デトロイトの憂鬱
AFCに続きNFCの第一シード、ライオンズが登場。
昨シーズンはチャンピオンシップで49ersに敗北し、惜しくもスーパーボウル出場にはなりませんでした。
今度こそ念願のスーパーボウル出場に期待がかかりますが、対戦相手は異常なほどルーキーらしくない風格があるドラフト全体2位のQB”ジェイデン・ダニエルズ”率いるコマンダーズです。
RB”デビット・モンゴメリー”も復帰し、1週間の休みが与えられた上にホームゲーム。
ライオンズにかなり有利な試合ですが、果たして結果は?
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
コマンダース |
3 |
28 |
0 |
14 |
45 |
ライオンズ |
7 |
14 |
7 |
3 |
31 |
総評
明暗を分けたターンオーバー
スコアを見ての通りなんと第1シードのライオンズが2ポゼッション差で敗北!
何がライオンズの敗因だったのかというとスコアを見てわかるように第2Qで28点、つまり4ポゼッション分も失点したことです。
序盤のライオンズは、コマンダーズのマリオタを起用したギャンブルを阻止したり、RB”ジャミア・ギブス”が走りまくってペースを掴みました。
TE”サム・ラポルタ”のワンハンドTDレシーブは圧巻。
SAM LAPORTA 😱
pic.twitter.com/y8VhRok2Xq— PFF (@PFF) January 19, 2025
途中、ゴフが負傷し、プレーオフ直前にやとったQB”テディ・ブリッジウォーター”がTDドライブを演出するシーンもありました。
コマンダーズも負けじとWR”テリー・マクローリン”のTD。
TERRY MCLAURIN OH MY GOODNESS
pic.twitter.com/Dovpp5YH0w— PFF (@PFF) January 19, 2025
しかし、ゴフがファンブルロストしたり、インターセプトからPICK6されたり次々とミスを犯します。
COMMANDERS STRIP SACK JARED GOFF
(via @NFL)pic.twitter.com/DbPGeJvrds
— Bleacher Report (@BleacherReport) January 19, 2025
Oh snap pic.twitter.com/t0GVv5b3LD
— Ari Meirov (@MySportsUpdate) January 19, 2025
X上では「ゴフった!」の嵐!
前半最後のオフェンスもインターセプトされました。
Goff is PICKED in the end zone!
: #WASvsDET on FOX
: Stream on @NFLPlus pic.twitter.com/Ds9DhjRAEG— NFL (@NFL) January 19, 2025
ゴフが前半に3ターンオーバーも献上し、前半終了時のスコアが31-21 でコマンダーズが10点リード。
たった10点といってもミスが絡んだ自滅による失点だと精神的な負荷は大きいでしょう。
そして第3QにライオンズがTDを決めて一時は31-28と3点差まで詰め、これから逆転という空気でしたがミス発生。
ここぞとばかりに繰り出したトリックプレーからのロングパスがインターセプトされます。
Jameson Williams should know not to throw this. This is insane. pic.twitter.com/tzdhyk0UjE
— Ari Meirov (@MySportsUpdate) January 19, 2025
おそらくこれがライオンズの切り札だったのでしょう。
それがまさか裏目に出るとは、とほほ・・
(つ∀`*)アイタ~!
この直前のドライブでコマンダーズに8分も使われTDを奪われただけに、このターンオーバーは致命的でした。
さらにこれを起点にまたもTDを獲られ、ライオンズは涙の敗北。
終わってみればコマンダーズのターンオーバー0回に対して、ライオンズが5回の大爆死でした。
ちゃんちゃん
過去最強のライオンズ、まさかの敗戦にファンは・・
2年連続地区優勝で初の第1シードとチーム史上最強に間違いないライオンズがまさかの敗北。
ちなみにこの試合のチケットは最高額で991ドルで、これはスーパーボウルを除いて最高額とのこと。それほど地元ファンの期待は大きかったのです。
初のスーパーボウル制覇に期待を胸膨らませたファンが絶望するところを残酷にも中継カメラが抜きまくったので、その一部を掲載します。
いつもはカウボーイズの役目であるファンのデスマスク、定番のカップル。
一家の悲壮感が凄いです。かける言葉がありません。
カメラ目線の腕組みおばさん。ショックのせいかポーズは蝋人形のようにこのまま固まっています。
ジェッツが1分間に21点取られた時の地蔵のようなファイヤーマン・エドを思い出しました。
HCダン・キャンベルすら残り7分もあるのに涙目。これは将としていかがなものか。
この試合の解説にスーパーボウルを7度制覇したバケモノ、ブレイディ様が入っていました。
「まだライオンズには早すぎたようだね!」と、言ったかどうか定かではないですが身振り手振りを交えて流暢に喋っております。
GOAT、何でもできます。
それではシメのスタッツ確認。
勝利したQB”ジェイデン・ダニエルズ”のスタッツはパス22/31回299yd獲得、2TD、0INT。ランで16回51yd獲得。
1回戦はラスト0秒まで分からぬ接戦を制してチームを19年ぶりのプレーオフ勝利に導き、今回は第1シードを大差で撃破しチームを33年ぶりのチャンピオンシップに導く偉業を成し遂げました。
ディフェンスのおかげとはいえ、終始オフェンスを崩さずチームを率いた冷静さはルーキーとは思えません。
あと1勝すればルーキーQB初のスーパーボウル出場の快挙となります。
一方、やぶれたQB”ジャレッド・ゴフ”のスタッツはパス23/40回313yd獲得、1TD、3INT。
RB”ジャミール・ギブス”というスーパーRBも、リードされ時間が無くなりランが使いにくくなる展開になると封じられます。
果たしてライオンズは来シーズンもプレーオフに出場できるのか?
