乗り越えるべき試練

3連勝を目指すジェッツは苦手パッカーズと敵地ランボーフィールドで対戦。

今シーズンのジェッツがこれまで勝利した試合はフランチャイズQB不在のチームばかりだけに、QB”アーロン・ロジャース”のパッカーズに対してジェッツのD#がどこまで通用するのか、かなり不安があります。

しかし、ここで勝てなければ今シーズンもプレーオフ進出は厳しいでしょう。

今こそ、新生ジェッツの真価を試すときです!
(↑これ、何回言ってる?)

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

0

3

14

10

27

パッカーズ

0

3

7

0

10

オフェンス

プレビュー記事にて

「前半は粘って同点で折り返し、後半に得点が伸びるジェッツと伸びないパッカーズという傾向を生かし、ジェッツのペースに持ち込みたい」

と書きましたとおり、D#の硬いパッカーズ相手に前半のO#は進まないものの、私は最初から前半は捨てるつもりで観戦しました。

ロジャースに勝った時なし 3連勝を狙うジェッツの前に立ちはだかるは、強敵パッカーズ。 対戦成績を見ると昔はジェッツにとっていいカモだったのですが、QB”アーロン・ロジャース”が

 

それだけにパッカーズのエクスチェンジミスからのファンブルロストを起点に、FGで3点を先制できたのはラッキーでした。

加えてジェッツD#の奮闘のおかげで前半を3-3で折り返し、まさに理想の展開。

 

第3Qの10分ごろに「そろそろ”ザック・ウィルソン”のエンジンがかかるかなぁ・・」と見ていた矢先にWR”コーリー・デービス”へのロングパスがさく裂!

 

ブルムーブでセパレートした瞬間を見逃さない見事なパス!

 

敵陣20ydのチャンスに、今日も良プレーコールがさく裂!

「令和のエデルマン(勝手に命名)」ことWR”ブラクストン・ベリオス”のジェットモーションでタッチダウン!

前試合と同様に正面のランに強いインパクトを与えたところで急に入れるこのプレーにD#は対応できない。

まぁ、そろそろ対策されそうですけどね。

 

この後、STがパントブロックからTDを奪ってリードを広げます。

 

第3Q終盤に、もはや存在感が無いTE”C.J・ウゾマ”とTE”タイラー・コンクリン”のレシーブで敵陣に入ったところで、今日もRB”ブリース・ホール”が爆発!

 

このプレー、RB”マイケル・カーター”を後ろに配置したワンバック体型なんですけど、QB”ザック・ウィルソン”の横にRB”ブリース・ホール”がいて、WR”ブラクストン・ベリオス”がサ~っと右端にモーションするわけです。

そこからカーターが右外に走り、ウィルソンの嘘ピッチでD#全員が右外のランに釣られて、真ん中にガボッと穴が開く!

そこに「ここに居ました!」と言わんばかりのRB”ブリース・ホール”の真ん中のランで一気に駆け抜けるという、素晴らしいプレーでした。

プレーコールがハマった上でのホールの個人技が光っております!!

 

QB”ザック・ウィルソン”のスタッツは、パス10/18回110ydの0TDと低パフォーマンス。

パッカーズDB陣のガチガチのカバーに苦戦しましたが、ミスを犯さず要所で決める集中力があります。

 

パスはTOPがWR”コーリー・デイビス”の4レシーブ52yd。

WR”ギャレット・ウィルソン”はCB”ジャイア・アレクサンダー”に抑えられて機能せず。これは仕方なし。むしろ囮と考えよう。

 

ランは、本日も大活躍のRB”ブリース・ホール”がラン20回116yd獲得、1TD。

1回縦に抜けるとD#を一気にちぎる加速力があります。かつ、強靭な足腰とスティフアームでかわすパワーとテクニックを持ち合わせており、タイプ的に”エイドリアン・ピーターソン”に近いかと思います。

