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はりタダものではない男
JETSは今期、大金をつぎ込み大型改革を行いました。その改革の最後に復帰したもののパッカーズと交渉が決裂した”ブレット・ファーブ”を獲得。
チャドをカットしてキャップスペースを空けたとしても、JETSはベースサラリー1200万(約13億)の選手を獲得して財政は大丈夫なのかと不安ですが、ファーブの場合は他の選手とは事情が違います。

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NFL JANPANのコラムからの抜粋ですが、ビジネス面から見るとファーブを獲得した事による経済効果は1300万~1500万ドルに及ぶそうです。
トレード直後にさっそくお金を生んだのが、まるで前もって準備していたかのような公式サイトでのファーブジャージの販売。
初日に6500枚以上の申し込みがあり、これは同サイトでの1日のオーダー数の新記録。
トレードが報道された次の日はニューヨークやマンハッタンでTシャツなどが絶えず売れ続けたとの事。
トレーニングキャンプにも1万人以上が訪れ見学。飲食関連など付近に落とした金も莫大なものになりました。

そして試合観戦者数にも大きく影響します。既にシーズンチケットが販売されチームへの直接の収益にはなりませんが、最近では再販システムが進んでおりその額は軒並み上昇。
ファーブ初登場のレッドスキンズ戦はプレシーズンの試合に関わらずスタンドの7割に客が入り、こぞってNo4のジャージを着ている光景がありました。
加えて日本では当初9月にジェッツの試合は1試合も放送予定が無かったのに、急遽WEEK1の生中継が決定。

ジェッツのQBとは伝説のQB”ブロードウェイ・ジョー”こと”ジョー・ネイマス”の流れを組む花形ポジション。そして巨大都市ニューヨークが舞台という事でその効果は更に波及する事が予想されます。

“ブレット・ファーブ”の価値は彼に払う年棒以上のものをチームにもたらしてくれました。
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[引用:NFL JAPAN]

ジェッツに莫大な経済効果をもたらすといわれるブレット・ファーブ。
現地8月6日の夜に成立したQBブレット・ファーブのパッカーズからジェッツへのトレード。今年のベースサラリーが1200万ドル(約13億円)というファーブがパッカーズと交わした高額契約と38歳という年齢などから、このトレードを不安視する声も無くはない。

ただビジネスという面から見ると、この移籍は十分に元が取れるというのがもっぱらの見方となっている。ファーブのもたらす経済効果が1300万~1500万ドル(約14~16億円)にも及ぶと見られているからだ。

その”効果”がまず現れたのが、移籍決定直後の同月7日の朝6時からNFLの公式通販サイト、NFLshop.comが受付を始めたファーブのレプリカ・
ジャージの申込みだった。なんと7日の1日だけで、6500枚以上の申込みがあったのだという。これは同サイトでの1日のオーダー数の新記録となった。それまでの最高記録がトニー・ロモ(ダラス・カウボーイズ)のジャージに対する約900だというから、いかにすごい数字であるかわかる。

またここニューヨーク、マンハッタンのスポーツ店では8日からファーブの背番号がプリントされたジャージやTシャツが発売されたが、開店前から列ができ、1日中購入する客が後を絶たなかった。

トレーニング・キャンプに詰めかけるファンも急増している。ファーブが初めて練習に参加した9日には通常より8000人も多い、約1万500人ものファンが見学に訪れた。もちろん彼らはグッズを買い、飲食をしてくれるのである。

もちろん試合観戦の需要も拡大すると見られている。ある専門家によれば観戦を望むファンが1試合2000人は増えるだろうと予想していた。ジェッツの場合、チケットはシーズン・チケットで完売しているのでチームの収入が直接増えることはないように見える。しかし現在アメリカではシーズン・チケット所有者が余ったチケットを再販売するシステムが普及しており、需要増はその市場を刺激しているのだ。ジェッツ自体もこの再販売システムを導入している。

例えば地元開幕戦となる9月14日のニューイングランド・ペイトリオッツ戦は1階席が軒並み1,000ドル(約11万円)以上、中には2,500ドル(26万円)以上の値がつけられているチケットもあるほどだ。

また16日に行われたプレシーズン・ゲームのワシントン・レッドスキンズ戦では、ファーブが初先発ということもあって、この時期としては珍しくスタンドの7割近くが埋まった。またパッカーズ時代のジャージを着たファンが多く見られたのも珍しい光景だった。
ここまで経済効果が大きくなっているのはファーブの人気とアメリカ最大のマーケットであるニューヨークのチームであるという2つの要素が相乗効果を生んだ結果といえるだろう。

さらに”ファーブ効果”が拡大するかどうかはファーブとジェッツの開幕からの活躍にかかっている。開幕が楽しみだ。