いつ見るの?今でしょ!

久々の「映画の窓」のコーナーです。

今回は、ツィッターやフェイスブックでお知らせしましたが、「ドラフトデイ」のブルーレイがキネノートのプレゼントで当たったので、それの感想文でございます。

オチを知ると全く面白くないので、詳細はなるべく伏せながら書きます。

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簡単なストーリー

弱小アメリカンフットボールチームの再建を託されたGM(ゼネラルマネージャー)を主人公に、NFL(ナショナルフットボールリーグ)のドラフト会議で繰 り広げられる駆け引きや頭脳戦をスリリングに描いた。主演はケビン・コスナー、監督は「ゴーストバスターズ」のアイバン・ライトマン。

NFLに所属するク リーブランド・ブラウンズのGMサニーは、チームのふがいない成績に責任を感じていた。挽回の策として、12時間後に迫ったドラフト会議で超大型新人の獲 得を狙うが、監督と意見が対立してケンカをしてしまい、事情を見透かされたライバルチームからは高圧的な態度で交渉を迫られる。かつてないプレッシャーに さらされたサニーは、ドラフト会議で人生の全てをかけた決断をするが……。
(映画.com より抜粋)

簡単な感想

素直な感想は、NFLファンならば、この映画はすごい面白いです。映画の冒頭に日本人向けにNFLのドラフトに関する説明があるのですが、それを見て「そんなの知ってるよ」というレベルならば、かなり楽しめます。

 

海外ドラマ「24」的にドラフト開始までカウントダウンされる緊迫感もそそりますが、この映画の上手いところは、ほとんどを占める電話で交渉するシーンでは、電話相手と画面が2分割されると片方が飛び出した状態になったり、動きをいろいろ入れて、たかが電話のシーンに飽きさせない工夫をこらしているところです。

映像効果でいえば、各スタジアムの空撮シーンが美しすぎて感動します。さすがブルーレイ。
エンドクレジット も超カッコイイので魅入ってしまいますよ。

 

上映時間も1時間40分と最近の映画では短めでお手軽。最初から最後まで飽きずに見れるので、もっと短く感じるでしょう。

あと、NFLの選手名や知識を放り込んできます。選手名など含め近年の時事ネタが多いので、早めに見ることをオススメします。

 

内容としては2014年ドラフトが舞台で、ケビン・コスナー扮するブラウンズのGMサニーが主人公。
そのドラフトではブラウンズは全体7位、そしてシーホークスが全体1位というありえない設定なのですが、そこはパラレルワールドとして楽しみましょう。

 

なんといってもスゴイのが、GMサニーの超身勝手さ。相談せずに一人でドラフト1巡を3つもシーホークスに渡して、ドラフト1巡をGETしてドラフト目玉のQBの獲得を勝手に決めちゃうことにビックリです。

そして、オーナーはご満悦だがHC含めてスカウト陣は大混乱し、内部分裂が発生。しかし、時間が迫る中でこのドラ1QBに何か問題がある疑惑が持ち上がり、考えがコロコロ変わる上にスタッフ内の愛人に対して「俺はどうすればいい?」と聞く始末。

「おい、お前はGMだろ!?」と、思わずツッコんでしまうツッコミ要素が満載です。

 

ドラフトの内情も知れるところも楽しいです。たとえば上位で取られるハズの選手がスルーされたら、「なぜスルーする?何か我々が知らない問題があるのか!?」とヨソのチームは大混乱。しかも時間が無いから余計にパニくる様が描かれてます。こういうの何か本当っぽいです。

「こうやって、”ジーノ・スミス”は2巡までズルズル落ちたのね」と思いました。
(実際にセリフの中でジーノの話も出てくる)

あと、チームの将来を賭けて犠牲が多いトレードアップしかけてQBを取ろうとする様に “RG3″が頭をよぎったり、「実際にブラウンズって、マンジール含めてずっとQBをコロコロ取って失敗しかしてないよね」と、リアルと重ねて考えてしまう面白さも、この映画だけの特権でしょう。

 

まぁ、結局 はライアン・リーフ と トム・ブレイディ を比較対象に出されてしまったら、データや事前準備なんて無意味に思えてしまいますけどね。。

 

スタッフ

監督
アイバン・ライトマン

製作
アイバン・ライトマン アリ・ベル ジョー・メジャック

製作総指揮
トム・ポロック