久々にリーグを代表するようなRBになりそうな選手がジェッツに現れた感じです。

ディフェンス

オフェンスより頑張ったのがD#陣。

特にDLがこれまでと違い、パッカーズOLを圧倒。常にポケットを押しつぶしてQB”アーロン・ロジャース”にプレッシャーをかけることに成功しました。

結果、ロジャースに36回もプレッシャーをかけて4サック!ドラ1DE”クイネン・ウィリアムス”が2サックを記録しています。

 

個人的なイメージでは、ロジャースはパスラッシュをかけてもステップアップなどで余裕でかわして、さっとパスを通す闘牛士のような華麗さを持っていたハズなのですが、今試合ではそれが見られず普通に逃げていました。

また味方の落球にかなり足を引っ張られていましたね。。あとエクスチェンジミスからのファンブルロストも致命的でした。

天候の悪さがあったとはいえ、ミスで自爆した節もあります。

 

本日もドラ1CB”ソース・ガードナー”は期待を上回る活躍です。

スタートからINT未遂でファンを沸かせ、WR”アレン・ラザード”にレシーブされても後ろからパンチでボールを叩きだす鬼のような鉄壁ぶりです。
リーチの長さがアホですね。

試合後はチーズヘッドをかぶってスタンドを煽りパッカーズファンから大ヒンシュクです。

※なぜかRG3の投稿

 

一番心配していたロングパスのインターフェアも今日は無し!これが良い意味で予想を裏切りました。

CB”ソース・ガードナー”は第4Qに頭部負傷により一時サイドラインに下がるシーンがありヒヤっとしましたが、そこは代役の”ブランディン・エコールズ”が穴を埋めました。
DB陣の層も厚くなっています。

ちなみに、パッカーズも第3QにWR”ランドール・コッブ”が第3Qに足首を負傷してロッカールームに下がる事故がありました。

 

ランD#も見事に機能して60ydに抑える優秀ぶり。
昨シーズンの開幕前からずっと負傷を引っ張ってきたDE”ビニー・カーリー”のロスタックは感動。
「またせたな!」という彼の声が聞こえましたよ。(たぶん幻聴)

スペシャルチーム

影の主役はスペシャルチームでしょう。

DE”クイネン・ウィリアムス”がFGブロックでパッカーズの先制を阻止!
さらにDE” マイケル・クレモンズ”パントブロックで、こぼれたボールをS” ウィル・パークス”が拾ってTD!

点差を突き放したい状況でSTで取った7点は、かなりモメンタムに影響しました。この7点が無かったら同点に追いつかれて負けていたかもしれません。

 

FGは”グレッグ・ズーライン”が3本中、53ydを1本外しています。まだ信頼はできないKです。

総評

パッカーズ相手に1度もリードを許さず、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームの全てで勝利!

ジェッツOC”マイク・ラルファー”はプレーコールで、兄であるパッカーズHC”マット・ラルファー”に打ち勝ってご満悦でしょう。

 

さらにQB”ザック・ウィルソン”は子供頃から憧れの存在であったQB”アーロン・ロジャース”を倒しました。

試合後は健闘を称えあってハグしますが、”ザック・ウィルソン”の胸中は複雑でしょうね。

 

さらにこの試合、パッカーズ最後のドライブにQB”ジョーダン・ラブ”が登場しパスを4回投げております。

ロジャースにも世代交代の波が押し寄せていることを感じる瞬間でした。

 

それはさておき、ジェッツは破竹の3連勝!!

対NFCとはいえ開幕前は黒星だと思っていたパッカーズ戦に勝利したことは大きいです。

若手ばかりのチームに大きな自信を与えた事はたしかでしょう。

 

さて次の試合は・・先週コルツとプライムタイムに子供にお見せ出来ないような泥沼の試合をしたブロンコスですかぁ・・

これは4連勝!!ごっちゃんしー!!!

[追記]

DE”クイネン・ウィリアムス”がAFCのディフェンス・パワー・オブ・ウィーク(AFC週間ディフェンスMVP)を受賞

2サック、3QBヒット、2ロスタックルに加えてファンブルフォースとFGブロックの大活躍でした!!

次戦も頼みます!