それともジェッツ側に戻ってくるのか?(ブラウンズも帰ってきたし)
それは神のみぞ知ります。
ジェッツ狂さん、いつもありがとうございます!
早くジェッツのプレーオフ戦の記事が見たい限りです。
ダーノルドもそうですが、ゴフもまた本来のクオリティがプレーオフになると顔を出したような気がしてます。
特別パスラッシュのプレッシャーがかかったようでもないのに、なぜ彼はラムズ時代から突然ゾーンの網にひっかかるのか。
彼がイマイチだからトリックプレーも意外性がなく、仕掛けるしかなかったのかな感がありました。
ブレイディさんもシーズンで一番大事なドライブだとコメントした場面でトリックプレーですからね…
フランチャイズQBがいるなら、あんまりしない選択かなと。
一方ジェイデンダニエルズですが素晴らしかったですね…
新人への思いやりもあるプレーコールでしたが、彼の冷静さが光ってました。
いざとなれば走るという決め事があるのか、無理な試投をしない。
コマンダーズの象徴になりそうです。(人格とかがヤバくないことを祈るのみ)
※ちなみにダニエルズのパス成功数のスタッツが11になってますが、22が正しいです!その成功率だとゴフみたいなレイティングになっちゃいます。笑笑
ご指摘ありがとうございます。スタッツは修正いたします。
ジェッツのプレーオフの記事が見たいのは、私も同じ。プレーオフチーム紹介すら書いた事ありません。
一体、いつになったらかけるのやら。。
5回のターンオーバーではそりゃ負けますね!(◎_◎;)
負けるとしたらこーや感じやろなだと思ってた通りの負け方でした。怪我人続出でも第一シードとって北地区二連覇して、昨シーズンはまぐれやないぞっ!と示してくれただけでもよしっ!!(言い聞かせて)
このままプレーオフ常連にはなりたいですっ!!!
実際、ライオンズは見違えりました。
これはジェッツをはじめとする万年床のチームにも希望を与えてくれました。
来シーズンはライオンズに続くAFC第1シードになるチームに変化すると期待しています。
いつも楽しませてもらっています。
バリー時代からのライオンズファンですが、せめてイーグルスかラムズに負けてもらいたかったです。今年のコマンダーズに負けてしまうのでは今後勝ち上がれるイメージがわきません。
死ぬまでにSB制覇を見たかった、ということで今後とも仲良くして下さい(涙)
来シーズンどうなるか気になりますね。
まぁゴフがいるうちはまだ大丈夫かと。
ジェッツは早めにSB制覇しておいてよかったです。
キャンベルコーチの表情はあんまり気にしてませんでした。
さすがの指摘ですね!
私は4Q入ってすぐのライオンズオフェンス、ハドルしてたのが気になりました。
いやもう時間を考えたら、ノーハドルで行くべきだろ勝つ気あるのかと思って見てました。
もしかしたらシュガーハドルで時短はできてたかもしれませんが…
ヘッドコーチかオフェンスコーディネイターが自分たちのコールで管理下に置きたいタイプのマネジメントをするのかもしれませんが、ゴフも急いで欲しかったですね。
そういうマインドから逆転劇は生まれると思います。
ブレイディ、マニング、ロスリスバーガーのような二つ以上リング持ってるQBならノーハドルですよ。
無論、マホームズも。
終盤、ずっと涙目なのがもう・・
並みならぬ思いでここまでやってきたと思うのですが、ちょっと泣くのが早かった気しました。
ゴフはノーハドルでオフェンスを勢いづけれないという指摘はなるほどです。
ワシントンファンのみなさんおめでとうございます!
30何年ぶりのNFCチャンピオンシップ進出ということで、中継で当時の映像(QBマーク・リッピン)も流れてましたが、20年位前までは守備とランが強ければQBはそこそこレベル(リッピンの他、タンパのブラッド・ジョンソンとか)でもスーパーボウルに勝てたんですよね。
最近は一流のQBでなければプレーオフを勝ち上がることは難しくなっており、ダニエルズにはその資格がありそうだなと思う一方、「リッピンがジムケリーに勝てた」時代が懐かしく感じられたりもします。
老害的な感想ですいません。
当時のQBはマーク・リッピンだったのですね。この間ジェッツに息子が居ましたがどこかに行きましたね。
私もどんどんダニエルズを応援したくなってきまして、イーグルスファンには悪いのですがCPはコマンダーズを応援しようかと思ってます。