コツコツ vs 一発

開幕戦は落としたもののシーズンはこれから。

しかし、2戦目は昨シーズンプレーオフまであと1勝のところで敗戦した魔境、ラルフ・ウィルソン・スタジアムで早くも元JETSのHC”レックス・ライアン”が率いるビルズとリベンジマッチです。

レックス・ライアン はAFC東を制するには、越えねばならない壁。しかも双子の弟”ロブ・ライアン”と兄弟合体したビルズを相手に、はたしてJETSはどう戦うのか!?

ちなみに、今試合はツィッターの初のライブ無料配信ということで、#TNF のハッシュタグがトレンド入りするぐらい盛り上がりました。

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スコア&ダイジェスト

2016年09月16日 @ニューエラ・フィールド*下がホームチーム

    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ジェッツジェッツ (1-1-0) 6 14 7 10   37
ビルズビルズ (0-2-0) 7 3 14 7   31

 

オフェンス

QB#14″ライアン・フィッツパトリック”のハイパフォーマンスで勝利したが、個人的にターニングポイントは最初のドライブ。

QB#14″ライアン・フィッツパトリック”がファンブル後に3rdDownでサックされて終わったと思ったら、ビルズCB#24″スティーブン・ギルモア”のホールディングで助かったシーンです。

QB#14″ライアン・フィッツパトリック”にとったらビルズHC”レックス・ライアン”は、ビルズ時代にフランチャイズQBになりかかった時、JETSのHCだったライアンにトラウマレベルで打ちのめされ、JETSに移籍して逆の立場で2度対戦した昨シーズンも勝てなかった天敵。

加えて自身初のプレーオフ出場のかかったWeek17で敗北した場所で早くも再戦なんて、普通の精神状態で臨んでいなかったでしょう。

最初のドライブは精細を欠いていて、ここでファンブル&サックでパントで終わっていたら、悪いイメージを払拭できなかったと思います。

 

しかし、運よく1stDonwを更新し、その後もWR#81″クインシー・エヌンワ”の活躍やスクランブルでの1stDown更新で、最後はFGで先制できた事で吹っ切れたと思います。

 

結果、パス24/34回374yd獲得、1TD という素晴らしいパフォーマンスを見せました。
特筆すべきが、レシーバーへの投げ分け。

WR#87″エリック・デッカー”6キャッチ126yd、1TD。WR#15″ブランドン・マーシャル”6キャッチ101yd。WR#81″クインシー・エヌンワ”6キャッチ92yd と、3人に同じ回数を100yd前後で投げ分けています。

昨シーズンはマーシャルだけ何試合も100ydレシーブ越えで、明らかにマーシャル頼みでしたが、今回はデッカーのみならずWR#81″クインシー・エヌンワ”までも同じぐらい投げ分けました。

WR#81″クインシー・エヌンワ”にはめっちゃ助けられました。3rdDown-Longでだいたい1stDownを更新したのはエヌンワです。ビルズD#は当然、デッカーとマーシャルを警戒するので、WR#81″クインシー・エヌンワ”が空くのでしょう。

そして、WR#81″クインシー・エヌンワ”を警戒しだすと、堅実なルートランのWR#87″エリック・デッカー”が爆発し、スライディングレシーブやTDレシーブなど要所で素晴らしい仕事をします。

全てはQB#14″ライアン・フィッツパトリック”のコントロールのおかげでしょう。プレッシャー受けながらでも、カバーされてるデッカーに何度も素晴らしいリードパスを投げます。
プレッシャーに負けてターンボールでも投げようものなら速攻でINTですよ。QB”ジーノ・スミス”ならそうなっていました。

かつ、エヌンワやマーシャルには身長差でCBには届かないパスを投げます。
ガンガン リードパスや中央へのミドルを通すシーンとかブレイディみたいで驚きました。

途中でマーシャルが負傷してロッカールームに下がるシーンはさすがに焦りましたが、無事にフィールドに戻ってきたのも勝因でしょう。

 

RBは、RB#22″マット・フォーテ”が100yd獲得3TDと爆発。しかし30回もキャリーしてるので平均に直すと3.33ydってたいした事は無いんですよね。

だが、このタフさが大事。JETSがチャンピオンシップに行った時の”トーマス・ジョーンズ”もひたすら一人でランしまくって、相手D#を疲弊させるのが目的でした。

フォーテの最後のTDランは、がっぽりと巨大な穴ができてまして、ビルズのD#が明らかに疲れ切っていたのが明白。あとなかなか倒れない強靭な足腰も必見です。

ベアーズ時代に驚異的なレシーブ記録を打ち立てたので、器用で軽いRBかと思っていましたが、強引にゲインするパワーもあり、マーシャルに続きベアーズからの獲得は正解でした。

OLも努力を見せ、今回も被サック1回。すんごいポケットが小さくなるシーンが多かったのですが粘りを見せます。

 

JETSは長い間、パスO#が苦手で「グラウンド&パウンド」という言葉で誤魔化し、マニングやブリーズみたいなパスハッピーO#なんて、所詮は他人事だと思ってましたが、ここにきてパスハッピー時代が到来。

一時期は、JETS関係者に「あれはゴミにパスを投げてるんだぜ」と言われるぐらいレシーバー陣がクソみたいた時もありました。それだけに、このスタッツは感動ものです。

 

昨シーズンはあれだけカバーが厚かったビルズのDB陣が今回はザルだったのは、JETSの成長のおかげか?

それとも“ロブ・ライアン”が就任したチームは、みんなこうなるのか?それは定かではありません。