しっちゃか めっちゃか

開幕2連敗の上にQBジャスティン・フィールズが欠場という大ピンチのジェッツ。

相手はNFC南の王者かつ、開幕2連勝と絶好調のバッカニアーズです。

 

この試合、最終スコアだけ見ると両者とも点を取っての素晴らしい接戦に見えるのですが、その内容は両者フラストレーション溜まりまくりのカオスなのでした。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

3

3

0

21

27

バッカニアーズ

3

17

3

6

29

オフェンス

タイロッド・テイラー、先発の器で無い

先発は2年ぶりに先発を務めるQB”タイロッド・テイラー”ですが、やっぱり期待外れでした。

 

ファンブルロストに加えて、前半終了間際のPICK6が致命的です。

前半終了残り17秒、これまで大したオフェンスしていないのに、ここでムリ投げする必要あったのか?

 

最終的に2点差で負けたので、このPICK6が非常に悔やまれます。

 

私の予想通りテイラーは緊急時のバックアップでありフィールズに代わる先発の器ではありません。

開幕ロースターは、QB”エイドリアン・マルチネス”かQB”ブレイディ・クック”などの有望な若手をバックアップに据えて、テイラーはあくまで指南役にすべきでした。

 

パスで唯一見れたのは、やっぱりWR”ギャレット・ウィルソン”です。

テイラーの酷いハイボールやターンボールといったスパルタパスもレシーブしやがりました。

 

これぞ金のとれるWR。しかもチーム状況がどうあろうと常に全力なんですよ。

今のジェッツにはもったいなすぎる存在です。
(´д`lll)

OCがよく分らない

なんといっても全般的にOCのコールが酷い印象を受けました。

 

象徴的なのが前半で自陣44ydでの4yd-1ydのギャンブルのシーン。

本日はOLが良くなく、特にLT”オルムイワ・ファシャヌ”が絶不調で散々抜かれているにも限らずに、ギャンブルはワンバックからHBが真っすぐ突っ込むだけ。

 

これを元ジェッツで迷惑男のLB”ハーソン・レディック”に止められてギャンブルを失敗します。

 

 

そして第3Qにバッカニアーズに3ポゼッション差つけられて、9分も時間を使われた後のオフェンスで、ジェッツは通らないランを連発。

「大差がついて時間がないのに、時間が惜しくないのか?」

と思っていたら、このドライブのラストは4yd-12のギャンブルを仕掛けて当然失敗するのですよ。

アホなのか?と素直に思いました。

 

しかし第4Qにパスを投げまくって、慌てて2TDを取ります。

居るか居ないか分からなかったWRアレン・ラザードをやっと認識できたTDパスもありました。

 

もっと早い段階で、コレをやっておけば良かったのに・・・
( ̄Д ̄;;

 

RB”ブリース・ホール”のランは今日も不発で、9キャリー21ydでした。

前に抜けたい気持ちだけが出ちゃって、もうちょっと緩急をつけて走れないものか。

 

最悪に見えたオフェンスも、なんやかんやで第4Qだけで21点取って1回逆転したものの負けちゃいます。

どさくさに紛れて勝利しても仕方ないぐらい負けてしかるべき内容でした。

ディフェンス

ホールディング乱舞

ジェッツのディフェンスが絶不調でしたが、IR入りが続出したバッカニアーズOLのホールディング乱発にかなり助けられました。

 

特に序盤のバッカニアーズのドライブでわずか7プレーの中で4回ホールディングしやがりました。

 

進まれてもホールディング、進まれてもホールディング・・・

試合が進まん!!
(屮゜Д゜)屮

最終的にバッカニアーズの反則は12回124yd罰退。これでジェッツが勝てない事が不思議です。

CBソース・ガードナー不調

CB”ソース・ガードナー”もダメダメでした。WR”マイク・エバンス”にロングパスのレシーブを許した上に、パス・インターフェアランスで大きな罰退もあり、足を引っ張りました。

 

さらに今年のドラ1(全体19位)WR”エメカ・エブカ”にもやられます。

 

ベテランWRが名物のバッカニアーズですが、新しい芽も出てきました。

 

しっかしガードナーはWR”ギャレット・ウィルソン”と違って、チームの状況でパフォーマンスが左右しますね。もはや心が折れてるのかもしれません。

契約延長したものの、いつトレード志願するか分からないので心配です。

QBベイカー・メイフィールドを捕まえられない

QB”ベイカー・メイフィールド”のスクランブルに対して、歯が立たないジェッツ。

面白いようにタックルをかわされるシーンが目立ちました。

メイフィールドが素直に凄いのですが、前回のビルズ戦といいミスタックルが多く、LB”C.J・モズリー”の不在がここにきて響いている気がします。

 

メイフィールドのスタッツは、パス19/29回233yd獲得、1TD。ランで4回44ydでした。

つまり、メイフィールドのランは平均10yd越えです。

トホホ・・

スペシャルチーム

ここが今日のダイジェストでしょう。

第4Qの2ミニッツ。20-26でバッカニアーズが6点リード。

ここでバッカニアーズが43ydのフィールドゴール・トライ。入れば2ポゼッション差となり、ジェッツへのトドメとなるシーンでした。

 

このトドメをなんと

FGブロック!!!

からの

リカバー・タッチダウンンン!!!

 

まさにアニメのような出来すぎの起死回生の大逆転!!

やったのは元ドラ1のDE”ウィル・マクドナルド4世”のワンマンプレー。

 

HC”アーロン・グレン”も謎の民族ダンスを踊りだす!

 

私はOLを飛び越えた次点で「あ、反則取られるやつね。ご苦労さん」と思っていたら、どうやら触れていないので有効!

トドメを刺されると思ったら、窮鼠猫を噛むの1点リードで勝利は目前!!!

 

「私の人生にこんな事があってもいいのかしら・・」

と、喜んだのも束の間、残り時間1:49をジェッツのディフェンスは耐えきれず、FGレンジまで進まれて再逆転されて試合終了でした。

ちゃんちゃん。(TωT) 

 

まぁ、ジェッツだからこんな事だろうとは思いましたけど、一瞬は夢が見れました。

総評

反則連発でストレスたまりまくり、かつ第4Qまでの内容が酷すぎて非常に疲れる試合でした。

 

オフェンスもディフェンスもハマっておらず、接戦はバッカニアーズの反則のたまもの。

コーチ陣の未熟さが見えます。

最後の猛襲は勢いですね。計算したオフェンスではないでしょう。

 

開幕3連敗の上に、この内容は絶望しかありません。

元から再建シーズンと思っていたので、もう変な期待はせず、2026年ドラフトの目玉となるマニング家の秘蔵っ子QB”アーチー・マニング”を獲るためにタンクに徹するのが賢明な気がしてきました。

 

現時点で開幕3連敗したチームは、ジェッツ、ドルフィンズ、セインツ、テキサンズ、タイタンズ、ジャイアンツ。

 

タイタンズは今年のドラフトで全体1位を獲得してるので手を出しづらく、テキサンズはストラウドというフランチャイズQB確定の存在がおり必ず上がってくると信じているので除外すると、全体1位獲得を目指すライバルはドルフィンズ、セインツ、ジャイアンツ になるでしょう。

 

なかなかの強敵ですね。セインツなんて開幕からよく分らない先発を据えてる次点で、最初から全体1位狙いと言う陰謀が見えます。

 

それにしてもこの時期からドラフト全体1位を視野に入れなければならないとは、悲しすぎます。

(TωT)