総評

ロジャースが全治約1ヶ月のふくらはぎの負傷を追いながらも先発出場。機動力が無く、足の踏ん張りが効かないのは明らかで、手投げのようなパスになりながらも、パスを通す。

しかし、前半は新人Cのスナップミスや、ネルソンのレシーブミスにも足を引っ張られ、TDを奪った1stドライブ以降はO#が進まない はがゆいロジャース。
(こんなところでスナップミス細胞があったのね。)

だがしかし、後半からは今の状況に対するそれなりの動き方も覚えたようで、パフォーマンスを上げて見事パッカーズを逆転勝利に導きました。

 ホットラインのWR”ジョーディー・ネルソン”を封じられながらも、WR”ランドール・コブ”とWR”ダヴァンテ・アダムズ”が両者100yd以上を獲得する活躍。もちろん、RB”エディ・レイシー”もラン101ydという安定さが、強みでしょう。

 

一方、カウボーイズもRB”デマルコ・マレー”が123yd1TDと活躍するも、ファンブルロストは痛かった。

ロモのパスが15/19回191ydと獲得ydは少ないながらも成功率は高く、2TD、0INTと最後まで試合を壊さずO#を率いたことも評価できます。

 

この試合、互角の展開を繰りひろげならも最後は、ワイルドカードのカウボーイズvsライオンズ戦と同様に判定が覆ったことが明暗を分けたのが残念でした。

ワイルドカードでは反則の取り消しをきっかけにカウボーイズがライオンズに逆転勝ちしたのですが、今回はカウボーイズが4thDownギャンブルにて、エンドゾーン手前で”デズ・ブライアント”が31ydのパスレシーブし、一度は1stDown更新とされた判定がチャレンジによってパス失敗に覆ったのです。

地面に手がついた時にボールがコントロールしていない状態でボールがフィールドについたとみなされたのですが、スローで見ても微妙で、判定が覆るほどの証拠になったのか難しいものでした。

 言われて見ればたしかにパス失敗に見えますが、成功としても問題がない様なシーンで、私は納得しづらいですが、ライオンズ戦での判定のツケがここで帰ってきたという事にしておきましょう。

 

さて、ロジャースが負傷を抱えながらも接戦を勝利したパッカーズ。次はシアトルで王者シーホークスとのチャンピオンシップに望まなくてはなりません。

最新のニュースではRB”エディ・レイシー”まで膝を痛めているとのことで、パッカーズは満身創痍の状況。

果たして、ロジャースがどのように鉄壁のD#を攻略するのか楽しみです。

 

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:本日のロジャースはパス24/35回316yd、3TD、0INT。

ハンデを背負っても300yd超えの3TDと強い。

アイアンマンの中の人に似てきましたが、まさにリアルアイアンマンです。

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:ロモはパス15/19回191yd、2TD、0INT。
マレーのランを中心に組み立てたため意外と投げてないです。

もはや最後に試合をぶち壊すロモの悪いイメージは払拭できたでしょう。
来シーズンに期待しています。