)ロングパスにもインタ―フェアを取られないDB陣。

4)ランを抑える。あわよくばロスタックル。

 

この中で重要だったのは(4)でしょう。いつもズルズルとやられるランディフェンスが今日はやられるどころかロスタックルしています。

さらに3)も大きいですね。ブレイディのロングパスに対してイエローフラッグを出さずに守るDB陣も褒めるべきで、インターセプトで流れを切ったCB”ブランディン・エコールス”のパフォーマンスも素晴らしかったです。

 

とはいえ、ブレイディのスタッツはパス34/50回410yd、3TD、1INTのレーティング113.2。かなりパスを通されました。

特に止めればジェッツが勝利の最後のドライブに見事なTDパスを決めて期待に応えるのは、さすがブレイディと言ったところです。

それにしても、問題のRB”レベオン・ベル”にパスを通されファーストダウンを取られるシーンは、さすがに腹が立ちます。ジェッツファンとして。

 

問題と言えば ご存知のとおり、第3Q途中で突然WR”アントニオ・ブラウン”がジャージを脱いで退場しました。

初めてこのシーンを見た時、乱入者なのに警備員が取り押さえない状況にワケが分かりませんでした。

といいますか、見事なレシーブでファーストダウンを取っていた選手が突然試合を放棄するシーンなんて、誰が理解できますでしょうか。

 

なぜブラウンがこのような奇行に走ったのか、原因はハッキリしておりません。

一説によると、この時はブラウンが何度もフィールドに入る事を拒否したためHC”ブルース・エリアンス”が「出ていけ」と言ったいう話があります。

拒否した理由に関してはブラウンはこの日 体調不良だったようで、それがエリアンスHCに伝わっておらず理解を得られなかった事に加えて、最近のワクチン虚偽申請による3試合出場停止や足首の負傷のリハビリが上手くいっていない事など、いろいろな不満がここで爆発したと思われます。

ちなみにブラウンはこの後、ニューヨークに留まってNBA観戦していました。

スペシャルチーム

この試合最大の収穫はキッカーかもしれません。

入団以来、100%FGをど真ん中に決めてきたK”エディ・ピネイロ”に試練が。初の50yd越えとなる51ydのFGトライ発生です!

しかし!それも難なく決めてイッツグ~ッド!!

もはや抱かれたい男No1、来シーズンも離しませんよ。

 

P”ブランデン・マン”もパント4回中2回も10yd内に落とす活躍。(1本クソパントがありましたが)

来シーズン、このSTをキープして勝ちに行きましょう!

総評

始まる前は大虐殺されると思っていたのですが、ファーストドライブでRB”マイケル・カーター”のランが出た時に「これは勝てるじゃないか」と感じました。

OLが走路をあけてランが抜ける光景や空気感が、かつての強いジェッツと重なったのです。

 

キックオフには、スタンドでジェッツのチャントを扇動して盛り上げる応援団長ファイヤーマン・エドの姿。

 

スタジアム前方でも チャントを扇動するジェットマンの姿があり、熱いオヤジ達のもとジェッツファンがとどろき叫びます。

 

ペイトリオッツで無かったにしろブレイディが率いるチームを追い込むジェッツとファンには、久々にワクワクするものがありました。

負けはしたものの、かつての波に乗った試合を見た気がします。

 

しっかし、アントニオ・ブラウンとは一体何なのでしょう。

元はスティーラーズのエースWRで、2018年にマッデンのカバープレイヤーになるも、その後はスティーラーズ退団の意向を発表し、レイダースに移籍。

しかし、凍傷にかかったやら、古いタイプのヘルメットで無いと嫌だとかモメたあげく、GMやHCにも反旗をひるがえしカットされました。

その後ペイトリオッツが獲得するも、性的暴行を告訴された上に告発者に脅す内容のメールを送り付けてペイトリオッツもカット。

バッカニアーズに拾われて更生されたかと思っていたのですが、根本は変わっていなかったようです。

 

試合中に選手がジャージ脱いで去るなんて初めて見ました。いや、NFL初の事ではないでしょうか。

とにもかくにも、いろんな意味で楽しめた有意義な試合でした。

 

来週の最終戦の相手はビルズ。ビルズは既にプレーオフ進出を決めていますが、地区優勝を決めるためにジェッツを本気で倒しに来ます。

ジェッツが今回の試合の調子を持続できるかどうか、最終戦も楽しみです。

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  1. ツツッタッタ より:

    安心しました。
    ワンシーズンJetsの試合を見ていて、jets狂さんが寝込むんじゃないかと心配する試合が毎年3試合ほどあります。
    今回がそれだと思ったのですが、冷静に分析できていて一安心。
    この試合の後見る予定だった、DALvsARI、CINvsKCを、吐き気がひどくて見る気が無くなった私も、jets狂さんの文を読んで少し立ち直りました。

    しかしあれですな、立ち直ってから改めて考えてみるに、確かに来シーズンに向けて光明が射してくる内容でしたぞ。
    OFとDFにベテランを補強すれば、来期は結構いけるのでは。
    クラブトゥリーとタリブあたりが来てくれればあるいは・・・・

    1. JETS狂 より:

      ツツッタッタさん>
      先発陣が大量に抜けるとパフォーマンスが上がったというのが微妙なところですが、今試合で活躍した選手たちは正確に評価してほしいですね。特にOLに関しては。
      もはやドラフトと新HCと新QBの2年目に期待するのみです。

  2. ハイライト より:

    ドラフト順位も大事だけど頼むからベリオスと再契約できますように!

  3. ふて猫 より:

    確かにスコア上では接戦でしたが、最後のツメが甘かったようですね(@_@)果たして最終週ではBUF(ビルズ)相手に意地を見せることが出来るのでしょうか?

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