デトロイトの憂鬱

AFCに続きNFCの第一シード、ライオンズが登場。

昨シーズンはチャンピオンシップで49ersに敗北し、惜しくもスーパーボウル出場にはなりませんでした。

のるかそるか NFCチャンピオンシップは、32年ぶりのチャンピオンシップ進出かつ初のスーパーボウル制覇を目指すライオンズと、3年連続でチャンピオンシップ出場の第1シード49ers

 

今度こそ念願のスーパーボウル出場に期待がかかりますが、対戦相手は異常なほどルーキーらしくない風格があるドラフト全体2位のQB”ジェイデン・ダニエルズ”率いるコマンダーズです。

 

 

RB”デビット・モンゴメリー”も復帰し、1週間の休みが与えられた上にホームゲーム。

ライオンズにかなり有利な試合ですが、果たして結果は?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

コマンダース

3

28

0

14

45

ライオンズ

7

14

7

3

31

総評

明暗を分けたターンオーバー

スコアを見ての通りなんと第1シードのライオンズが2ポゼッション差で敗北!

何がライオンズの敗因だったのかというとスコアを見てわかるように第2Qで28点、つまり4ポゼッション分も失点したことです。

 

序盤のライオンズは、コマンダーズのマリオタを起用したギャンブルを阻止したり、RB”ジャミア・ギブス”が走りまくってペースを掴みました。

 

TE”サム・ラポルタ”のワンハンドTDレシーブは圧巻。

 

途中、ゴフが負傷し、プレーオフ直前にやとったQB”テディ・ブリッジウォーター”がTDドライブを演出するシーンもありました。

 

コマンダーズも負けじとWR”テリー・マクローリン”のTD。

 

 

しかし、ゴフがファンブルロストしたり、インターセプトからPICK6されたり次々とミスを犯します。

 

X上では「ゴフった!」の嵐!

 

前半最後のオフェンスもインターセプトされました。

 

 

ゴフが前半に3ターンオーバーも献上し、前半終了時のスコアが31-21 でコマンダーズが10点リード。

たった10点といってもミスが絡んだ自滅による失点だと精神的な負荷は大きいでしょう。

 

そして第3QにライオンズがTDを決めて一時は31-28と3点差まで詰め、これから逆転という空気でしたがミス発生。

ここぞとばかりに繰り出したトリックプレーからのロングパスがインターセプトされます。

 

おそらくこれがライオンズの切り札だったのでしょう。

それがまさか裏目に出るとは、とほほ・・

(つ∀`*)アイタ~!

 

この直前のドライブでコマンダーズに8分も使われTDを奪われただけに、このターンオーバーは致命的でした。

さらにこれを起点にまたもTDを獲られ、ライオンズは涙の敗北。

 

終わってみればコマンダーズのターンオーバー0回に対して、ライオンズが5回の大爆死でした。

ちゃんちゃん

過去最強のライオンズ、まさかの敗戦にファンは・・

2年連続地区優勝で初の第1シードとチーム史上最強に間違いないライオンズがまさかの敗北。

ちなみにこの試合のチケットは最高額で991ドルで、これはスーパーボウルを除いて最高額とのこと。それほど地元ファンの期待は大きかったのです。

 

初のスーパーボウル制覇に期待を胸膨らませたファンが絶望するところを残酷にも中継カメラが抜きまくったので、その一部を掲載します。

 

いつもはカウボーイズの役目であるファンのデスマスク、定番のカップル。

 

一家の悲壮感が凄いです。かける言葉がありません。

 

カメラ目線の腕組みおばさん。ショックのせいかポーズは蝋人形のようにこのまま固まっています。

ジェッツが1分間に21点取られた時の地蔵のようなファイヤーマン・エドを思い出しました。

 

HCダン・キャンベルすら残り7分もあるのに涙目。これは将としていかがなものか。

 

この試合の解説にスーパーボウルを7度制覇したバケモノ、ブレイディ様が入っていました。

「まだライオンズには早すぎたようだね!」と、言ったかどうか定かではないですが身振り手振りを交えて流暢に喋っております。

GOAT、何でもできます。

 

 

それではシメのスタッツ確認。

 

勝利したQB”ジェイデン・ダニエルズ”のスタッツはパス11/31回299yd獲得、2TD、0INT。ランで16回51yd獲得。

1回戦はラスト0秒まで分からぬ接戦を制してチームを19年ぶりのプレーオフ勝利に導き、今回は第1シードを大差で撃破するという偉業を成し遂げました。

 

ディフェンスのおかげとはいえ、終始オフェンスを崩さずチームを率いた冷静さはルーキーとは思えません。

あと1勝すればルーキーQB初のスーパーボウル出場の快挙となります。

 

 

一方、やぶれたQB”ジャレッド・ゴフ”のスタッツはパス23/40回313yd獲得、1TD、3INT。

RB”ジャミール・ギブス”というスーパーRBも、リードされ時間が無くなりランが使いにくくなる展開になると封じられます。

 

果たしてライオンズは来シーズンもプレーオフに出場できるのか?

それともジェッツ側に戻ってくるのか?(ブラウンズも帰ってきたし)

それは神のみぞ知ります。