ドキュメンタリーとは思えない

オフなので、久々に映画の窓のコーナーです。

今回紹介するのは、たまたまWOWOWで放送されていたカレッジフットボールのドキュメンタリー映画「アンディフィーテッド」です。

ご存知の方といるかと思いますが、この映画は第84回 (2011年) アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞 を受賞している名作です。

しかしながら、ドキュメンタリーとは思えないドラマチックかつ熱い内容となっております。

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簡単なストーリー

アメリカ、テネシー州メンフィスにあるマナサス高校のアメフト部“マナサス・タイガース”。

結成以来、1度も試合に勝てず、メンフィスはおろか、州内最弱 と言われていたこのチームに、2004年ボランティアのコーチとしてビルが就任。

車のセールスマンからたたき上げ、自ら会社を経営するまでに至った彼 は、情熱的なトークと粘り強い指導でチームに新風を吹き込み、“マナサス・タイガース”は奇跡の躍進を遂げるようになる。

簡単な感想

実は私、恥ずかしながらこの映画を最初に見たときに、この映画がドキュメンタリーやアカデミーショーを受賞しているなどの何の予備知識も無く見ました。

途中でインタビューのシーンが入るので「これはドキュメンタリーなのか!」と思ったのですが、まるでカメラがない所でコーチと問題児が会話するカメラワークや、弱小チームが一人のコーチのトークで変わっていく展開はまるで脚本がある映画のようで、途中で「これはドキュメンタリー風に仕上げたフィクション?新手の手法か??」と、錯覚するぐらいよく出来ています。

 

あと、経営者であるビルがわざわざ自分のプライベートや家族と過ごす時間を削って、ボランティアでマナサス・タイガースに情熱を注ぐ姿や理由には心を打たれます。

ビルが次々と繰り出す名言にも注目で、カレッジフットボールに興味が無い方にも、ぜひ一度は見て欲しい内容です。

スタッフ

監督
ダニエル・リンジー

製作
エド・カニンガム
セス・ゴードン
ダニエル・リンジー
リッチ・ミドルマス