攻略ビッグウェーブ

ワイルドカード3戦目はAFCの最後、第7シードのブロンコスが第2シードのビルズに挑みます。

 

ブロンコスは今シーズンのサック数がリーグ1位であり、ハンパない津波のようなパスラッシュがビルズQB”ジョシュ・アレン”に襲いかかります。

 

さらにブロンコスのQBはドラ1ルーキー”ボー・ニックス”であり、ルーキーQBがビルズを倒せばジャイアントキリングとなり、プレーオフを盛り上げる事間違いでしょう。

 

やってしまえブロンコス!ビルズなんて大したことねぇ!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ブロンコス

7

0

0

0

7

ビルズ

3

7

11

10

31

総評

初っ端からブロンコスQB”ボー・ニックス”がファーストドライブでロングパスTDを決めてファンを驚かせます。

 

第2Qでは、自陣で大胆すぎるフェイクパントでファーストダウン

 

スーパーボウルで後半開始と同時にオンサイドキックを仕掛けたセインツ時代のショーン・ペイトンらしい意表を付いた策です。

 

このようにブロンコスはイケイケで攻めるのですが、FG失敗もあり得点は最初の7点のみ。

AFC分析編で書いたとおり、ブロンコスにはランを出せるRBがおらず武器は”ボー・ニックス”のミドル以上のパスのみであり、これは安定して決まらずオフェンスが長続きしません。

 

一方、ビルズはブロンコスの強力なパスラッシュを封じるためにランとショートパス攻勢で、とにかく時間をかけて得点するスタイルで攻めます。

 

RB”ジェームス・クック”と元ジェッツのRB”タイ・ジョンソン”でチクチク攻めあがったり、6人目のOLを入れたりなどアレンがパスラッシュの的になる事を徹底的に避けます。

 

前半は 7-10 とロースコアで終わるのですが、この作戦が効いてくるのが後半。

そう、ブロンコスのディフェンスは疲弊するのです。

 

最終的な両者のタイムポゼッションはブロンコスの18:17に対して、ビルズは41:43。

!∑(゜ Д゜)

 

つまりビルズはブロンコスの倍以上の時間をオフェンスしており、ブロンコスのディフェンスはそれに付き合わされてボロボロ。

そうなれば、パスラッシュも弱まり、アレンにパスを投げる余裕が出ます。

 

第3Qの終盤はこんな感じでボールを長時間保持して、RB”タイ・ジョンソン”へTDパスをヒットします。

 

後半に一気に点差が開いき7-31で、ビルズが横綱相撲で勝利しました。

 

ビルズQB”ジョシュ・アレン”のスタッツは、パス20/26回272yd獲得、2TD。ランで8回46yd獲得

 

アレンは今シーズン、逃げるのが上手くなりすぎた半面プレッシャーを受けるとコントロールが狂いやすく、サックを1回でも喰らったドライブはTDで終わらせる確率が22%まで落ちるとの事。

 

うまくブロンコスの強みを逆手にとった戦略がハマりましたが、次の相手テキサンズには通用しないでしょう。

 

一方、ブロンコスQB”ボー・ニックス”のスタッツは、13/22回144yd獲得、1TD。

ラン4回48ydはチームで圧倒的にTOPです。

そのくらいランを使いませんでした。

 

加えてレシーブはWR”コートランド・サットン”頼みになります。

WR”ステフォン・ディグス”がシーズンエンドしていなければ、違った結果になっていたかもしれません。