また難しい試合をしてくれた

QB“ザック・ウィルソン”が負傷のためしばらく休養となり、開幕戦の先発がQB”ジョー・フラッコ”が濃厚と言われていますが、今試合でもフラッコは出場せず先発はQB”マイク・ホワイト”

昨シーズン、優れたパフォーマンスを見せた選手だけに活躍を期待したいのですが、またも予想外の展開となりました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ファルコンズ

10

6

0

0

16

ジェッツ

0

3

7

14

24

オフェンス

O#の欠場は以下のとおり。

QB 2 Z.Wilson
QB 19 J.Flacco

C 60 C.McGovern
OL 69 C.McDermott
T 71 D.Brown
G 75 A.Vera-Tucker
G 78 L.Tomlinson
T 76 G.Fant

RB 32 Mi.Carter
FB 48 N.Bawden

WR 8 E.Moore
WR 84 C.Davis

TE 87 C.Uzomah
TE 83 T.Conklin

→QBのみならず、またもOLの主力メンバーがほぼ欠場。
WR、TEもドラフトメンバーを除いた先発候補を抜いての2軍試合です。

 

QB”マイク・ホワイト”が先発し3Q途中まで投げるも、O#は全く進まず得点はFG1本のみ
ランも出ないし、「まるでレギュラーシーズンのジェッツだな。つまんねー」と思いダラダラと試合を見ていたら、第3Q途中からまたもCFL出身のQB” クリス・ストレベラー”(Chris Streveler)に交代。

 

このQBは先週も後半から登場しジェッツに逆転勝利をもたらしたQBです。
先週は2軍試合を理由に真剣に彼のプレーを見ておらず「なんかバタバタしてるなぁ」ぐらいにしか見ていなかったのですが、今日の試合は驚きました。

大雨の中でも判断が早く、早いショートパス、ライナー系のミドルパス、D#の頭を超えるロブ系のパスを高い精度で投げ分けます。
さらにスクランブル能力が高い。前が空いている判断したら瞬時にダッシュしヤードを稼ぐどころかタックルをカットでかわし、負傷のリスクを避けるスラインディングもうまい。

正直、●ック・ウィル●ンに爪のアカを飲ませてやりたいです。

パスが通ればランも通る。RB”ラミカル・ペリン”、RB”テビン・コールマン”、RB”タイ・ジョンソン”がO#を要所で支えます。

 

結果、ストレベラーは2TDドライブを演出して、ジェッツの逆転に大きく貢献。
スタッツはパス9/11 119yd獲得、1TD、1INT。ラン6回33yd獲得。

1INTはWR”デンゼル・ミルズ”がロングパスのレシーブ失敗のために発生したものであり、他のロングパス失敗もレシーバーがあと1歩踏み込めて入れば取れていた惜しいパスでした。

 

ドラ1のWR”ギャレット・ウィルソン”とRB”ブリース・ホール”は序盤に登場して振るわず。後半に出て入れば活躍できていたかもしれません。

ディフェンス

D#も主力をかなり欠場させました。

DL 47 B.Huff
DL 58 C.Lawson
DL 54J.Martin
DL 91 J.Franklin-Myers
DL 95 Q.Williams
DL 98 S.Rankins
DL 99 V.Curry

LB 57 C.Mosley
LB 36 M.Harris

CB 4 D.Reed
S 6 J.Whitehead

→これだけDLの主力を抜いてどうやって押せというのか。

一方、ファルコンズはQB”マーカス・マリオタ”を先発させ好投。
WR”カイル・ピッツ”へ52ydのラン・アフター・キャッチを献上するなどジェッツD#は通年のレギュラーシーズンのごとくボロボロです。

 

続いて2Qからドラフト3巡ながら二人目QB指名であった”デズモンド・リダー”が登場。143ydも投げられて不甲斐なし。

前半終了時点で16-3の点差でも、パフォーマンスからして勝利するのは無理と思える内容でした。

 

しかし、後半からのD#は見違えました。O#に勢いが出たので、それがD#に伝播したのでしょう。
それ以上に、ファルコンズの3rdQB”フェリペ・フランクス”の酷さとO#全体の反則の多さにも助けられました。

 

ガンガンプレッシャーをかけてファルコンズO#を封じて、後半は無失点。
それどころか、DE”ブラッドリー・アナエ”ファンブルリターンTDを決めて逆転勝利を収めました。

一瞬、タックルミスかと思ったらQBの足首を引っかけてファンブルフォースを誘発し、そのままリカバーTD。
もしレギュラーシーズンなら神です。

 

HC”ロバート・サラー”のこの喜びよう。

 

もう1つ特筆すべきは、ドラ1CB”ソース・ガードナー”のパフォーマンス。
成績はタックル1のみですが、カバーに奮闘する姿がまとめられています。

「優れたCBはスタッツに現れない。QBが避けるから」という話がありますが、まさにそのとおり。期待しても良さそうです。

スペシャルチーム

キッカー争いはK”グレッグ・ズーライン”が44ydのFGを1本成功。K”エディ・ピネイロ”がエクストラポイントを2本決めて、今日も両者にミスは無し。

 

しかし!!後のニュースで私が推していたK”エディ・ピネイロ”がカットされました!
昨シーズン途中から加入し、良いキッカーなので今シーズンを任せるべきだと思っていただけに、かなりショックです。

総評

先発22人中17名が欠場の完全なる2軍試合。

ジェッツはプレシーズンに主力を出す気は無さそうです。来週の3戦目もこんな感じになるでしょう。

 

プレシーズン2連勝ですが、主力に近いメンバーが出る前半がダメダメで、後半のロースターカットされるであろう人たちが活躍して逆転勝利するという物議をかもす内容です。

特に4thQBなんてカットされて当然の立場であるのにQB” クリス・ストレベラー”が予想外のパフォーマンスを見せるので、困ったもの。
もしかしたら、QB”マイク・ホワイト”をカットしてストレベラーを残すかもしれません。

 

プレシーズン3戦目の見どころは、ホワイトvsストレベラーの生き残りを賭けた決戦になるでしょう。

ホワイトが好きだったのですが、プレシーズン2戦のパフォーマンスを見ていると、どちらにも肩入れできない状況になりました。